マイクロソフト セキュリティ情報 MS13-022 - 緊急

Silverlight の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2814124)

公開日: 2013年3月13日 | 最終更新日: 2013年4月4日

バージョン: 1.2

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された 1 件の Microsoft Silverlight の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者がこの脆弱性を悪用する特別に細工された Silverlight アプリケーションを含む Web サイトをホストし、ユーザーにその Web サイトを表示するよう誘導した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを利用する可能性があります。このような Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。しかし、すべての場合において、攻撃者がユーザーに Web サイトを強制的に訪問させる方法はありません。その代わり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャー メッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。バナー広告など、影響を受けるシステムに Web コンテンツを配信する方法を使用して、特別に細工した Web コンテンツの表示を可能にする場合もあります。

このセキュリティ更新プログラムは、Mac およびすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows 上にインストールされている Microsoft Silverlight 5 および Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime について、深刻度は「緊急」です。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Silverlight が HTML オブジェクトをレンダリングするときにメモリ ポインターを確認する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンの Silverlight を Silverlight バージョン 5.1.20125.0 にアップグレードすることによって脆弱性を解決します。これはこの脆弱性の影響を受けない Silverlight 5 の最初のバージョンです。この脆弱性の詳細情報は、次の「脆弱性の情報」のセクションの下のサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」をご覧ください。

推奨する対応策: ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズ インストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンド ユーザーについては、マイクロソフトは更新プログラム管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスを使用して更新プログラムを確認してこの累積的な更新プログラムを直ちに適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

サポート技術情報

サポート技術情報 2814124
ファイルに関する情報 あり
SHA1/SHA2 ハッシュ あり
既知の問題 あり

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

Microsoft 開発者用ツールおよびソフトウェア

オペレーティング システム 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム
Microsoft Silverlight 5
Mac にインストールされている [Microsoft Silverlight 5](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927
Mac にインストールされている [Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている [Microsoft Silverlight 5](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている [Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている [Microsoft Silverlight 5](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている [Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=75eef049-1f39-47b4-9a1e-839974fc89b9) (2814124) リモートでコードが実行される 緊急 [MS12-034](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=251038) の 2636927

  

更新プログラムに関する FAQ

どの Web ブラウザーが Microsoft Silverlight のアプリケーションをサポートしていますか?    Microsoft Silverlight アプリケーションを実行するために、Microsoft Internet Explorer を含む大抵の Web ブラウザーに Microsoft Silverlight をインストールし、関連のプラグインを有効にする必要があります。Microsoft Silverlight の詳細については、Microsoft Silverlight の公式サイトを参照してください。プラグインを無効にする、または削除する方法に関する詳細は、お客様のブラウザーの説明を参照してください。

どのバージョンの Microsoft Silverlight 5 がこの脆弱性の影響を受けますか?    Microsoft Silverlight ビルド 5.1.20125.0 (このセキュリティ情報が最初に公開された時点で最新の Microsoft Silverlight のビルド) ではこの脆弱性は解決されており、この脆弱性の影響を受けません。ビルド 5.1.20125.0 より前の Microsoft Silverlight は影響を受けます。

自分のシステムに現在インストールされている Microsoft Silverlight のバージョンおよびビルドを確認する方法を教えてください。   Microsoft Silverlight が既にコンピューターにインストールされている場合、Get Microsoft Silverlight (英語情報) ページをご覧ください。こちらの Web ページで現在コンピューターにインストールされている Microsoft Silverlight のバージョンとビルドが表示されます。または、Microsoft Internet Explorer の現在のバージョンの [アドオンの管理] 機能を使用して、自分のシステムに現在インストールされているバージョンおよびビルド情報を確認できます。

また、"%ProgramFiles%\Microsoft Silverlight" ディレクトリ (x86 Microsoft Windows コンピューター上) または "%ProgramFiles(x86)%\Microsoft Silverlight" ディレクトリ (x64 Microsoft Windows コンピューター) にある sllauncher.exe のバージョン番号を手動でチェックすることもできます。

さらに、Microsoft Windows で、現在インストールされている Microsoft Silverlight のバージョンのバージョンおよびビルド情報は [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Silverlight]:Version (x86 Microsoft Windows コンピューター上) または [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Silverlight]:Version (x64 Microsoft Windows コンピューター上) でレジストリで確認できます。

Apple Mac OS で、現在インストールされているバージョンの Microsoft Silverlight のバージョンおよびビルド情報は次の手順により確認できます。

  1. [Finder]を開きます。
  2. システム ドライブを選択し、Internet Plug-ins – Libraryフォルダーに移動します。
  3. Silverlight.Plugin(マウスにボタンがひとつしかない場合、ファイルをクリックしている間に Ctrlキーを押します) のファイルを右クリックして、コンテンツ メニューを表示し、[パッケージの内容を表示する]をクリックします。
  4. コンテンツ フォルダー内の [info.plist]ファイルを検索し、エディターを使用して表示します。それには、次のようなエントリが含まれ、バージョン番号が表示されます。
    SilverlightVersion
    5.1.20125.0

この Microsoft Silverlight 5 向けのセキュリティ更新プログラムでインストールされるバージョンは 5.1.20125.0 です。ご使用の Microsoft Silverlight 5 バージョン番号がこのバージョン番号よりも新しい、または同じ場合、コンピューターはこの脆弱性の影響を受けません。

Microsoft Silverlight のバージョンのアップグレード方法を教えてください。 
Microsoft Silverlight の自動更新機能は、最新のバージョンの Microsoft Silverlight、Microsoft Silverlight の機能およびセキュリティ機能が含まれるように、Microsoft Silverlight のインストールを最新の状態に保ちます。Microsoft Silverlight の自動更新機能の詳細については、Microsoft Silverlight 更新プログラムを参照してください。Microsoft Silverlight の自動更新機能を無効にしている Windows ユーザーは、Microsoft Update で最新のバージョンの Microsoft Silverlight を入手するか、「影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア」のダウンロードのリンク先を利用して最新のバージョンのMicrosoft Silverlight を手動でダウンロードしてください。企業環境での Microsoft Silverlight の展開の詳細については、Silverlight Enterprise Deployment Guide (英語情報) を参照してください。

この更新プログラムは使用しているバージョンの Silverlight をアップグレードしますか? 
2814124 更新プログラムは、以前のバージョンの Silverlight を Silverlight バージョン 5.1.20125.0 にアップグレードします。マイクロソフトはこのセキュリティ情報で説明されている脆弱性から防御するためにアップグレードすることをお勧めします。

Silverlight 製品のライフサイクルに関する詳細情報はどこで入手できますか?    Silverlight のライフサイクル情報については、「Microsoft Silverlight サポート ライフサイクル ポリシーのお知らせ」を参照してください。

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか? 
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア Silverlight の二重逆参照の脆弱性 - CVE-2013-0074 総合的な深刻度
Microsoft Silverlight 5
Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5 緊急  リモートでコードが実行される 緊急
Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime 緊急  リモートでコードが実行される 緊急
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている Microsoft Silverlight 5 緊急  リモートでコードが実行される 緊急
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows クライアントにインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime 緊急  リモートでコードが実行される 緊急
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている Microsoft Silverlight 5 緊急  リモートでコードが実行される 緊急
すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows サーバーにインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime 緊急  リモートでコードが実行される 緊急

Silverlight の二重逆参照の脆弱性 - CVE-2013-0074

Microsoft Silverlight にリモートでコードが実行される脆弱性が存在し、これにより特別に細工された Silverlight アプリケーションが安全でない方法でメモリにアクセスする可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーのセキュリティ コンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2013-0074 を参照してください。

問題を緩和する要素

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • Web 閲覧の攻撃のシナリオでは、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Web ページを含む Web サイトをホストする可能性があります。さらに、影響を受けた Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合、攻撃者がこのような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させる方法はないと考えられます。そのかわり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
  • この脆弱性が悪用された場合、攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
  • 既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2012 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。このモードは、この脆弱性の影響を緩和します。Internet Explorer のセキュリティ強化の構成に関する詳細については、このセキュリティ更新プログラムに関する「よく寄せられる質問」を参照してください。

回避策

回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。

  • 一時的に Microsoft Silverlight ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにする (方法 1)

    Silverlight ActiveX コントロールに Kill Bit を設定することにより、Silverlight ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないように一時的に無効にし、この脆弱性からコンピューターを保護することができます。

    警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、深刻な問題が生じ、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。マイクロソフトは、レジストリ エディターを正しく使用しない場合に起こる問題の解決について、保証はできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。

    マイクロソフトはレジストリの編集を行う前に、そのバックアップを行うことを推奨します。

    次のテキストを使用し、Internet Explorer で一時的に Silverlight ActiveX コントロールのインスタンス化の試行が行なわれないようにする .reg ファイルを作成します。次のテキストをコピーし、メモ帳などのテキスト エディターに貼り付け、次にそのファイルを .reg のファイル名の拡張子で保存します。影響を受けるクライアントで .reg ファイルを実行します。

    Windows Registry Editor Version 5.00
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility\{DFEAF541-F3E1-4C24-ACAC-99C30715084A}]
    "Compatibility Flags"=dword:00000400
    

    Internet Explorer を終了し、変更が有効になるように再度 Internet Explorer を起動します。

    Internet Explorer でコントロールが実行されるのを防ぐ方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 240797 を参照してください。この手順に従い、レジストリに互換性フラグの値を作成して、Silverlight ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにしてください。

    回避策の影響:Microsoft Silverlight ActiveX コントロールを必要とするアプリケーションおよび Web サイトは正しく機能しなくなる可能性があります。この回避策を行なった場合、コンピューターにインストールされている Silverlight ActiveX コントロールが影響を受ける場合があります。

    回避策の解除方法:Silverlight ActiveX コントロールが一時的に Internet Explorer にてインスタンス化されないように追加されたレジストリ キーを削除します。

  • 一時的に Microsoft Silverlight ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにする (方法 2)

    レジストリ キーを変更して Microsoft Silverlight を無効にするためには、次のステップに従ってください。

    注: レジストリ エディターの不正確な使用は、オペレーティング システムの再インストールが必要となる深刻な問題の原因となる可能性があります。マイクロソフトはレジストリ エディターを正しく使用しなかったことが原因となる問題について保証することはできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。レジストリの編集方法に関する情報は、レジストリ エディター (Regedit.exe) の "キーおよび値を変更する" ヘルプ トピックを参照してください。または Regedt32.exe の "レジストリ情報の追加と削除" および "レジストリ情報の編集" ヘルプ トピックを参照してください。

    • 対話的な方法を使用する

      1. [スタート]メニューをクリックして [ファイル名を指定して実行]をクリックします。次に、[名前]ボックスに「Regedit」と入力して、[OK]をクリックします。

      2. 以下のレジストリ サブキーを検索し、クリックします。

        HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{DFEAF541-F3E1-4c24-ACAC-99C30715084A}

      3. {DFEAF541-F3E1-4c24-ACAC-99C30715084A}を右クリックし、[エクスポート]を選択します。ファイルをディスクに保存します。

      4. {DFEAF541-F3E1-4c24-ACAC-99C30715084A} キー全体を削除します。

      5. レジストリ エディタを閉じます。

    • レジストリ ファイルを使用する

      1. レジストリ キーのバックアップ コピーを作成します。バックアップ コピーは、次のコマンドを使用して、管理された配置スクリプトで作成可能です。

        Regedit.exe /e SL_backup.reg HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{DFEAF541-F3E1-4c24-ACAC-99C30715084A}

      2. 次を .REG 拡張子のファイル (例: Disable_Silverlight.reg) に保存します。

        Windows Registry Editor Version 5.00

        [-HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{DFEAF541-F3E1-4c24-ACAC-99C30715084A}]

      3. 対象のコンピューターで、ステップ 2 で作成したレジストリ スクリプトを次のコマンドで実行してください:

        Regedit /s Disable_Silverlight.reg

  • 一時的に Microsoft Silverlight ActiveX コントロールが Firefox または Chrome で実行されないようにする

    レジストリ キーを変更して Microsoft Silverlight を無効にするためには、次のステップに従ってください。

    注: レジストリ エディターの不正確な使用は、オペレーティング システムの再インストールが必要となる深刻な問題の原因となる可能性があります。マイクロソフトはレジストリ エディターを正しく使用しなかったことが原因となる問題について保証することはできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。レジストリの編集方法に関する情報は、レジストリ エディター (Regedit.exe) の "キーおよび値を変更する" ヘルプ トピックを参照してください。または Regedt32.exe の "レジストリ情報の追加と削除" および "レジストリ情報の編集" ヘルプ トピックを参照してください。

    • 対話的な方法を使用する

      1. [スタート]メニューをクリックして [ファイル名を指定して実行]をクリックします。次に、[名前]ボックスに「Regedit」と入力して、[OK]をクリックします。

      2. 以下のレジストリ サブキーを検索し、クリックします。

        HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MozillaPlugins\@Microsoft.com/NpCtrl,version=1.0

      3. @Microsoft.com/NpCtrl,version=1.0 を右クリックし、[エクスポート]を選択します。ファイルをディスクに保存します。

      4. @Microsoft.com/NpCtrl,version=1.0 キー全体を削除します。

      5. レジストリ エディターを終了します。

    • レジストリ ファイルを使用する

      1. レジストリ キーのバックアップ コピーを作成します。バックアップ コピーは、次のコマンドを使用して、管理された配置スクリプトで作成可能です。

        Regedit.exe /e SL_backup.reg

        HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MozillaPlugins\@Microsoft.com/NpCtrl,version=1.0

      2. 次を .REG 拡張子のファイル (例: Disable_Silverlight.reg) に保存します。

        Windows Registry Editor Version 5.00

        [-HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MozillaPlugins\@Microsoft.com/NpCtrl,version=1.0]

      3. 対象のコンピューターで、ステップ 2 で作成したレジストリ スクリプトを次のコマンドで実行してください:

        Regedit /s Disable_Silverlight.reg

    回避策の解除方法:

    • 対話的な方法を使用する

      1. [スタート]メニューをクリックして [ファイル名を指定して実行]をクリックします。次に、[名前]ボックスに「Regedit」と入力して、[OK]をクリックします。
      2. [ファイル]メニューで、[インポート]をクリックします。
      3. [検索]で、以前にファイルをエクスポートしたドライブ、フォルダーまたはネットワーク コンピューターを選択すると、以前にファイルをエクスポートしたフォルダーが検索されます。
      4. 正しいファイル名を選択し、[開く]をクリックします。
    • 管理された適用スクリプトを使用する

      上記の「レジストリ ファイルを使用する」のステップ 1 でバック アップを行ったファイルを次のコマンドで復元します。

      Regedit /s SL_backup.reg

よく寄せられる質問

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか? 
これはリモートでコードが実行される脆弱性です。

何が原因で起こりますか? 
この脆弱性は、Microsoft Silverlight が HTML オブジェクトをレンダリングするときにメモリ ポインターを正しく確認しないことが原因で起こります。

Microsoft Silverlight とは何ですか? 
Microsoft Silverlight は Web 上でメディア エクスペリエンスとリッチ インタラクティブ アプリケーションを作成するための Microsoft .NET Framework のクロス ブラウザー、クロス プラットフォームの実装です。詳細については、Microsoft Silverlight の公式サイトを参照してください。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
Web 閲覧のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオンしているユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
攻撃者は、この脆弱性の悪用する特別に細工された Silverlight アプリケーションを含む Web サイトをホストし、ユーザーにその Web サイトを表示するよう誘導する可能性があります。また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを利用する可能性があります。これらの Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。しかし、すべての場合、攻撃者がこのような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させる方法はないと考えられます。そのかわり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。バナー広告など、影響を受けるシステムに Web コンテンツを配信する方法を使用して、特別に細工した Web コンテンツの表示を可能にする場合もあります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
この脆弱性が悪用されるには、ユーザーがログオンし Silverlight アプリケーションのインスタンス化ができる Web ブラウザーを使用して Web サイトを訪問していることが攻撃者にとっての必要条件となります。このため、ワークステーションまたはターミナル サーバーなど、Web ブラウザーを頻繁に使用するコンピューターが、最もこの脆弱性の危険にさらされる可能性があります。管理者がユーザーにサーバー上での閲覧および電子メールの読み取りを許可している場合、影響を受ける可能性が増加します。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。

Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 用の Internet Explorer を使用していますが、これにより、この脆弱性の影響は緩和されますか? 
はい。既定で、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows Server 2012 上の Internet Explorer は、「セキュリティ強化の構成」と呼ばれる制限されたモードで実行されます。セキュリティ強化の構成は、Internet Explorer で事前に設定され、ユーザーまたは管理者が特別に細工された Web コンテンツをサーバーにダウンロードし、実行する危険性を低減します。これは、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加していない Web サイトに対する「緩和する要素」に該当します。

EMET はこの脆弱性を悪用しようとする攻撃の緩和に役立ちますか? 
はい。Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) は、脆弱性の悪用を困難にする保護レイヤーを追加することによって、この脆弱性の悪用を防止するために役立ちます。EMET は、最新のセキュリティ強化テクノロジを適用することによってソフトウェアの脆弱性の悪用によるコード実行を防ぐために役立つユーティリティです。現時点では、EMET に対するサポートは限定されており、英語のみでご利用可能です。詳細については、サポート技術情報 2458544 を参照してください。

Enhanced Mitigation Experience Toolkit v3.0 (EMET) とは何ですか?  Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) は、ソフトウェアの脆弱性が悪用されるのを防ぐのに役立つユーティリティです。EMET はセキュリティの緩和技術を使用してこれを可能にします。これらの技術は特別な保護および防御として機能するため、悪意のあるユーザーがソフトウェアの脆弱性を悪用するには、これらを破る必要があります。これらのセキュリティの緩和技術は、脆弱性が悪用されないことを保証するものではありませんが、可能な限り悪用を困難にします。多くの場合、EMET を回避するような、完全に機能する悪用が開発されることはないと考えられます。詳細については、サポート技術情報 2458544 を参照してください。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? 
この更新プログラムは、Microsoft Silverlight が HTML オブジェクトをレンダリングするときにメモリ ポインターを確認する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

管理者がセキュリティ更新プログラムを展開するときに役立つリソースがいくつかあります。 

  • Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカル システムとリモート システムの不足しているセキュリティ更新プログラムと一般的な誤ったセキュリティ構成をスキャンできます。 
  • Windows Server Update Services (WSUS)、Systems Management Server (SMS)、および System Center Configuration Manager (SCCM) は、管理者がセキュリティ更新プログラムを配布するときに役に立ちます。 
  • Application Compatibility Toolkit に含まれている Update Compatibility Evaluator コンポーネントは、インストールされているアプリケーションに対する Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化する手助けをします。 

利用可能なこれらのツールおよび他のツールの詳細については、「セキュリティ ツール」を参照してください。

注: Windows 検出および展開ツールは Mac システムには適用されません。ただし、Mac ユーザーは Microsoft Silverlight の自動更新機能を使用して、最新バージョンの Microsoft Silverlight、Microsoft Silverlight 機能、およびセキュリティ機能を使用してシステムを最新の状態に維持することができます。Microsoft Silverlight の自動更新機能の詳細については、Microsoft Silverlight 更新プログラムを参照してください。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

Silverlight 5 for Mac (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5:
Silverlight.dmg
Mac にインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime:
silverlight_developer.dmg
再起動の必要性 このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。
削除に関する 情報 [Finder] を開き、システム ドライブを選択し、Internet Plug-ins - Library フォルダーに移動し、Silverlight.Plugin ファイルを削除します (Silverlight プラグインを削除せずにこの更新プログラムを削除することはできません)。
ファイルに関する情報 サポート技術情報 2814124 を参照してください。
インストールの確認 このセキュリティ情報の質問「現在インストールされている Microsoft Silverlight のバージョンおよびビルドを確認する方法を教えてください」に対する「更新プログラムに関する FAQ」セクションをご覧ください。

Silverlight 5 for Windows (すべてのサポートされているリリース)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32 ビット リリースの Microsoft Windows にインストールされている Microsoft Silverlight 5:
silverlight.exe
すべてのサポートされている 32 ビット リリースの Microsoft Windows にインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime:
silverlight_developer.exe
すべてのサポートされている 64 ビット リリースの Microsoft Windows にインストールされている Microsoft Silverlight 5:
silverlight_x64.exe
すべてのサポートされている 64 ビット リリースの Microsoft Windows にインストールされている Microsoft Silverlight 5 Developer Runtime:
silverlight_developer_x64.exe
インストール スイッチ Silverlight Enterprise Deployment Guide (英語情報) を参照してください。
再起動の必要性 このセキュリティ更新プログラムは再起動を必要としません。
削除に関する情報 [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。(Silverlight を削除せずにこの更新プログラムを削除することはできません)。
ファイルに関する情報 サポート技術情報 2814124 を参照してください。
レジストリ キーの確認 32 ビット版の Microsoft Silverlight 5:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Silverlight "Version" = "Y"
64 ビット版の Microsoft Silverlight 5:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Silverlight "Version" = "Y"
および
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Silverlight "Version" = "Y"

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2013/03/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2013/03/15):このセキュリティ情報ページを更新し、「更新プログラムに関する FAQ」セクションで、Microsoft Silverlight 5 の最新のビルド番号を修正しました。
  • V1.2 (2013/04/04):このセキュリティ情報ページを更新し、サポート技術情報の既知の問題の記述を「なし」から「あり」に変更し、更新プログラムのインストールによって以前のバージョンの Silverlight が Silverlight バージョン 5.1.20125.0 にアップグレードされることを明確にしました。

Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00