マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2562937

ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ

公開日: 2011年8月10日

バージョン: 1.0

要訳

お知らせ内容 セキュリティ更新プログラムの公開
セキュリティ更新プログラム サポート技術情報 2562937
被害報告 他社製品のため被害報告は掲載していません。
回避策 あり
対応方法 サポート技術情報 2562937 で提供しているセキュリティ更新プログラムをインストールしてください。

※ 上記の情報は、公開日または最終更新日の情報を基に作成しています。

バージョン: 1.0

概説

概要

マイクロソフトはこのアドバイザリとともに、ActiveX の Kill Bit の新しいセットを公開しました。

この更新プログラムは次のサードパーティのソフトウェア用の Kill Bit を設定します。

  • CheckPoint SSL VPN オンデマンド アプリケーション: Checkpoint は、アドバイザリおよびこれらの脆弱性を解決する更新プログラムを公開しました。詳細については、CheckPoint のアドバイザリを参照してください。この Kill Bit は、ActiveX コントロールの提供元の要請により設定されます。サポートが必要なお客様は、CheckPoint までお問い合わせください。このアドバイザリの「サード パーティ企業の Kill Bit」セクションに、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。
  • ActBar: IBM は、アドバイザリおよびこれらの脆弱性を解決する更新プログラムを公開しました。詳細については、IBM のアドバイザリを参照してください。この Kill Bit は、ActiveX コントロールの提供元の要請により設定されます。サポートが必要なお客様は、IBM までお問い合わせください。このアドバイザリの「サード パーティ企業の Kill Bit」セクションに、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。
  • EBI R Web Toolkit: Honeywell は、アドバイザリおよびこれらの脆弱性を解決する更新プログラムを公開しました。詳細については、Honeywell のアドバイザリを参照してください。この Kill Bit は、ActiveX コントロールの提供元の要請により設定されます。サポートが必要なお客様は、Honeywell までお問い合わせください。このアドバイザリの「サード パーティ企業の Kill Bit」セクションに、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。

アドバイザリの詳細

問題に関するリファレンス

この問題に関する詳細情報については、次のリファレンスを参照してください。

参照情報 番号
マイクロソフト サポート技術情報 2562937

関連するソフトウェア

このアドバイザリは次のソフトウェアについて説明しています。

関連するソフトウェア
Windows XP Service Pack 3
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 Service Pack 2
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Windows Vista Service Pack 2
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2**
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2**
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1**
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1

****Server Core インストールは影響を受けません。**この更新プログラムが解決している脆弱性は、Server Core インストールオプションを使用してインストールした場合、サポートされているエディションの Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 に影響を与えません。このインストール オプションに関する詳細情報は MSDN コラム Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core をご覧ください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細は、Server Core インストールオプションの比較 をご覧ください。

よく寄せられる質問

この ActiveX のKill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラムには、どのような Kill Bit が含まれていますか?   この ActiveX のKill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラムには、新しい Kill Bit と、以前に公開された以下のすべての Kill Bit が含まれています。MS08-023、ActiveX Kill Bit 用のセキュリティ更新プログラム。MS08-032、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS09-032、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS09-055、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS10-008、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS10-034、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS11-027、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム、およびマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 953839マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 956391、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 960715マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 969898 で提供したActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ。

Kill Bit とは何ですか?
Kill Bit は Microsoft Internet Explorer のセキュリティ機能で、Internet Explorer の HTML レンダリング エンジンが ActiveX コントロールを読み込まないようにすることができます。これは、レジストリで設定され、Kill Bit の設定と呼ばれています。Kill Bit を設定すると、コントロールが完全にインストールされても、読み込まれません。Kill Bit を設定すると、影響を受けるコンポーネントがシステムに導入されたり、再導入されても、活性化せず無害の状態を確実に保ちます。

Kill Bit に関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 240797 を参照してください。Internet Explorer で実行している ActiveX コントロールを停止させる方法

ActiveX の Kill Bit のセキュリティ更新プログラムとは何ですか?   ActiveX の Kill Bit のセキュリティ更新プログラムには、このセキュリティ更新プログラムの基礎である特定の ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) が含まれています。

この更新プログラムにバイナリ ファイルが含まれていないのは、どうしてですか?   この更新プログラムは、Internet Explorer でコントロールがインスタンス化されないようにするため、レジストリにのみ変更を行います。

影響を受けるコンポーネントをインストールしていない、または影響を受けるプラットフォームを使用していなくても、この更新プログラムをインストールする必要がありますか?   はい。この更新プログラムをインストールすると、影響を受けるコントロールが Internet Explorer で実行するのをブロックします。

このセキュリティ情報で説明している ActiveX コントロールを後日インストールした場合、この更新プログラムを再度適用する必要がありますか?   いいえ、この更新プログラムを再度適用する必要はありません。コントロールが後日インストールされたとしても、Kill Bit が Internet Explorer でコントロールが実行されるのをブロックします。

この更新プログラムには、マイクロソフト社以外の Kill bit も含まれていますか?   はい。マイクロソフトは影響を受けることが確認された他企業が所有しているコントロールに Kill bit を設定するよう、企業から依頼を受けました。「脆弱性の情報」のサブセクションの「サード パーティ企業の Kill Bit」も参照してください。

この更新プログラムには、以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit が含まれていますか?   いいえ。この更新プログラムには以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit は含まれていません。マイクロソフトは最新の Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラムをインストールすることを推奨します。

マイクロソフトは以前の Kill Bit の更新プログラムをセキュリティ情報で公開しましたが、なぜ今回の ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップはセキュリティ アドバイザリで公開しているのですか?   新しい Kill Bit はマイクロソフトのソフトウェアに影響を及ぼさないため、マイクロソフトはこの ActiveX の Kill Bit のロールアップをアドバイザリで公開しています。

なぜこのアドバイザリにはセキュリティの評価がないのですか?   この更新プログラムには、サードパーティのコントロール用の新しい Kill bit が含まれています。マイクロソフトは、影響を受けるサードパーティのコントロールに関するセキュリティの評価を致しません。

推奨するアクションおよび回避策

推奨するアクション

  • このアドバイザリに関連するマイクロソフト サポート技術情報を確認する。

    マイクロソフトはお客様がこの更新プログラムをインストールすることを推奨します。この更新プログラムに関する詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 2562937 を参照してください。

回避策

回避策は、根本的な問題を正すものではありませんが、セキュリティ更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。

  • COM オブジェクトが Internet Explorer で実行されることを防ぐ

    コントロールの Kill Bit をレジストリで設定することにより、Internet Explorer で COM オブジェクトのインスタンス化が試行されるのを無効にできます。

    警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、深刻な問題が生じ、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。マイクロソフトは、レジストリ エディターを正しく使用しない場合に起こる問題の解決について、保証はできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。

    Internet Explorer でコントロールが実行されるのを防ぐために使用できる手順の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 240797 を参照してください。このセキュリティ情報に記載されているステップに従い、レジストリに互換性フラグの値を作成し、Internet Explorer で COM オブジェクトのインスタンスが作成されないようにしてください。

    CLSID の Kill bit を {B4CB50E4-0309-4906-86EA-10B6641C8392}、{E4F874A0-56ED-11D0-9C43-00A0C90F29FC}、および {FB7FE605-A832-11D1-88A8-0000E8D220A6} の値で設定するには、以下のテキストをメモ帳のようなテキスト エディターに貼り付けてください。次に、.reg ファイル名拡張子を使用してファイルを保存します。

    Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{B4CB50E4-0309-4906-86EA-10B6641C8392}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{B4CB50E4-0309-4906-86EA-10B6641C8392}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{E4F874A0-56ED-11D0-9C43-00A0C90F29FC}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{E4F874A0-56ED-11D0-9C43-00A0C90F29FC}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{FB7FE605-A832-11D1-88A8-0000E8D220A6}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility{FB7FE605-A832-11D1-88A8-0000E8D220A6}] "Compatibility Flags"=dword:00000400

    この .reg ファイルをダブルクリックすると、個々のシステムに適用できます。グループ ポリシーを使用し、ドメインに適用することもできます。グループ ポリシーの詳細については、TechNet の記事「Group Policy collection」(英語情報) を参照してください。

    : 変更を有効にするには、Internet Explorer を再起動する必要があります。

    回避策の影響: Internet Explorer でオブジェクトを使用しない限り、影響はありません。

    回避策の解除方法: この回避策のために追加したレジストリ キーを削除します。

サード パーティ企業の Kill Bit

この更新プログラムには、Kill Bit が含まれており、次の ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにします。

  • CheckPoint SSL VPN オンデマンド アプリケーション: 次のクラス識別子は、影響を受ける ActiveX コントロールに Kill bit を設定するよう、CheckPoint により依頼されたリクエストに関連します。詳細については、CheckPoint が公開したアドバイザリを参照してください。この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) は次の通りです。
    • {B4CB50E4-0309-4906-86EA-10B6641C8392}
  • ActBar: 次のクラス識別子は、影響を受ける ActiveX コントロールに Kill bit を設定するよう、IBM により依頼されたリクエストに関連します。詳細については、IBM が公開したアドバイザリを参照してください。この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) は次の通りです。
    • {E4F874A0-56ED-11D0-9C43-00A0C90F29FC}
  • EBI R Web Toolkit: 次のクラス識別子は、影響を受ける ActiveX コントロールに Kill bit を設定するよう、Honeywell により依頼されたリクエストに関連します。詳細については、Honeywell が公開したアドバイザリを参照してください。この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) は次の通りです。
    • {FB7FE605-A832-11D1-88A8-0000E8D220A6}

関連情報

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

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サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。
  • Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

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更新履歴

  • V1.0 (2011/08/10): アドバイザリを公開しました。

Built at 2014-04-18T13:49:36Z-07:00