マイクロソフト セキュリティ情報 MS13-026 - 重要

Microsoft Office for Mac の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2813682)

公開日: 2013年3月13日 | 最終更新日: 2013年3月19日

バージョン: 1.1

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office for Mac に存在する非公開で報告された 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された電子メール メッセージを開くと、情報漏えいが起こる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Office 2008 for Mac および Microsoft Office for Mac 2011について、深刻度「重要」と評価されています。詳細については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、ユーザーの承諾なしに Microsoft Outlook for Mac が外部ソースからコンテンツをダウンロードしないようにして、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: マイクロソフトはお客様が、できるだけ早い機会にこの更新プログラムを適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

サポート技術情報

サポート技術情報 2813682
ファイルに関する情報 なし
SHA1/SHA2 ハッシュ
既知の問題 なし

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

ソフトウェア 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム
Microsoft Office for Mac
[Microsoft Office 2008 for Mac](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=d7aef20a-922b-4495-b473-1afa4a7ac514) (2817449) 情報漏えい 重要 [MS12-076](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=260964) の 2764048
[Microsoft Office for Mac 2011](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=4960674b-1cb4-499a-999e-7aa4d4c49e5e) (2817452) 情報漏えい 重要 [MS12-076](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=260964) の 2764047

更新プログラムに関する FAQ

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか? 
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア 意図していないコンテンツが読み込まれる脆弱性 - CVE- 2013-0095 総合的な深刻度
Microsoft Office for Mac
Microsoft Office 2008 for Mac 重要  情報漏えい 重要
Microsoft Office for Mac 2011 重要  情報漏えい 重要

意図していないコンテンツが読み込まれる脆弱性 - CVE- 2013-0095

情報漏えいの脆弱性は、Microsoft Entourage for Mac および Microsoft Outlook for Mac が HTML 5 形式の電子メール メッセージに含まれる特定のコンテンツ タグを読み込む方法に存在します。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2013-0095 を参照してください。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか? 
これは情報漏えいの脆弱性です。

何が原因で起こりますか? 
この脆弱性は、ユーザーが特別な細工がされた HTML 形式の電子メール メッセージをプレビュー表示するか開き、Microsoft Outlook for Mac または Microsoft Entourage for Mac がユーザーの操作なしにリモート サーバーからのコンテンツの読み込みを許可することが原因で起こります。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
攻撃者は、送信した特別な細工がされた電子メールが HTML メール ビューアーに表示されていることを特定する可能性があります。これにより、攻撃者は攻撃の対象となる電子メール アカウントが有効であり、特別な細工がされた電子メールが読まれたことを確認する可能性があります。

攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
この脆弱性を悪用するために、攻撃者は HTML5 コンテンツ タグを含む特別な細工がされた HTML 電子メール メッセージをユーザーに送信する可能性があります。ユーザーがこの電子メール メッセージをプレビュー表示するか開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
影響を受けるバージョンの Microsoft Outlook for Mac または Microsoft Entourage for Mac を実行しているシステムおよび WebKit ブラウザーをインストールしているシステムが主にこの脆弱性による危険にさらされます。

WebKit とは何ですか?    WebKit は、Apple Safari など他のブラウザーが Web ページを表示するために使用する、オープン ソース レイアウト エンジンです。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? 
この更新プログラムは、ユーザーの承諾なしに Microsoft Outlook for Mac および Microsoft Entourage for Mac が外部ソースからコンテンツをダウンロードしないようにして、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を 受けていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

Microsoft Office for Mac をご利用のお客様は、Microsoft AutoUpdate for Mac を使用して、ご利用中のマイクロソフトのソフトウェアを最新に保つことができます。Microsoft AutoUpdate for Mac のご利用の詳細については、「更新プログラムを自動的にチェックする」を参照してください。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

Office 2008 for Mac

必要条件

  • Intel、PowerPC G5 または PowerPC G4 (500 MHz またはそれよりも高速のバージョン) プロセッサの Mac OS X バージョン 10.4.9 またはそれ以降のバージョン
  • このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を所有している必要があります。

更新プログラムのインストール

マイクロソフト ダウンロード センターから Microsoft Office 2008 for Mac 12.3.6 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。

  1. ウイルス対策アプリケーション、すべての Microsoft Office アプリケーション、Microsoft Messenger for Mac および Office Notifications などのすべての実行されているアプリケーションを終了します。この理由は、これらのアプリケーションがインストールを干渉する可能性があるためです。
  2. デスクトップの Microsoft Office 2008 for Mac 12.3.6Update ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
  3. 更新プロセスを開始するには、Microsoft Office 2008 for Mac 12.3.6 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office 2008 for Mac 12.3.6 Update アプリケーションをダブルクリックして、画面の指示に従ってください。
  4. インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラーを削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションを参照してください。更新プログラムのインストーラーを削除するためには、まず Microsoft Office 2008 for Mac 12.3.6 Update ボリュームを [ゴミ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ゴミ箱] にドラッグします。

更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法:

影響を受けるシステム上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。

  1. Finder でアプリケーション フォルダーに移動します (Microsoft Office 2008:Office)。
  2. ファイル [Microsoft Component Plugin] を選択します。
  3. [ファイル] メニューで [情報を見る] または [情報を表示] をクリックします。

バージョン番号が 12.3.6 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。

再起動の必要性

なし

更新プログラムの削除

このセキュリティ更新プログラムはアンインストールすることができません。

追加情報

この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問や問題については、Microsoft Office:mac サポートで、利用可能なサポート オプションを参照してください。

Office for Mac 2011

必要条件

  • Intel のプロセッサの Mac OS X version 10.5.8 またはそれ以降のバージョン
  • このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を所有している必要があります。

更新プログラムのインストール

マイクロソフト ダウンロード センターから Microsoft Office for Mac 2011 14.3.2 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。

  1. インストールの妨げになる可能性があるため、ウイルス対策アプリケーションおよびすべてのマイクロソフトの Office アプリケーションなど、すべてのアプリケーションを閉じてください。
  2. デスクトップの Microsoft Office for Mac 2011 14.3.2 Update ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
  3. 更新プロセスを開始するには、Microsoft Office for Mac 2011 14.3.2 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office for Mac 2011 14.3.2 Update アプリケーションをダブルクリックして、画面の指示に従ってください。
  4. インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラーを削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションを参照してください。更新プログラムのインストーラーを削除するためには、まず Microsoft Office for Mac 2011 14.3.2 Update ボリュームを [ゴミ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ゴミ箱] にドラッグします。

更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法:

影響を受けるシステム上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。

  1. Finder でアプリケーション フォルダーに移動します (Microsoft Office 2011)。
  2. Word、Excel、PowerPoint または Outlook を選択して、アプリケーションを起動します。
  3. アプリケーションのメニューで、[Application_Name について] をクリックします (Application_Name は、Word、Excel、PowerPoint、または Outlook です)。

最新の更新プログラムのバージョン番号が 14.3.2 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。

再起動の必要性

なし

更新プログラムの削除

このセキュリティ更新プログラムはアンインストールすることができません。

追加情報

この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問や問題については、Microsoft Office:mac サポートで、利用可能なサポート オプションを参照してください。

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • 意図していないコンテンツが読み込まれる脆弱性 (CVE- 2013-0095) の問題を報告してくださった Nick Semenkovich

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2013/03/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2013/03/19):このセキュリティ情報ページを更新し、セキュリティ情報のタイトルを修正しました。また、脆弱性に関する詳細およびよく寄せられる質問で影響を受けるバージョン名を明確にしました。

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