マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-011 - 重要

Microsoft SharePoint の脆弱性により、特権が昇格される (2663841)

公開日: 2012年2月15日

バージョン: 1.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 3 件の Microsoft SharePoint および Microsoft SharePoint Foundation の脆弱性を解決します。これらの脆弱性により、ユーザーが特別に細工された URL をクリックした場合、特権の昇格または情報の漏えいが起こる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 について、深刻度「重要」と評価されています。詳細については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft SharePoint がユーザー入力を検証して不要な部分を削除する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: お客様は Microsoft Update サービスを使用して Microsoft Update からオンラインで更新プログラムをチェックするための自動更新を構成することができます。Microsoft Update から更新プログラムをオンラインでチェックするために自動更新を有効にし、構成しているお客様は、通常このセキュリティ更新プログラムは自動でダウンロードおよびインストールされるため、特に操作をする必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で Microsoft Update で確認し、インストールする必要があります。サポートされているエディションの Windows XP および Windows Server 2003 の自動更新の特定の構成オプションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 294871 を参照してください。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のサポートされているエディションの自動更新の詳細については、「Windows 自動更新とは」を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題 マイクロソフト サポート技術情報 2663841 で、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明しています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

Microsoft サーバー ソフトウェア

ソフトウェア 更新プログラム パッケージ 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Microsoft SharePoint Server
Microsoft SharePoint Server 2010 および Microsoft SharePoint Server 2010 Service Pack 1 [Microsoft SharePoint Server 2010 および Microsoft SharePoint Server 2010 Service Pack 1 (moss)](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=44a8eb5a-e469-4d36-b5a0-7e030c1d3244) (KB2597124) 特権の昇格 重要 KB2597124 に置き換えられるセキュリティ情報はありません。
Microsoft SharePoint Foundation
Microsoft SharePoint Foundation 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1 [Microsoft SharePoint Foundation 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1 (sts)](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=dd348109-953b-4154-b265-85e4694238e6) (KB2553413) 特権の昇格 重要 KB2553413 に置き換えられるセキュリティ情報はありません。
影響を受けないソフトウェア
Office およびその他のソフトウェア
Microsoft Office Groove 2007 Service Pack 2
Microsoft SharePoint Workspace 2010 および Microsoft SharePoint Workspace 2010 Service Pack 1 (32 ビット 版)
Microsoft SharePoint Workspace 2010 および Microsoft SharePoint Workspace 2010 Service Pack 1 (64 ビット版)
Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 Service Pack 3
Microsoft Office Forms Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office Forms Server 2007 Service Pack 3 (32 ビット版)
Microsoft Office Forms Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office Forms Server 2007 Service Pack 3 (64 ビット版)
Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 3 (32 ビット版)
Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 3 (64 ビット版)
Microsoft Office Groove Data Bridge Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office Groove Data Bridge Server 2007 Service Pack 3
Microsoft Office Groove Management Server 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office Groove Management Server 2007 Service Pack 3
Microsoft Groove Server 2010 および Microsoft Groove Server 2010 Service Pack 1
Microsoft Windows SharePoint Services 2.0
Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 2 および Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 3 (32 ビット版)
Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 2 および Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 Service Pack 3 (64 ビット版)

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

ファイル情報の詳細はどこにありますか?
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの展開」の参照表をご覧ください。

なぜこの更新プログラムはいくつかの報告されたセキュリティ上の脆弱性を解決するのですか?
これらの問題を解決するために必要な変更が関連するファイルに存在するため、この更新プログラムはいくつかの脆弱性を解決します。

この更新プログラムはそのほかのセキュリティ関連の変更を含みますか?
はい。このセキュリティ情報の「脆弱性の情報」の欄に記載されている変更の他、この更新プログラムには Microsoft SharePoint による Web サービスのアクセス制御の処理を向上させる多層防御の変更が含まれています。

多層防御とは何ですか?   情報セキュリティにおいて多層防御とは、攻撃者にネットワークやシステムのセキュリティを侵害させないために複数層の防御を設置するというアプローチを指します。

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか?
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web ページを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、2 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア inplview.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0017 themeweb.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0144 wizardlist.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0145 総合的な深刻度
Microsoft SharePoint Server
Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft Office SharePoint Server 2010 Service Pack 1 対象外 重要  特権の昇格 重要  特権の昇格 重要
Microsoft SharePoint Foundation
Microsoft SharePoint Foundation 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1 重要  特権の昇格 重要  特権の昇格 重要  特権の昇格 重要

inplview.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0017

Microsoft SharePoint 2010 にはクロスサイト スクリプティングに脆弱性があり、ユーザーが悪意ある JavaScript 要素を含む特別に細工された URL をクリックすると、情報の漏えいや特権の昇格が起こる可能性があります。この脆弱性により、悪意ある JavaScript がユーザーのブラウザーにエコー バックされると、表示されたページで攻撃者は、標的となる SharePoint サイトの認証ユーザーとして SharePoint コマンドを発行できます。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-0017 を参照してください。

「inplview.aspx の XSS の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-0017

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • 既定で Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターはインターネット ゾーンでこの攻撃を防ぐため、インターネット ゾーンで SharePoint サイトを閲覧している Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 ユーザーはこの脆弱性の危険にさらされる可能性が低くなります。ただし、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターは既定では、イントラネット ゾーンで有効になっていません。
  • 攻撃者は、ユーザーが特別に細工された URL をクリックすると任意の JavaScript が実行されるようにできますが、SharePoint Server が HttpOnly 認証 Cookie を処理する方法のため、ログオンしているユーザーの認証資格情報を盗むことはできません。

「inplview.aspx の XSS の脆弱性」の回避策 - CVE-2012-0017

回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。

  • ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで

  • Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 XSSフィルターを有効にする

    ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで XSS フィルターを有効にするよう設定を変更することにより、この脆弱性が悪用されないよう保護できます。(XSS フィルターは、インターネット セキュリティ ゾーンでは既定で有効になっています。) これを行うためには、次のステップを実行します。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [有効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

    回避策の影響: 以前はフラグがなかった社内サイトに、XSS の危険性に関するフラグを付けることができます。

    回避策の解除方法:

    この回避策を解除するには、以下のステップを行ってください。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [無効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

「inplview.aspx の XSS の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-0017

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはクロスサイト スクリプティングの脆弱性で、特権の昇格や情報の漏えいを引き起こす可能性があります。

何が原因で起こりますか?
Microsoft SharePoint が特別に細工された URL に含まれる悪意ある JavaScript 要素を正しく処理できず、スクリプトがユーザーのブラウザーに表示されてしまう場合に脆弱性が発生します。

クロスサイト スクリプティングとは何ですか?
クロスサイト スクリプティング (XSS) とは、攻撃者がユーザーの Web サイトのセッションにスクリプト コードを仕掛けることが可能なセキュリティの脆弱性です。この脆弱性は HTML 形式のページを動的に生成する Web サーバーに影響をおよぼす可能性があります。これらのサーバーが、ブラウザーに送り返す動的なページにブラウザー入力を組み込む場合、これらのサーバーは動的なページに悪質に提供されたコンテンツを含むように操作される可能性があります。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されます。信頼されると思われるサイトおよび頻繁に表示する Web サイトの状態を維持するための Cookie の使用により、Web ブラウザーにこの問題が残る場合があります。XSS 攻撃は Web サイトのコンテンツを変更しません。その代わりに、新しい悪意のあるスクリプトが挿入され、信頼されるサーバーに関連するコンテキストで、ブラウザーで実行される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
この脆弱性をうまく悪用した攻撃者は、許可されてないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして、権限の変更、コンテンツの削除、被害者のブラウザーへの悪意あるコンテンツの挿入といった SharePoint サイトの操作を実行できます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性を悪用するには、標的となる SharePoint サイトにユーザーを誘導し、ユーザーのブラウザーにスクリプトを表示させる特別に細工された URL を、ユーザーがクリックしなければなりません。

電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージを標的となる SharePoint サイトのユーザーに送信し、そのユーザーにその特別に細工した URL をクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性を悪用する対象となる SharePoint サイトへの、特別に細工した URL を含む Web サイトをホストしていることが、攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れたりホストしたりする Web サイトに、特別に細工したコンテンツが含まれていて、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをユーザーにクリックさせて攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した URL をクリックさせることが、攻撃者にとっての必要条件となります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
ワークステーションやターミナル サーバーなど、SharePoint サーバーを使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、Microsoft SharePoint によるユーザー入力の検証方法と不適切な部分の削除方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

themeweb.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0144

Microsoft SharePoint 2010 にはクロスサイト スクリプティングに脆弱性があり、ユーザーが悪意ある JavaScript 要素を含む特別に細工された URL をクリックすると、情報の漏えいや特権の昇格が起こる可能性があります。この脆弱性により、悪意ある JavaScript がユーザーのブラウザーにエコー バックされると、表示されたページで攻撃者は、標的となる SharePoint サイトの認証ユーザーとして SharePoint コマンドを発行できます。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-0144 を参照してください。

「themeweb.aspx の XSS の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-0144

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • 既定で Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターはインターネット ゾーンでこの攻撃を防ぐため、インターネット ゾーンで SharePoint サイトを閲覧している Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 ユーザーはこの脆弱性の危険にさらされる可能性が低くなります。ただし、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターは既定では、イントラネット ゾーンで有効になっていません。
  • 攻撃者は、ユーザーが特別に細工された URL をクリックすると任意の JavaScript が実行されるようにできますが、SharePoint Server が HttpOnly 認証 Cookie を処理する方法のため、ログオンしているユーザーの認証資格情報を盗むことはできません。

「themeweb.aspx の XSS の脆弱性」の回避策 - CVE-2012-0144

回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。

  • ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで

  • Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 XSSフィルターを有効にする

    ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで XSS フィルターを有効にするよう設定を変更することにより、この脆弱性が悪用されないよう保護できます。(XSS フィルターは、インターネット セキュリティ ゾーンでは既定で有効になっています。) これを行うためには、次のステップを実行します。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [有効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

    回避策の影響: 以前はフラグがなかった社内サイトに、XSS の危険性に関するフラグを付けることができます。

    回避策の解除方法:

    この回避策を解除するには、以下のステップを行ってください。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [無効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

「themeweb.aspx の XSS の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-0144

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはクロスサイト スクリプティングの脆弱性で、特権の昇格や情報の漏えいを引き起こす可能性があります。

何が原因で起こりますか?
Microsoft SharePoint が特別に細工された URL に含まれる悪意ある JavaScript 要素を正しく処理できず、スクリプトがユーザーのブラウザーに表示されてしまう場合に脆弱性が発生します。

クロスサイト スクリプティングとは何ですか?
クロスサイト スクリプティング (XSS) とは、攻撃者がユーザーの Web サイトのセッションにスクリプト コードを仕掛けることが可能なセキュリティの脆弱性です。この脆弱性は HTML 形式のページを動的に生成する Web サーバーに影響をおよぼす可能性があります。これらのサーバーが、ブラウザーに送り返す動的なページにブラウザー入力を組み込む場合、これらのサーバーは動的なページに悪質に提供されたコンテンツを含むように操作される可能性があります。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されます。信頼されると思われるサイトおよび頻繁に表示する Web サイトの状態を維持するための Cookie の使用により、Web ブラウザーにこの問題が残る場合があります。XSS 攻撃は Web サイトのコンテンツを変更しません。その代わりに、新しい悪意のあるスクリプトが挿入され、信頼されるサーバーに関連するコンテキストで、ブラウザーで実行される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
この脆弱性をうまく悪用した攻撃者は、許可されてないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして、権限の変更、コンテンツの削除、被害者のブラウザーへの悪意あるコンテンツの挿入といった SharePoint サイトの操作を実行できます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性を悪用するには、標的となる SharePoint サイトにユーザーを誘導し、ユーザーのブラウザーにスクリプトを表示させる特別に細工された URL を、ユーザーがクリックしなければなりません。

電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージを標的となる SharePoint サイトのユーザーに送信し、そのユーザーにその特別に細工した URL をクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性を悪用する対象となる SharePoint サイトへの、特別に細工した URL を含む Web サイトをホストしていることが、攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れたりホストしたりする Web サイトに、特別に細工したコンテンツが含まれていて、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをユーザーにクリックさせて攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した URL をクリックさせることが、攻撃者にとっての必要条件となります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
ワークステーションやターミナル サーバーなど、SharePoint サーバーを使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、Microsoft SharePoint によるユーザー入力の検証方法と不適切な部分の削除方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

wizardlist.aspx の XSS の脆弱性 - CVE-2012-0145

Microsoft SharePoint 2010 にはクロスサイト スクリプティングに脆弱性があり、ユーザーが悪意ある JavaScript 要素を含む特別に細工された URL をクリックすると、情報の漏えいや特権の昇格が起こる可能性があります。この脆弱性により、悪意ある JavaScript がユーザーのブラウザーにエコー バックされると、表示されたページで攻撃者は、標的となる SharePoint サイトの認証ユーザーとして SharePoint コマンドを発行できます。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-0145 を参照してください。

「wizardlist.aspx の XSS の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-0145

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • 既定で Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターはインターネット ゾーンでこの攻撃を防ぐため、インターネット ゾーンで SharePoint サイトを閲覧している Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 ユーザーはこの脆弱性の危険にさらされる可能性が低くなります。ただし、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターは既定では、イントラネット ゾーンで有効になっていません。
  • 攻撃者は、ユーザーが特別に細工された URL をクリックすると任意の JavaScript が実行されるようにできますが、SharePoint Server が HttpOnly 認証 Cookie を処理する方法のため、ログオンしているユーザーの認証資格情報を盗むことはできません。

「wizardlist.aspx の XSS の脆弱性」の回避策 - CVE-2012-0145

回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。

  • ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで

  • Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 XSSフィルターを有効にする

    ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで XSS フィルターを有効にするよう設定を変更することにより、この脆弱性が悪用されないよう保護できます。(XSS フィルターは、インターネット セキュリティ ゾーンでは既定で有効になっています。) これを行うためには、次のステップを実行します。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [有効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

    回避策の影響: 以前はフラグがなかった社内サイトに、XSS の危険性に関するフラグを付けることができます。

    回避策の解除方法:

    この回避策を解除するには、以下のステップを行ってください。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [無効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

「wizardlist.aspx の XSS の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-0145

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはクロスサイト スクリプティングの脆弱性で、特権の昇格や情報の漏えいを引き起こす可能性があります。

何が原因で起こりますか?
Microsoft SharePoint が特別に細工された URL に含まれる悪意ある JavaScript 要素を正しく処理できず、スクリプトがユーザーのブラウザーに表示されてしまう場合に脆弱性が発生します。

クロスサイト スクリプティングとは何ですか?
クロスサイト スクリプティング (XSS) とは、攻撃者がユーザーの Web サイトのセッションにスクリプト コードを仕掛けることが可能なセキュリティの脆弱性です。この脆弱性は HTML 形式のページを動的に生成する Web サーバーに影響をおよぼす可能性があります。これらのサーバーが、ブラウザーに送り返す動的なページにブラウザー入力を組み込む場合、これらのサーバーは動的なページに悪質に提供されたコンテンツを含むように操作される可能性があります。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されます。信頼されると思われるサイトおよび頻繁に表示する Web サイトの状態を維持するための Cookie の使用により、Web ブラウザーにこの問題が残る場合があります。XSS 攻撃は Web サイトのコンテンツを変更しません。その代わりに、新しい悪意のあるスクリプトが挿入され、信頼されるサーバーに関連するコンテキストで、ブラウザーで実行される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
この脆弱性をうまく悪用した攻撃者は、許可されてないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして、権限の変更、コンテンツの削除、被害者のブラウザーへの悪意あるコンテンツの挿入といった SharePoint サイトの操作を実行できます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性を悪用するには、標的となる SharePoint サイトにユーザーを誘導し、ユーザーのブラウザーにスクリプトを表示させる特別に細工された URL を、ユーザーがクリックしなければなりません。

電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージを標的となる SharePoint サイトのユーザーに送信し、そのユーザーにその特別に細工した URL をクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性を悪用する対象となる SharePoint サイトへの、特別に細工した URL を含む Web サイトをホストしていることが、攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをユーザーにクリックさせて攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した URL をクリックさせることが、攻撃者にとっての必要条件となります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
ワークステーションやターミナル サーバーなど、SharePoint サーバーを使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、Microsoft SharePoint によるユーザー入力の検証方法と不適切な部分の削除方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

セキュリティ セントラル

組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細については、TechNet 更新プログラム管理センターを参照してください。Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

セキュリティ更新プログラムは、Microsoft Update および Windows Update から入手できます。セキュリティ更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターからもダウンロードできます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索で容易に見つけられます。

Microsoft Office for Mac をご利用のお客様は、Microsoft AutoUpdate for Mac を使用して、ご利用中のマイクロソフトのソフトウェアを最新に保つことができます。Microsoft AutoUpdate for Mac のご利用の詳細については、「更新プログラムを自動的にチェックする」を参照してください。

さらに、セキュリティ更新プログラムは、Microsoft Update カタログからダウンロードできます。Microsoft Update カタログは、セキュリティ更新プログラム、ドライバーおよび Service Pack などが含まれるコンテンツを検索するカタログで、Windows Update および Microsoft Update でご利用になれます。セキュリティ情報番号 (たとえば「MS07-036」など) を使用して検索することで、バスケットに適用可能な更新プログラムをすべて追加でき (異なる言語の更新プログラムを含む)、選択しているフォルダーにダウンロードできます。「Microsoft Update カタログ」の詳細については、Microsoft Update Catalog FAQ (英語情報) を参照してください。

検出および展開のガイダンス

マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラムの検出および展開に関して、ガイダンスを提供しています。このガイダンスには、IT プロフェッショナルがセキュリティ更新プログラムの検出および展開のための多様なツールの使用方法を理解するのに役立つ推奨策および情報が含まれています。詳細については、サポート技術情報 961747 を参照してください。

Microsoft Baseline Security Analyzer

Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカルおよびリモートで一般的に誤った構成のセキュリティ更新プログラムと不足しているセキュリティ更新プログラムをスキャンできます。MBSA の詳細については、Microsoft Baseline Security Analyzer を参照してください。

次の表にこのセキュリティ更新プログラムについての MBSA の検出の概要を記載します。

ソフトウェア MBSA
Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft Office SharePoint Server 2010 Service Pack 1
SharePoint Foundation 2010 および SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1

注: MBSA、Microsoft Update および Windows Server Update Services でサポートされていないレガシ製品をご使用のお客様は、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) をご覧のうえ、レガシ製品のサポート セクションのレガシ ツールで包括的にセキュリティ更新プログラムを検出する方法をご参照ください。

Windows Server Update Services

Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) により、情報技術の管理者は最新のマイクロソフト製品の更新プログラムを Windows オペレーティング システムを実行しているコンピューターに適用できます。Windows Server Update Services を使用して、セキュリティ更新プログラムを展開する方法の詳細については、TechNet の記事 Windows Server Update Services (WSUS) を参照してください。

Systems Management Server

次の表は、このセキュリティ更新プログラムに関する SMS の検出および展開についての概要です。

ソフトウェア SMS 2003 with ITMU Configuration Manager 2007
Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft Office SharePoint Server 2010 Service Pack 1 はい。下記の Microsoft Office SharePoint Server 2010 についての注意を参照してください。 はい。下記の Microsoft Office SharePoint Server 2010 についての注意を参照してください。
SharePoint Foundation 2010 および SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1

注: マイクロソフトは 2011 年 4 月 12 日付で SMS 2.0 のサポートを終了しました。また SMS 2003 についても、マイクロソフトは 2011 年 4 月 12 日付で Security Update Inventory Tool (SUIT) のサポートを終了しました。マイクロソフトはお客様に System Center Configuration Manager 2007 にアップグレードすることを推奨します。また、SMS 2003 Service Pack 3 を引き続きご使用のお客様は、Microsoft 更新プログラム用 SMS 2003 インベントリ ツール (ITMU) の使用もご検討ください。

SMS 2003 では、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU) を SMS で使用すると、Microsoft Update によって提供され Windows Server Update Service によってサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出できます。SMS 2003 ITMU の詳細については、Microsoft 更新プログラム用 SMS 2003 インベントリ ツールを参照してください。SMS のスキャンニング ツールの詳細については、SMS 2003 Software Update Scanning Tools を参照してください。Systems Management Server 2003 ダウンロードも参照してください。

System Center Configuration Manager 2007 は WSUS 3.0 を使用して更新プログラムを検出します。Configuration Manager 2007 Software Update Management の詳細については、System Center Configuration Manager 2007 を参照してください。

SMS の詳細については、SMS Web サイトを参照してください。

詳細については、サポート技術情報 910723 「毎月リリースされる検出と展開の手引きの一覧」を参照してください。

Microsoft Office SharePoint Server 2010 についての注意: 上記の検出の表は、単一サーバーの Microsoft Office SharePoint Server 2010 の展開に基づいています。検出ツールは複数のコンピューター SharePoint サーバーのある組織の一部として構成されているコンピューターで更新プログラムが適用されるかどうかは検出しません。

注: Office XP または Office 2003 を適用するために管理者用インストール ポイント (AIP) を使用した場合、元のベースラインから AIP を更新している場合、SMS を使用して更新プログラムを適用できない可能性があります。詳細については、このセクションの「Office の管理者用インストール ポイント」の欄を参照してください。

Office の管理者用インストール ポイント

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。

Update Compatibility Evaluator および Application Compatibility Toolkit

更新プログラムはアプリケーションを実行させるために、たびたび同じファイルやレジストリ構成に書き込みをすることがあります。これにより、非互換性が起こったり、セキュリティ更新プログラムの適用時間が長くなったりする可能性があります。Application Compatibility Toolkit (英語情報) に含まれている Update Compatibility Evaluator (英語情報) コンポーネントでインストールされているアプリケーションに対し、Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化することができます。

Application Compatibility Toolkit (ACT) には、お客様の環境に Microsoft Windows Vista、Windows Update、Microsoft Security Update または Windows Internet Explorer の新しいバージョンを適用する前に、アプリケーションの互換性問題を評価し、緩和するために必要なツールやドキュメントが含まれています。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

SharePoint Server 2010 (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。

この修正を含む予定のサービス パック 今後のこのソフトウェア向けのサービス パックは予定されていません。この問題に対する更新プログラムは今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。
適用
ユーザーの操作なしでインストールする Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft Office SharePoint Server 2010 Service Pack 1 の場合:
moss2010-kb2597124-fullfile-x64-glb.exe /passive
再起動しないでインストールする Microsoft Office SharePoint Server 2010 および Microsoft Office SharePoint Server 2010 Service Pack 1 の場合:
moss2010-kb2597124-fullfile-x64-glb.exe /norestart
ログ ファイル 対象外
詳細情報 検出および適用の詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
再起動の必要性
再起動の必要性: この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報 この更新プログラムは削除することができません。
ファイルに関する情報: サポート技術情報 2597124 を参照してください。
レジストリ キーの確認 対象外
#### 展開に関する情報 更新プログラムのインストール この更新プログラムは「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションにある、適切なダウンロード リンクからインストールすることができます。アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントの詳細については、「検出および適用のツールおよびガイダンス」のサブセクション「Office 管理者インストール ポイント」を参照してください。 このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。 Windows Installer の 3.1 バージョンまたはそれ以降のバージョンをインストールするには、次の Web サイトをご覧ください。 - [Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=5a58b56f-60b6-4412-95b9-54d056d6f9f4&displaylang=ja) - [Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=889482fc-5f56-4a38-b838-de776fd4138c&displaylang=ja) このセキュリティ情報で使用されている用語 ("修正プログラム" など) については、[マイクロソフト サポート技術情報 824684](https://support.microsoft.com/kb/824684) を参照してください。 このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストール スイッチ

スイッチ 説明
/?  または /help 使用ダイアログを表示します。
/passive 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。
/quiet Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。
/norestart 更新プログラムが再起動を必要とする場合、再起動しません。
/forcerestart 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。
/extract インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲット フォルダーについてメッセージが表示されます。
/extract:<完全なパス> 作成者が定義したインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します。
/lang:<LCID> 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。
/log:<ログ ファイル> 更新プログラムのインストール中、Vnox とインストーラーの両方によるログの記録を有効にします。

注 : これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 262841 をご覧ください。

更新プログラムの削除

この更新プログラムは削除することができません。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

  • ファイル バージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。

    1. [スタート] をクリックし、[検索開始] に更新ファイル名を入力します。
    2. [プログラム] の下にファイルが表示されたら、ファイル名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    3. [全般] タブの下で、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表とファイルのサイズを比較します。
    4. [詳細] タブをクリックし、ファイル バージョンや変更された日付などの情報を、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表と比較することもできます。
    5. 最後に、[以前のバージョン] タブをクリックし、ファイルの新しいまたは更新されたバージョンについて、ファイルの以前のバージョンをファイル情報と比較します。

Microsoft SharePoint Foundation 2010 (すべてのバージョン)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。

この修正を含む予定のサービス パック 今後のこのソフトウェア向けのサービス パックは予定されていません。この問題に対する更新プログラムは今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。
適用
ユーザーの操作なしでインストールする Microsoft SharePoint Foundation 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1 の場合:
sts2010-kb2553413-fullfile-x64-glb.exe /passive
再起動しないでインストールする Microsoft SharePoint Foundation 2010 および Microsoft SharePoint Foundation 2010 Service Pack 1 の場合:
sts2010-kb2553413-fullfile-x64-glb.exe /norestart
ログ ファイル 対象外
詳細情報 検出および適用の詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
再起動の必要性
再起動の必要性: この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報 この更新プログラムは削除することができません。
ファイルに関する情報: サポート技術情報 2553413 を参照してください。
レジストリ キーの確認 対象外
#### 展開に関する情報 更新プログラムのインストール この更新プログラムは「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションにある、適切なダウンロード リンクからインストールすることができます。アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントの詳細については、「検出および適用のツールおよびガイダンス」のサブセクション「Office 管理者インストール ポイント」を参照してください。 このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。 Windows Installer の 3.1 バージョンまたはそれ以降のバージョンをインストールするには、次の Web サイトをご覧ください。 - [Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=5a58b56f-60b6-4412-95b9-54d056d6f9f4&displaylang=ja) - [Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=889482fc-5f56-4a38-b838-de776fd4138c&displaylang=ja) このセキュリティ情報で使用されている用語 ("修正プログラム" など) については、[マイクロソフト サポート技術情報 824684](https://support.microsoft.com/kb/824684) を参照してください。 このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストール スイッチ

スイッチ 説明
/?  または /help 使用ダイアログを表示します。
/passive 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。
/quiet Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。
/norestart 更新プログラムが再起動を必要とする場合、再起動しません。
/forcerestart 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。
/extract インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲット フォルダーについてメッセージが表示されます。
/extract:<完全なパス> 作成者が定義したインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します。
/lang:<LCID> 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。
/log:<ログ ファイル> 更新プログラムのインストール中、Vnox とインストーラーの両方によるログの記録を有効にします。

注 : これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 262841 をご覧ください。

更新プログラムの削除

この更新プログラムは削除することができません。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

  • ファイル バージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。

    1. [スタート] をクリックし、[検索開始] に更新ファイル名を入力します。
    2. [プログラム] の下にファイルが表示されたら、ファイル名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    3. [全般] タブの下で、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表とファイルのサイズを比較します。
    4. [詳細] タブをクリックし、ファイル バージョンや変更された日付などの情報を、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表と比較することもできます。
    5. 最後に、[以前のバージョン] タブをクリックし、ファイルの新しいまたは更新されたバージョンについて、ファイルの以前のバージョンをファイル情報と比較します。

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • themeweb.aspx の XSS の脆弱性 (CVE-2012-0144) の問題を報告してくださった John Hollenberger 氏
  • wizardlist.aspx の XSS の脆弱性 (CVE-2012-0145) の問題を報告してくださった Rocco Calvi 氏
  • Microsoft SharePoint での Web サービス アクセス制御の処理を向上させる多層防御の更新プログラムに関して協力してくださった、Minded Security の Giorgio Fedon 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2012/2/15):このセキュリティ情報ページを公開しました。

Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00