マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-065 - 重要
リモート デスクトップ プロトコルの脆弱性によりサービス拒否が発生する (2570222)
公開日: 2011年8月10日
バージョン: 1.0
概説
概要
このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 1 件のリモート デスクトップ プロトコルの脆弱性を解決します。 この脆弱性により、影響を受けるコンピューターが特別な細工がされた一連の RDP パケットを受け取った場合、サービス拒否が起こる可能性があります。 マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃についての報告も受け取っています。 既定では、リモート デスクトップ プロトコル (RDP) はどの Windows オペレーティング システムでも有効になっていません。
このセキュリティ更新プログラムは、Windows Server 2003 のすべてのサポートされているエディションについて、深刻度「重要」、Windows XP のすべてのサポートされているエディションについて「警告」と評価されています。 詳細については、このセクションのサブセクション「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」を参照してください。
このセキュリティ更新プログラムは、リモート デスクトップ プロトコルがメモリのパケットを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。 この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。
推奨する対応策: 自動更新を有効にしている大多数のお客様には、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。 自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。 自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 294871 を参照してください。
管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。
このセキュリティ情報の後半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
既知の問題: なし
US マイクロソフトセキュリティ情報: https://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS11-065.mspx
影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア
ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。 その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。 ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。
影響を受けるソフトウェア
オペレーティング システム | 最も深刻な脆弱性の影響 | 総合的な深刻度 | この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報 |
---|---|---|---|
Windows XP Service Pack 3 | サービス拒否 | 警告 | なし |
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2 | サービス拒否 | 警告 | なし |
Windows Server 2003 Service Pack 2 | サービス拒否 | 重要 | なし |
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 | サービス拒否 | 重要 | なし |
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems | サービス拒否 | 重要 | なし |
影響を受けないソフトウェア
オペレーティング システム |
---|
Windows Vista Service Pack 2 |
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2 |
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 |
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 |
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2 |
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1 |
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1 |
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 |
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1 |
このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)
ファイル情報の詳細はどこにありますか? ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの適用」の参照表をご覧ください。
このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。 どうすればよいですか? このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。 その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。 製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web ページを参照してください。
今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。 使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。 これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、ライフサイクル サポート対象サービスパックを参照してください。
以前のソフトウェアに関するカスタムサポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。 プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフトサポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。 連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。 お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。 詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。
脆弱性の情報
深刻度および脆弱性識別番号
次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。 深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、8 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。 詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。
影響を受けるソフトウェア | リモート デスクトップ プロトコルの脆弱性 - CVE-2011-1968 | 総合的な深刻度 |
---|---|---|
Windows XP Service Pack 3 | 警告 サービス拒否 |
警告 |
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2 | 警告 サービス拒否 |
警告 |
Windows Server 2003 Service Pack 2 | 重要 サービス拒否 |
重要 |
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 | 重要 サービス拒否 |
重要 |
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems | 重要 サービス拒否 |
重要 |
この修正を含む予定のサービス パック | この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 |
展開 | |
ユーザーの操作なしでインストールする | Windows XP Service Pack 3: WindowsXP-KB2570222-x86-JPN.exe /quiet |
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2: WindowsServer2003.WindowsXP-KB2570222-x64-JPN.exe /quiet |
|
再起動しないでインストールする | Windows XP Service Pack 3: WindowsXP-KB2570222-x86-JPN.exe /norestart |
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2: WindowsServer2003.WindowsXP-KB2570222-x64-JPN.exe /norestart |
|
ログ ファイル | KB2570222.log |
詳細情報 | サブセクション「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。 |
再起動の必要性 | |
再起動の必要性: | はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] または %Windir%\$NTUninstallKB2570222$\Spuninst フォルダーの Spuninst.exe ユーティリティを使用します。 |
ファイルに関する情報 | サポート技術情報 2570222 を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 | すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows XP: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP4\KB2570222\Filelist |
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows XP: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP Version 2003\SP3\KB2570222\Filelist |
注: Windows XP Professional x64 Edition のサポートされるバージョンの更新プログラムは、Windows Server 2003 x64 Edition のサポートされるバージョンにも適用されます。
適用に関する情報
更新プログラムのインストール
このセキュリティ更新プログラムをインストールする際、インストーラーは Microsoft 修正プログラムがコンピューター上のアップデート対象ファイルのいずれかを、過去にアップデートしているかどうか確認します。
過去に修正プログラムをインストールしていずれかのファイルをアップデートしている場合は、インストーラーは RTMQFE、SP1QFE または SP2QFE ファイルをコンピューターにコピーします。 それ以外の場合は、RTMGDR、SP1GDR または SP2GDR ファイルがコンピューターにコピーされます。 セキュリティ更新プログラムにはこれらのファイルのすべてのバリエーションが含まれない場合があります。 詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 824994 を参照してください。
インストーラーの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 832475 を参照してください。
このセキュリティ情報で使用されている用語 ("修正プログラム" など) については、マイクロソフト サポート技術情報 824684 を参照してください。
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
**/help** | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
**/passive** | 無人モード (進行状況バーのみ) です。 ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。 もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
**/quiet** | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
**/norestart** | インストールの完了後、再起動しません。 |
**/forcerestart** | インストール後、再起動します。 |
**/warnrestart\[:<秒数>\]** | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は *x* 秒) (既定のタイムアウト時間は30秒)。 **/quiet** または **/passive** スイッチと共に使用します。 |
**/promptrestart** | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
**/overwriteoem** | 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。 |
**/nobackup** | アンインストールに必要なファイルのバックアップを作成しません。 |
**/forceappsclose** | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
**/log:<完全なパス>** | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
**/integrate:<完全なパス>** | このソフトウェア更新を <完全なパス> に統合します。 これらのファイルはスイッチの指定されたパスにあります。 |
**/extract:<完全なパス>** | セットアップを実行せずにファイルを抽出します。 |
**/ER** | エラー レポートの延長を有効にします。 |
**/verbose** | 詳細ログを有効にします。 インストール中、%Windir%\\CabBuild.log を作成します。このログはコピーされるファイルを詳述します。 このスイッチを使用すると、インストールがさらに遅くなる場合があります。 |
更新プログラムの削除
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
**/help** | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
**/passive** | 無人モード (進行状況バーのみ) です。 ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。 もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
**/quiet** | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
**/norestart** | インストールの完了後、再起動しません |
**/forcerestart** | インストール後、再起動します。 |
**/warnrestart\[:<秒数>\]** | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は *x* 秒) (既定のタイムアウト時間は30秒)。 **/quiet** または **/passive** スイッチと共に使用します。 |
**/promptrestart** | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
**/forceappsclose** | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
**/log:<完全なパス>** | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。 詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
ファイル バージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。 その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。
- [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
- [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
- [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
- ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。 注: オペレーティング システムのエディション、またはシステムにインストールしたプログラムのエディションにより、ファイル情報に記載されているファイルのいずれかがインストールされない場合もあります。
- [バージョン] タブで、適切なファイル情報テーブルに記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。 注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。 その他のファイルの属性とファイル情報の表の情報を比較することは、更新プログラムの適用を確認する方法としてサポートされていません。 また、インストール中にファイル名が変更される場合があります。 ファイルまたはバージョン情報が存在しない場合、その他の利用可能な方法のひとつを使用して、更新プログラムのインストールを確認してください。
レジストリ キーの確認
このセクションの「参照表」に記載されているレジストリ キーで、このセキュリティ更新プログラムがインストールしたファイルを確認することもできます。
これらのレジストリ キーには、インストールされるファイルの完全な一覧が含まれない場合があります。 管理者または OEM メーカーがセキュリティ更新プログラムを Windows インストール ソース ファイルに統合またはスリップストリーム化している場合、これらのレジストリ キーが適切に作成されない場合もあります。
Windows Server 2003 (すべてのエディション)
参照表
次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。 追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。
この修正を含む予定のサービス パック | この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 |
展開 | |
ユーザーの操作なしでインストールする | すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003-KB2570222-x86-JPN.exe /quiet |
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003.WindowsXP-KB2570222-x64-JPN.exe /quiet |
|
すべてのサポートされている Itanium-based エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003-KB2570222-ia64-JPN.exe /quiet |
|
再起動しないでインストールする | すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003-KB2570222-x86-JPN.exe /norestart |
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003.WindowsXP-KB2570222-x64-JPN.exe /norestart |
|
すべてのサポートされている Itanium-based エディションの Windows Server 2003: WindowsServer2003-KB2570222-ia64-JPN.exe /norestart |
|
ログ ファイル | KB2570222.log |
詳細情報 | サブセクション「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。 |
再起動の必要性 | |
再起動の必要性: | はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。 |
ホットパッチ | このセキュリティ更新プログラムはホットパッチをサポートしません。 ホットパッチの詳細については、サポート技術情報 897341 を参照してください。 |
削除に関する情報 | [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] または %Windir%\$NTUninstallKB2570222$\Spuninst フォルダーの Spuninst.exe ユーティリティを使用します。 |
ファイルに関する情報 | サポート技術情報 2570222 を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP3\KB2570222\Filelist |
スイッチ | 説明 |
---|---|
**/help** | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
**/passive** | 無人モード (進行状況バーのみ) です。 ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。 もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
**/quiet** | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
**/norestart** | インストールの完了後、再起動しません。 |
**/forcerestart** | インストール後、再起動します。 |
**/warnrestart\[:<秒数>\]** | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は *x* 秒) (既定のタイムアウト時間は30秒)。 **/quiet** または **/passive** スイッチと共に使用します。 |
**/promptrestart** | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
**/overwriteoem** | 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。 |
**/nobackup** | アンインストールに必要なファイルのバックアップを作成しません。 |
**/forceappsclose** | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
**/log:<完全なパス>** | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
**/integrate:<完全なパス>** | このソフトウェア更新を <完全なパス> に統合します。 これらのファイルはスイッチの指定されたパスにあります。 |
**/extract:<完全なパス>** | セットアップを実行せずにファイルを抽出します。 |
**/ER** | エラー レポートの延長を有効にします。 |
**/verbose** | 詳細ログを有効にします。 インストール中、%Windir%\\CabBuild.log を作成します。このログはコピーされるファイルを詳述します。 このスイッチを使用すると、インストールがさらに遅くなる場合があります。 |
更新プログラムの削除
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
**/help** | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
**/passive** | 無人モード (進行状況バーのみ) です。 ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。 もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
**/quiet** | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
**/norestart** | インストールの完了後、再起動しません。 |
**/forcerestart** | インストール後、再起動します。 |
**/warnrestart\[:<秒数>\]** | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は *x* 秒) (既定のタイムアウト時間は30秒)。 **/quiet** または **/passive** スイッチと共に使用します。 |
**/promptrestart** | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
**/forceappsclose** | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
**/log:<完全なパス>** | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。 詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
ファイル バージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。 その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。
- [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
- [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
- [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
- ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。 注: オペレーティング システムのエディション、またはシステムにインストールしたプログラムのエディションにより、ファイル情報に記載されているファイルのいずれかがインストールされない場合もあります。
- [バージョン] タブで、適切なファイル情報テーブルに記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。 注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。 その他のファイルの属性とファイル情報の表の情報を比較することは、更新プログラムの適用を確認する方法としてサポートされていません。 また、インストール中にファイル名が変更される場合があります。 ファイルまたはバージョン情報が存在しない場合、その他の利用可能な方法のひとつを使用して、更新プログラムのインストールを確認してください。
レジストリ キーの確認
このセクションの「参照表」に記載されているレジストリ キーで、このセキュリティ更新プログラムがインストールしたファイルを確認することもできます。
これらのレジストリ キーには、インストールされるファイルの完全な一覧が含まれない場合があります。 管理者または OEM メーカーがセキュリティ更新プログラムを Windows インストール ソース ファイルに統合またはスリップストリーム化している場合、これらのレジストリ キーが適切に作成されない場合もあります。
関連情報
Microsoft Active Protections Program (MAPP)
お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。 セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。 このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。
サポート
- セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。 マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。 利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
- その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。 マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。 マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。
免責
この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。 さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません (Microsoft Corporation、その関連会社またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます)。 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。
更新履歴
- V1.0 (2011/08/10): このセキュリティ情報ページを公開しました。
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