マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-026 - 重要
Forefront Unified Access Gateway (UAG) の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2663860)
公開日: 2012年4月11日 | 最終更新日: 2012年4月20日
バージョン: 1.1
概説
概要
このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Forefront Unified Access Gateway (UAG) に存在する 2 つの非公開で報告された脆弱性を解決します。攻撃者が特別に細工したクエリを UAG サーバーに送信した場合、より深刻な脆弱性により、情報漏えいが起こる可能性があります。
このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 および Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1 について、深刻度「重要」と評価されています。詳細については、このセクションのサブセクション「影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア」を参照してください。
このセキュリティ更新プログラムは、ユーザーが別の Web サイトにリダイレクトされる前にさらに検証を必要とするように UAG のコードを修正すること、およびインターネット リソースへのフィルター処理されないアクセスを許可しないように UAG サーバーのデフォルトのバインド設定を変更することで、これらの脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。
推奨する対応策:マイクロソフトはお客様が、できるだけ早い機会にこの更新プログラムを適用することを推奨します。
このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。
既知の問題 サポート技術情報 2663860 で、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明しています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。
影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア
ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。
影響を受けるソフトウェア
ソフトウェア | 最も深刻な脆弱性の影響 | 総合的な深刻度 | 置き換えられる更新プログラム |
---|---|---|---|
Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1[1] (KB2649261) |
情報漏えい | 重要 | MS11-079 の KB2522485 は KB2649261 に置き換えられる |
Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1[1] (KB2649262) |
情報漏えい | 重要 | なし |
なぜこのセキュリティ更新プログラムはマイクロソフト ダウンロード センターでのみ利用可能なのですか?
マイクロソフトはこれらの更新プログラムをマイクロソフト ダウンロード センターで公開し、お客様が可能な限り早期にご使用のコンピューターの更新を開始できるようにしています。
ファイル情報の詳細はどこにありますか?
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの展開」の参照表をご覧ください。
「影響を受けるソフトウェア」の表に記載されている ソフトウェアを使用していますが、 なぜ、この更新プログラムが提供されないのですか?
この更新プログラムはダウンロード センターでのみ提供され、Microsoft Update を通じては提供されません。
なぜこの更新プログラムはいくつかの報告されたセキュリティ上の脆弱性を解決するのですか?
これらの問題を解決するために必要な変更が関連するファイルに存在するため、この更新プログラムはいくつかの脆弱性を解決します。類似している更新プログラムを数種類インストールする代わりに、お客様はこの更新プログラムのみをインストールしてください。
管理者はこの更新プログラムをインストールした後、そのほかの操作を行う必要がありますか?
はい。この更新プログラムをインストールした後、UAG 管理者は Forefront UAG 管理コンソールを開き、このセキュリティ情報で説明している脆弱性からお客様を保護するための構成を有効にする必要があります。
このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか?
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web ページを参照してください。
今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。
以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。
脆弱性の情報
深刻度および脆弱性識別番号
次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、4 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。
影響を受けるソフトウェア | UAG の無分別な HTTP リダイレクトの脆弱性 - CVE-2012-0146 | UAG の既定の Web サイトへのフィルター処理されないアクセスの脆弱性 - CVE-2012-0147 | 総合的な深刻度 |
---|---|---|---|
Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 | 警告 なりすまし |
重要 情報漏えい |
重要 |
Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1 | 警告 なりすまし |
重要 情報漏えい |
重要 |
Forefront Unified Access Gateway (UAG) に、情報漏えいにつながる可能性のあるなりすましの脆弱性が存在します。この脆弱性で、UAG サーバーへの Web トラフィックを悪意のある Web サイトにリダイレクトすることにより、なりすましが行われる可能性があります。この脆弱性が悪用されるには、特別に細工された URL があるリンクが UAG サーバーに送信され、ユーザーにそのリンクをクリックさせることが攻撃者にとっての必要条件となります。認証された UAG ユーザーがそのリンクをクリックすると、認証されたユーザーのブラウザー セッションが、正当な UAG Web インターフェイスになりすますように設計されている悪意あるサイトにリダイレクトされる可能性があります。これを行うことにより、攻撃者はユーザーをだまし、ユーザーの資格情報などの機密情報を取得する可能性があります。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-0146 を参照してください。
「UAG の無分別な HTTP リダイレクトの脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-0146
緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。
- 攻撃者は、悪意のある Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。代わりに、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを Web サイトにリダイレクトさせる特別に細工された URL があるリンクをクリックさせることが攻撃者にとっての必要条件となります。
「UAG の無分別な HTTP リダイレクトの脆弱性」の回避策 - CVE-2012-0146
マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。
「UAG の無分別な HTTP リダイレクトの脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-0146
この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
Forefront UAG サーバーに、なりすましの脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者は正当な UAG Web インターフェイスのなりすましを行う可能性があります。
何が原因で起こりますか?
UAG Web インターフェイスが、外部の Web サイトへのリダイレクトの検証および確認に失敗する場合、この脆弱性が起こります。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者は認証された UAG ユーザーを悪意のある Web ページにリダイレクトし、ユーザー名、パスワードまたはその他の個人情報を入力させようとする可能性があります。
攻撃者はこの 脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
攻撃者は、UAG ユーザーに電子メール メッセージ、インスタント メッセンジャーのメッセージ、または別の配布メカニズムで特別に細工された URL がある UAG リンクをクリックさせ、ユーザーのブラウザー セッションをユーザーが正当なサイトを表示していると考えているときに攻撃者によって制御されている任意のサイトにリダイレクトさせる可能性があります。
主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
Microsoft Unified Access Gateway を実行しているサーバーが、この脆弱性が悪用される危険にさらされます。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、ユーザーを別の Web サイトにリダイレクトする前に UAG コードがさらに検証を必要とするよう変更することにより、この脆弱性を解決します。
このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
UAG の既定の Web サイトへのフィルター処理されないアクセスの脆弱性 - CVE-2012-0147
認証されていないユーザーが外部ネットワークから Microsoft UAG サーバーの既定の Web サイトにアクセスできる可能性がある脆弱性が Microsoft Unified Access Gateway (UAG) に存在します。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-0147 を参照してください。
「UAG の既定の Web サイトへのフィルター処理されないアクセスの脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-0147
マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。
「UAG の既定の Web サイトへのフィルター処理されないアクセスの脆弱性」の回避策 - CVE-2012-0147
マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。
「UAG の既定の Web サイトへのフィルター処理されないアクセスの脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-0147
この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これは情報漏えいの脆弱性です。
何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、UAG サーバー上の既定の Web サイトが正しく構成されていないことが原因で発生します。これにより、外部ネットワークから一部のコンテンツにアクセスできる可能性があります。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、サーバー上のセキュリティで保護されたリソースを閲覧する可能性があります。
攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
リモートの認証を受けていない攻撃者が、特別に細工された HTTPS クエリを UAG サーバーに送信して、この脆弱性を悪用する可能性があります。この特別に細工された要求により、攻撃者は UAG の既定の Web サイトを介して、制限されたリソースにアクセスできる可能性があります。
主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
Microsoft Unified Access Gateway を実行しているサーバーが、この脆弱性が悪用される危険にさらされます。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、UAG サーバーの既定の設定を、内部リソースへのフィルター処理されていないアクセスを許可しないように変更することにより、この脆弱性を解決します。
このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
更新プログラムに関する情報
検出および展開ツールとガイダンス
組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細については、TechNet 更新プログラム管理センターを参照してください。Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。
セキュリティ更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターからもダウンロードできます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索で容易に見つけられます。また、マイクロソフトのその他の標準の配布方法によって配布されることを確認するためのテストが完了したら、マイクロソフトはこれらの更新プログラムをそれらのチャネルによっても提供する予定です。
セキュリティ更新プログラムの展開
影響を受けるソフトウェア
影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。
Forefront Unified Access Gateway 2010 (すべてのバージョン)
参照表
次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。
この修正を含む予定のサービス パック | この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 |
適用 | |
ユーザーの操作なしでインストールする | Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 (KB2649261): UAG-KB2649261-v4.0.1753.10076-JPN.msp /quiet |
Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1(KB2649262): UAG-KB2649262-v4.0.1773.10190-JPN.msp /quiet |
|
再起動しないでインストールする | Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 (KB2649261): UAG-KB2649261-v4.0.1753.10076-JPN.msp /norestart |
Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1(KB2649262): UAG-KB2649262-v4.0.1773.10190-JPN.msp /norestart |
|
ログ ファイル | Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 (KB2649261): MSI2649261.log |
Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1(KB2649262): MSI2649262.log |
|
詳細情報 | サブセクション「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。 |
再起動の必要性 | |
再起動の必要性: | この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | ビルドイン管理者として [インストールされた更新プログラム] のウィンドウを使用するか、または昇格されたコマンド ラインから msiexec を実行します。 |
ファイルに関する情報: | Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 (KB2649261): サポート技術情報 2649261 を参照してください。 |
Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 Update 1(KB2649262): サポート技術情報 2649262 を参照してください。 |
|
レジストリ キーの確認 | 対象外 |
スイッチ | 説明 |
---|---|
/help | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
/passive | 無人モード (進行状況バーのみ) です。ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
/quiet | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
/norestart | インストールの完了後、再起動しません。 |
/forcerestart | インストール後、コンピューターを再起動し、シャットダウン時に開いているファイルを保存せずに強制的にその他のアプリケーションを閉じます。 |
/warnrestart\[:<秒数>\] | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は x 秒)。(既定のタイムアウト時間は 30 秒)。/quiet または /passive スイッチと共に使用します。 |
/promptrestart | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
/overwriteoem | 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。 |
/nobackup | アンインストールに必要なファイルのバックアップを作成しません。 |
/forceappsclose | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
/log:<完全なパス> | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
/integrate:<完全なパス> | このソフトウェア更新を <完全なパス> に統合します。これらのファイルはスイッチの指定されたパスにあります。 |
/extract<:完全なパス> | セットアップを実行せずにファイルを抽出します。 |
/ER | エラー レポートの延長を有効にします。 |
/verbose | 詳細ログを有効にします。インストール中、%Windir%\\CabBuild.log を作成します。このログはコピーされるファイルを詳述します。このスイッチを使用すると、インストールがさらに遅くなる場合があります。 |
この更新プログラムについての注: この更新プログラムについて、/quiet および /forcerestart の組み合せはできません。インストール スイッチのオプションに関する既知の問題については、サポート技術情報 2316074 を参照してください。
更新プログラムの削除
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
/help | インストール メッセージの一覧を表示します。 |
セットアップ モード | |
/passive | 無人モード (進行状況バーのみ) です。ユーザーの操作は必要ありませんが、インストールの状態は表示されます。もし、セットアップの終わりで再起動が必要な場合は、コンピューターが 30 秒で再起動するという、タイマーの警告とともにダイアログ ボックスが表示されます。 |
/quiet | QUIET モード (ユーザー入力を必要としません。表示もしません。) バックグラウンド モードと同じです。しかし、ステータスまたは、エラー メッセージは表示されません。 |
再起動オプション | |
/norestart | インストールの完了後、再起動しません |
/forcerestart | インストール後、コンピューターを再起動し、シャットダウン時に開いているファイルを保存せずに強制的にその他のアプリケーションを閉じます。 |
/warnrestart\[:<秒数>\] | 必要な場合に自動的に警告を表示し再起動します (既定のタイムアウト時間は x 秒)。(既定のタイムアウト時間は 30 秒)。/quiet または /passive スイッチと共に使用します。 |
/promptrestart | 再起動が必要なときに確認メッセージを表示します。 |
特別なオプション | |
/forceappsclose | シャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。 |
/log:<完全なパス> | ログ ファイルを <完全なパス> に作成します。 |
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。
ファイル バージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。
- [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
- [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
- [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
- ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。 注: オペレーティング システムのエディション、またはシステムにインストールしたプログラムのエディションにより、ファイル情報に記載されているファイルのいずれかがインストールされない場合もあります。
- [バージョン] タブで、適切なファイル情報テーブルに記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。 注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。その他のファイルの属性とファイル情報の表の情報を比較することは、更新プログラムの適用を確認する方法としてサポートされていません。また、インストール中にファイル名が変更される場合があります。ファイルまたはバージョン情報が存在しない場合、その他の利用可能な方法のひとつを使用して、更新プログラムのインストールを確認してください。
レジストリ キーの確認
このセクションの「参照表」に記載されているレジストリ キーで、このセキュリティ更新プログラムがインストールしたファイルを確認することもできます。
これらのレジストリ キーには、インストールされるファイルの完全な一覧が含まれない場合があります。管理者または OEM メーカーがセキュリティ更新プログラムを Windows インストール ソース ファイルに統合またはスリップストリーム化している場合、これらのレジストリ キーが適切に作成されない場合もあります。
関連情報
Microsoft Active Protections Program (MAPP)
お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。
サポート
このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法
- 更新プログラムのインストールのヘルプ:Microsoft Update のサポート
- IT プロフェッショナル向けのセキュリティ ソリューション:TechNet セキュリティに関するトラブルシューティングとサポート
- Windows を実行しているコンピューターのウィルスおよびマルウェアからの保護のヘルプ:ウイルスとセキュリティ サポート ページ
- 国ごとのローカルサポート:Microsoft サポート
免責
この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。
更新履歴
- V1.0 (2012/04/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
- V1.1 (2011/04/20):このセキュリティ情報ページを更新し、Microsoft Forefront Unified Access Gateway 2010 Service Pack 1 について置き換えられるセキュリティ情報を修正しました。これはセキュリティ情報の変更のみです。このセキュリティ情報のセキュリティ更新プログラムの検出およびファイルへの変更はありません。
Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00