マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-040 - 重要

Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータルの脆弱性により、特権が昇格される (2709100)

公開日: 2012年6月13日

バージョン: 1.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 1 件の Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータルの脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された URL をクリックするか、特別に細工された Web サイトを訪問した場合、特権が昇格される可能性があります。電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージを標的となる Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトのユーザーに送信し、そのユーザーにその特別に細工した URL をクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。インターネット ゾーンで Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトを閲覧している Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 ユーザーはこの脆弱性の危険にさらされる可能性が低くなります。既定では、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターがインターネット ゾーン内のこの攻撃を防ぎます。ただし、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターは、イントラネット ゾーンでは既定で有効になっていません。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータルについて、深刻度を「重要」と評価しています。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータルがユーザー入力を検証して不要な部分を削除する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策:マイクロソフトはお客様が、できるだけ早い機会にこの更新プログラムを適用することを推奨します。

既知の問題 マイクロソフト サポート技術情報 2709100 で、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明しています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

ソフトウェア コンポーネント 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム
Microsoft Dynamics AX 2012 Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル[1]
(KB2706738)

Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル[1]
(KB2710639)

Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル[1]
(KB2711239)
特権の昇格 重要 なし

[1]この更新プログラムは、マイクロソフト ダウンロード センターと、Microsoft Dynamics CustomerSource Web サイトおよび Microsoft Dynamics PartnerSource Web サイトからのみ入手可能です。次のセクション「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」をご覧ください。

影響を受けないソフトウェア

ソフトウェア
Microsoft Dynamics AX 2009 Service Pack 1
Microsoft Dynamics AX 3.0 Service Pack 3
Microsoft Dynamics AX 3.0 Service Pack 4
Microsoft Dynamics AX 3.0 Service Pack 5
Microsoft Dynamics AX 4.0 Service Pack 1
Microsoft Dynamics AX 4.0 Service Pack 2

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

なぜこの更新プログラムは、マイクロソフト ダウンロード センターと、 Microsoft Dynamics CustomerSource Web サイトおよび Microsoft Dynamics PartnerSource Web サイトでのみ入手可能なのですか? 
マイクロソフトはこれらの更新プログラムをマイクロソフト ダウンロード センターで公開し、お客様が可能な限り早期にご使用のコンピューターの更新を開始できるようにしています。これらのセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Dynamics CustomerSource Web サイトおよび Microsoft Dynamics PartnerSource Web サイトからも入手できます。

ファイル情報の詳細はどこにありますか? 
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの展開」の参照表をご覧ください。

なぜ Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル用の更新パッケージが 複数記載されているのですか? 
このセキュリティ情報で説明している脆弱性を解決するために必要な更新プログラムは、Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータルがコンポーネント単位のサービス モデルであるため、「影響を受けるソフトウェア」の表に示すようにさまざまな更新パッケージで提供されています。

これらのセキュリティ更新プログラムは、特別な順番でインストールする必要がありますか? 
いいえ。1 つのバージョンの Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル用の複数の更新プログラムは、どのような順番でも適用できます。

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか? 
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web ページを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、6 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性 - CVE-2012-1857 総合的な深刻度
Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル 重要 
特権の昇格
重要

Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性 - CVE-2012-1857

Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータルにはクロスサイト スクリプティングに脆弱性があり、ユーザーが悪意ある JavaScript 要素を含む特別に細工された URL をクリックすると、情報の漏えいや特権の昇格が起こる可能性があります。この脆弱性により、悪意ある JavaScript がユーザーのブラウザーにエコー バックされると、表示されたページで攻撃者は、標的となる Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトの認証ユーザーとして Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル コマンドを発行できます。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2012-1857 を参照してください。

「Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2012-1857

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web ページを含む Web サイトをホストする可能性があります。さらに、影響を受けた Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合、攻撃者がこのような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させる方法はないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、脆弱性を悪用するために特別に細工した URL をクリックさせることが攻撃者にとっての必要条件となります。
  • インターネット ゾーンで Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル サイトを閲覧している Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 ユーザーはこの脆弱性の危険にさらされる可能性が低くなります。既定では、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターがインターネット ゾーン内のこの攻撃を防ぎます。ただし、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 の XSS フィルターは既定では、イントラネット ゾーンで有効になっていません。
  • この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された特別に細工された URL をクリックしない限り、攻撃は行われません。

「Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性」の回避策 - CVE-2012-1857

回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。

  • ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 XSS フィルターを有効にする

    ローカル イントラネット セキュリティ ゾーンで XSS フィルターを有効にするよう設定を変更することにより、この脆弱性が悪用されないよう保護できます。(XSS フィルターは、インターネット セキュリティ ゾーンでは既定で有効になっています。) これを行うためには、次のステップを実行します。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [有効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

    回避策の影響: 以前はフラグがなかった社内サイトに、XSS の危険性に関するフラグを付けることができます。

    回避策の解除方法:

    この回避策を解除するには、以下のステップを行ってください。

    1. Internet Explorer 8 または Internet Explorer 9 の [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックします。
    2. [セキュリティ] タブをクリックします。
    3. [ローカル イントラネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
    4. [設定] の [スクリプト] セクションの [XSS フィルターを有効にする] で [無効にする] をクリックします。次に [OK] をクリックします。
    5. [OK] を 2 回クリックし、Internet Explorer に戻ります。

「Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2012-1857

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか? 
これはクロスサイト スクリプティングの脆弱性で、特権の昇格や情報の漏えいを引き起こす可能性があります。

この脆弱性による影響を受けるコンポーネントは何ですか? 
Microsoft Dynamics AX 2012 のエンタープライズ ポータル コンポーネントが影響を受けます。

何が原因で起こりますか? 
Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータルが特別に細工された URL に含まれる悪意ある JavaScript 要素を正しく処理できず、スクリプトがユーザーのブラウザーに表示されてしまう場合に脆弱性が発生します。

クロスサイト スクリプティングとは何ですか? 
クロスサイト スクリプティング (XSS) とは、攻撃者がユーザーの Web サイトのセッションにスクリプト コードを仕掛けることが可能なセキュリティの脆弱性です。この脆弱性は HTML 形式のページを動的に生成する Web サーバーに影響をおよぼす可能性があります。これらのサーバーが、ブラウザーに送り返す動的なページにブラウザー入力を組み込む場合、これらのサーバーは動的なページに悪質に提供されたコンテンツを含むように操作される可能性があります。これにより、悪意のあるスクリプトが実行されます。信頼されると思われるサイトおよび頻繁に表示する Web サイトの状態を維持するための Cookie の使用により、Web ブラウザーにこの問題が残る場合があります。XSS 攻撃は Web サイトのコンテンツを変更しません。その代わりに、新しい悪意のあるスクリプトが挿入され、信頼されるサーバーに関連するコンテキストで、ブラウザーで実行される可能性があります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
この脆弱性をうまく悪用した攻撃者は、許可されてないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして、権限の変更、コンテンツの削除、被害者のブラウザーへの悪意あるコンテンツの挿入といった Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトの操作を実行できます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
この脆弱性を悪用するには、標的となる Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトにユーザーを誘導し、ユーザーのブラウザーにスクリプトを表示させる特別に細工された URL を、ユーザーがクリックしなければなりません。

電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した URL を含む電子メール メッセージを標的となる Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトのユーザーに送信し、そのユーザーにその特別に細工した URL をクリックさせることで、この脆弱性を悪用する可能性があります。

Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性を悪用する対象となる Microsoft Dynamics AX エンタープライズ ポータル サイトへの、特別に細工した URL を含む Web サイトをホストしていることが、攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れたりホストしたりする Web サイトに、特別に細工したコンテンツが含まれていて、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをユーザーにクリックさせて攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した URL をクリックさせることが、攻撃者にとっての必要条件となります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
ワークステーションやターミナル サーバーなど、Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル サーバーを使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。

Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 のクロスサイト スクリプティング (XSS) フィルターとは何ですか? 
クロスサイト スクリプティング攻撃はユーザーが使用する Web サイトで脆弱性を悪用しようとします。クロスサイト スクリプティング攻撃は、オンラインでの脅威となるため、Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 にはこのような種類の攻撃を検出し、有害なスクリプトを無効にできるクロスサイト スクリプティング フィルターが含まれています。既定で、クロスサイト スクリプティング フィルターは Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 でインターネット ゾーンで有効となっています。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? 
この更新プログラムは、Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータルがユーザー入力を検証して不要な部分を削除する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

セキュリティ セントラル

組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細については、TechNet 更新プログラム管理センターを参照してください。Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

これらのセキュリティ更新プログラムは、マイクロソフト ダウンロード センターと、Microsoft Dynamics CustomerSource Web サイトおよび Microsoft Dynamics PartnerSource Web サイトから入手可能です。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索で容易に見つけられます。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

Microsoft Dynamics AX 2012 エンタープライズ ポータル

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。

この修正を含む予定のサービス パック この問題に対する更新プログラムは今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。
適用
ユーザーの操作なしでインストールする DynamicsAX2012-KB2706738.EXE /passive
DynamicsAX2012-KB2710639.EXE /passive
DynamicsAX2012-KB2711239.EXE /passive
再起動しないでインストールする DynamicsAX2012-KB2706738.EXE /norestart
DynamicsAX2012-KB2710639.EXE /norestart
DynamicsAX2012-KB2711239.EXE /norestart
ログ ファイル 対象外
詳細情報 検出および適用の詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。
再起動の必要性
再起動の必要性: この更新プログラムをインストールした後に、Application Object Server (AOS) サービスを再起動し、エンタープライズ ポータルを再度展開する必要があります。システムの再起動も必要になる場合があります。

この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。

再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報 この更新プログラムは削除することができません。
ファイルに関する情報: マイクロソフト サポート技術情報 2706738 を参照してください。
マイクロソフト サポート技術情報 2710639 を参照してください。
マイクロソフト サポート技術情報 2711239 を参照してください。
レジストリ キーの確認 対象外

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

この更新プログラムは「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションにある、適切なダウンロード リンクからインストールすることができます。アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントの詳細については、「検出および適用のツールおよびガイダンス」のサブセクション「Office 管理者インストール ポイント」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、コンピューターに Windows インストーラー 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。

Windows Installer の 3.1 バージョンまたはそれ以降のバージョンをインストールするには、次の Web サイトをご覧ください。

このセキュリティ情報で使用されている用語 ("修正プログラム" など) については、マイクロソフト サポート技術情報 824684 を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストール スイッチ

スイッチ 説明
/?   または /help 使用ダイアログを表示します。
/passive 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。
/quiet Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。
/norestart 更新プログラムが再起動を必要とする場合、再起動しません。
/forcerestart 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。
/extract インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲット フォルダーについてメッセージが表示されます。
/extract:<完全なパス> 作成者が定義したインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します。
/lang:<LCID> 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。
/log:<ログ ファイル> 更新プログラムのインストール中、Vnox とインストーラーの両方によるログの記録を有効にします。

注 : これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 262841 をご覧ください。

更新プログラムの削除

この更新プログラムは削除することができません。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

  • ファイル バージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。

    1. [スタート] をクリックし、[検索開始] に更新ファイル名を入力します。
    2. [プログラム] の下にファイルが表示されたら、ファイル名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    3. [全般] タブの下で、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表とファイルのサイズを比較します。
    4. [詳細] タブをクリックし、ファイル バージョンや変更された日付などの情報を、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表と比較することもできます。
    5. 最後に、[以前のバージョン] タブをクリックし、ファイルの新しいまたは更新されたバージョンについて、ファイルの以前のバージョンをファイル情報と比較します。

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • Dynamics AX エンタープライズ ポータル XSS の脆弱性 (CVE-2012-1857) を報告してくださった Finian Mackin 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2012/06/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。

Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00