マイクロソフト セキュリティ情報 MS13-066 - 重要

Active Directory フェデレーション サービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる (2873872)

公開日: 2013年8月14日 | 最終更新日: 2013年8月20日

バージョン: 3.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された Active Directory フェデレーション サービス (ADFS) の脆弱性を解決します。この脆弱性のために、ADFS によって使用されるサービス アカウントに関連して情報漏えいが起こる可能性があります。アカウント ロックアウト ポリシーが構成されている場合、攻撃者が企業ネットワークの外部からログオンしようとしたために、ADFS によって使用されるサービス アカウントがアカウント ロックアウトになる可能性があります。これにより、ADFS インスタンスに依存するすべてのアプリケーションでサービス拒否が発生する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、non-Itanium editions の Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 上の ADFS 2.0 について深刻度を「重要」と評価しています。また、Windows Server 2012 上の ADFS 2.1 についても深刻度を「重要」と評価しています。影響を受けるシステム上の ADFS 1.x についてはセキュリティの評価はありません。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、エンドポイントがアカウント情報を公開しないようにすることによって脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

サポート技術情報

サポート技術情報 2873872
ファイルに関する情報 あり
SHA1/SHA2 ハッシュ あり
既知の問題 あり

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム コンポーネント 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム
Windows Server 2003
Windows Server 2003 R2 Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 1.x](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=889117cf-7460-4927-988d-99eb84677088) (2868846) なし 深刻度なし[1] なし
Windows Server 2003 R2 x64 Edition Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 1.x](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=10267855-dc14-45c1-a600-c50a568f431e) (2868846) なし 深刻度なし[1] なし
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 2.0](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=0a6d0dd9-ba45-4574-ad93-8464c595d3e1) (2843638)[2] 情報漏えい 重要 なし
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 1.x](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=38dbb6f0-845c-4199-b88f-214157d3603c) (2868846) なし 深刻度なし[1] なし
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 2.0](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=568fd7a5-32a4-40ba-a928-85f2dc99fd84) (2843638)[2] 情報漏えい 重要 なし
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 [Active Directory フェデレーション サービス 1.x](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=6a1a1910-60c7-4c28-b17c-ed80c407ca68) (2868846) なし 深刻度なし[1] なし
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 [Active Directory フェデレーション サービス 2.0](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=1a5dca24-6999-4765-a6b9-40ada85038ae) (2843638)[2] 情報漏えい 重要 なし
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 [Active Directory フェデレーション サービス 1.x](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=47837d4e-e873-4108-a44f-db123930c55d) (2868846) なし 深刻度なし[1] なし
Windows Server 2012
Windows Server 2012 Active Directory フェデレーション サービス 2.1 (2843638)[3] 情報漏えい 重要 なし
Windows Server 2012 [Active Directory フェデレーション サービス 2.1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=3813009e-e649-44a6-9fa7-cea0a5e5f8e9) (2843639)[3] なし 深刻度なし[1] なし
[1] 指定ソフトウェアのこの更新プログラムには深刻度が適用されません。このセキュリティ情報で説明する脆弱性に対する既知の攻撃方法は、既定の構成でブロックされるからです。しかし多層防御策として、マイクロソフトはこれらのソフトウェアをご使用のお客様に、このセキュリティ更新プログラムの適用を推奨します。

[2] WindowsServer2008および Windows Server 2008 R2 用の ADFS 2.0 の更新プログラムの再リリースに伴い、オリジナル版の 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) に含まれていた修正は 1 つの更新プログラム (2843638) に統合されました。インストールが完了すると、更新プログラム 2843638 だけが、インストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。

[3]WindowsServer2012 の場合、更新プログラム 2843639 は、連続してインストールされる 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) のロールアップです。更新プログラム 2843639 が最初にインストールされ、その後に更新プログラム 2843638 がインストールされます。インストールが完了すると、更新プログラム 2843639 と 2843638 の両方がインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。

  

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システム
Windows XP Service Pack 3
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 Service Pack 2 (Windows Server 2003 R2 Service Pack 2 を除く)
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 (Windows Server 2003 R2 x64 Edition Service Pack 2 を除く)
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Windows Vista Service Pack 2
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems
Windows 8 for 32-bit Systems
Windows 8 for 64-bit Systems
Windows RT
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
Windows Server 2012 (Server Core インストール)

更新プログラムに関する FAQ

なぜこのセキュリティ情報は 2013 年   8 月 20 日に更新されたのですか?
マイクロソフトは、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.0 用の更新プログラム 2843638 の再提供をお知らせするために、このセキュリティ情報を再リリースしました。この再リリース版の更新プログラムは、以前リリースされた RU3 ロールアップ QFE (更新プログラム 2790338) がインストールされていないと ADFS が機能しなくなるというオリジナル版の問題を解決します。今回の再リリース版では、RU3 ロールアップ QFE がインストールされている必要があるという要件を排除しています。さらに、マイクロソフトは今回の再リリース版を作成するにあたって、オリジナル版の 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) を 1 つの更新プログラム 2843638 に統合しました。オリジナル版の更新プログラムを既にインストールしている場合は、更新プログラム 2843638 が再提供されます。この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。インストールが完了すると、更新プログラム 2843638 のみインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。

なぜこのセキュリティ情報は 2013 年 8 月 15 日に更新されたのですか?元の AD FS 2.0 の セキュリティ更新プログラムはどうなったのですか?   マイクロソフトは、更新プログラム 2843638 および 2843639 が、Active Directory フェデレーション サービス 2.0 に影響を及ぼし、それにより ADFS が機能しなくなる可能性があるという問題を確認しています。マイクロソフトは、Windows Update とダウンロード センターから更新プログラムを削除し、問題を現在調査中です。問題が解決され次第、マイクロソフトは新しいパッケージをリリースする予定です。

注: この問題は、Active Directory フェデレーション サービス 1.x 用の更新プログラム 2868846、または Active Directory フェデレーション サービス 2.1 用の更新プログラム 2843638 および 2843639 には影響を及ぼしません。

更新プログラム 2843639 をインストールすると、2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) がインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されるのはなぜですか?
更新プログラム 2843639 は、連続してインストールされる 2 つの更新プログラム (2843639 と 2843638) のロールアップです。更新プログラム 2843639 が最初にインストールされ、その後に更新プログラム 2843638 がインストールされます。インストールが完了すると、更新プログラム 2843639 と 2843638 の両方がインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。

Server Core インストールはこのセキュリティ情報で説明している脆弱性によってどのような影響を受けますか?
この更新プログラムによって解決される脆弱性は、「影響を受けないソフトウェア」の表に示すように、Server Core インストール オプションを使用してインストールされている Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 のサポートされるエディションには影響を及ぼしません。このインストール オプションに関する詳細情報は、TechNet の記事「Managing a Server Core Installation: Overview」(英語)、「Servicing a Server Core Installation」(英語)、および「Server Core サーバーとフル サーバーの統合に関するテクニカル プレビュー」を参照してください。

「影響を受けるソフトウェア」の表に記載されているオペレーティング システムを使用していますが、 なぜ、この更新プログラムが提供されないのですか?
この更新プログラムは影響を受けるコンポーネントがインストールされているコンピューターのみに提供されます。

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか?
このセキュリティ情報の一覧の影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、8 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア ADFS の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2013-3185 総合的な深刻度
Windows Server 2003 R2
Windows Server 2003 R2 Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 1.x (2868846) 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
Windows Server 2003 R2 x64 Edition Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 1.x (2868846) 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 2.0 (2843638)[2] 重要  情報漏えい 重要
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 1.x (2868846) 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 2.0 (2843638)[2] 重要  情報漏えい 重要
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 上の Active Directory フェデレーションサービス 1.x (2868846) 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 上の Active Directory フェデレーションサービス 2.0 (2843638)[2] 重要  情報漏えい 重要
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 上の Active Directory フェデレーションサービス 1.x (2868846) 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
Windows Server 2012
Windows Server 2012 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.1 (2843638)[3] 重要  情報漏えい 重要
Windows Server 2012 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.1 (2843639)[3] 深刻度なし[1] 深刻度なし[1]
[1] 指定ソフトウェアのこの更新プログラムには深刻度が適用されません。このセキュリティ情報で説明する脆弱性に対する既知の攻撃方法は、既定の構成でブロックされるからです。しかし多層防御策として、マイクロソフトはこれらのソフトウェアをご使用のお客様に、このセキュリティ更新プログラムの適用を推奨します。

[2] WindowsServer2008および Windows Server 2008 R2 用の ADFS 2.0 の更新プログラムの再リリースに伴い、オリジナル版の 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) に含まれていた修正は 1 つの更新プログラム (2843638) に統合されました。インストールが完了すると、更新プログラム 2843638 だけが、インストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。

[3]WindowsServer2012 の場合、更新プログラム 2843639 は、連続してインストールされる 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) のロールアップです。更新プログラム 2843639 が最初にインストールされ、その後に更新プログラム 2843638 がインストールされます。インストールが完了すると、更新プログラム 2843639 と 2843638 の両方がインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。

ADFS の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2013-3185

Active Directory フェデレーション サービス (ADFS) に情報漏えいの脆弱性が存在し、そのためにアカウント情報が意図せずに開示される可能性があります。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2013-3185 を参照してください。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これは情報漏えいの脆弱性です。

何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、Active Directory フェデレーション サービス インスタンスが開かれたエンドポイントを使用してアカウント情報を公開することが原因で起こります。

Active Directory フェデレーション サービス (ADFS) とは何ですか?   Active Directory フェデレーション サービス (ADFS) は、エクストラネット経由で信頼されたビジネス パートナー (フェデレーションと呼ばれます) の間で ID 情報を安全に共有できるようにする標準ベースのサービスです。ユーザーがいずれかのフェデレーション パートナーから Web アプリケーションにアクセスする必要がある場合、ユーザー自身の組織がユーザーの認証に責任を持ち、ユーザーの ID 情報を "クレーム" という形式にして Web アプリケーションをホストしているパートナーに提供します。ホスティング パートナーは、信頼ポリシーを使用して、受信したクレームを Web アプリケーションが理解できるクレームにマッピングし、Web アプリケーションがクレームを使用して認証するかどうかを判断します。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
この脆弱性のために、ADFS によって使用されるサービス アカウントに関連する情報を攻撃者が取得する可能性があります。

攻撃者はこの 脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ADFS によって使用されるサービス アカウントに関連する情報が開示される可能性があります。アカウント ロックアウト ポリシーが構成されている場合、攻撃者が企業ネットワークの外部からログオンしようとしたために、ADFS によって使用されるサービス アカウントがアカウント ロックアウトになる可能性があります。これにより、ADFS インスタンスに依存するすべてのアプリケーションでサービス拒否が発生する可能性があります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
ADFS の役割がインストールされたサーバーがこの脆弱性の影響を受けます。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、エンドポイントがアカウント情報を公開しないようにすることによって脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

管理者がセキュリティ更新プログラムを展開するときに役立つリソースがいくつかあります。 

  • Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカル システムとリモート システムの不足しているセキュリティ更新プログラムと一般的な誤ったセキュリティ構成をスキャンできます。 
  • Windows Server Update Services (WSUS)、Systems Management Server (SMS)、および System Center Configuration Manager (SCCM) は、管理者がセキュリティ更新プログラムを配布するときに役に立ちます。 
  • Application Compatibility Toolkit に含まれている Update Compatibility Evaluator コンポーネントは、インストールされているアプリケーションに対する Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化する手助けをします。 

利用可能なこれらのツールおよび他のツールの詳細については、「セキュリティ ツール」を参照してください。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

Windows Server 2003 (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows Server 2003 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 1.x
WindowsServer2003-KB2868846-x86-JPN.exe
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2003 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 1.x
WindowsServer2003.WindowsXP-KB2868846-x64-JPN.exe
インストール スイッチ サポート技術情報 262841 を参照してください。
ログ ファイル KB2868846.log
再起動の必要性 はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。
削除に関する 情報 [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除]または %Windir%\\$NTUninstallKB2868846$\Spuninst フォルダーの Spuninst.exe ユーティリティを使用します。
ファイル に関する情報 サポート技術情報 2868846
レジストリ キーの確認 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP3\KB2868846\Filelist
#### Windows Server 2008 (すべてのエディション) 参照表 次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows Server 2008 上の Active Directory フェデレーション サービス 1.x
Windows6.0-KB2868846-x86.msu
すべてのサポートされている 32-bit エディションの Windows Server 2008 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.0
Windows6.0-KB2843638-v2-x86.msu
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2008 上の Active Directory フェデレーション サービス 1.x
Windows6.0-KB2868846-x64.msu
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2008 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.0
Windows6.0-KB2843638-v2-x64.msu
インストール スイッチ サポート技術情報 934307 を参照してください。
再起動の必要性 このセキュリティ更新プログラムはシステムの再起動を必要としません。ただし、更新プログラムをインストールする前に、ADFS サービス (adfssrv) と IIS を停止し、更新が完了した後に再起動する必要があります。
削除に関する 情報 WUSA.exe は更新プログラムのアンインストールをサポートしていません。WUSA.exe によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、[コントロール パネル] をクリックし、次に [セキュリティ センター] をクリックします。[Windows Update] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。

注: Windows Server 2008 上の ADFS 2.0 用の更新プログラム 2843638 の再リリースに伴い、オリジナル版の 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) に含まれていた修正は、1 つの更新プログラム (2843638) に統合されました。インストールが完了すると、更新プログラム 2843638 だけが、インストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。
ファイルに関する情報 サポート技術情報 2843638
サポート技術情報 2868846
レジストリ キーの 確認 注: この更新プログラムが存在しているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。
#### Windows Server 2008 R2 (すべてのエディション) 参照表 次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2008 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 1.x
Windows6.1-KB2868846-x64.msu
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2008 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.0
Windows6.1-KB2843638-v2-x64.msu
インストール スイッチ サポート技術情報 934307 を参照してください。
再起動の必要性 このセキュリティ更新プログラムはシステムの再起動を必要としません。ただし、更新プログラムをインストールする前に、ADFS サービス (adfssrv) と IIS を停止し、更新が完了した後に再起動する必要があります。
削除に関する情報 WUSA によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするためには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するあるいは、[コントロール パネル] をクリックし、[システムとセキュリティ] をクリックし、[Windows Update] の下の [インストールされた更新プログラムを表示] をクリックし、更新プログラムの一覧から選択します。

注: Windows Server 2008 R2 上の ADFS 2.0 用の更新プログラム 2843638 の再リリースに伴い、オリジナル版の 2 つの更新プログラム (2843638 と 2843639) に含まれていた修正は、1 つの更新プログラム (2843638) に統合されました。インストールが完了すると、更新プログラム 2843638 だけが、インストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。
ファイルに関する情報 サポート技術情報 2843638
サポート技術情報 2868846
レジストリ キーの確認 注: この更新プログラムが存在しているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。
#### Windows Server 2012 (すべてのエディション) 参照表 次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされているエディションの Windows Server 2012 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.1
Windows8-RT-KB2843638-x64.msu
Windows8-RT-KB2843639-x64.msu
インストール スイッチ サポート技術情報 934307 を参照してください。
再起動の必要性 このセキュリティ更新プログラムはシステムの再起動を必要としません。ただし、更新プログラムをインストールする前に、ADFS サービス (adfssrv) と IIS を停止し、更新が完了した後に再起動する必要があります。
削除に関する 情報 WUSA によってインストールされた更新プログラムをアンインストールするためには、/Uninstall セットアップ スイッチを使用するか、[コントロールパネル]、[システムとセキュリティ]、[WindowsUpdate]、[インストールされた更新プログラム]の順にクリックし、更新プログラムの一覧から選択します。

注: 更新プログラム 2843639 は、連続してインストールされる 2 つの更新プログラム (2843639 と 2843638) のロールアップです。更新プログラム 2843639 が最初にインストールされ、その後に更新プログラム 2843638 がインストールされます。インストールが完了すると、更新プログラム 2843639 と 2843638 の両方がインストール済みの更新プログラムの一覧に表示されます。
ファイルに関する情報 サポート技術情報 2843638
サポート技術情報 2843639
レジストリ キーの 確認 注: この更新プログラムが存在しているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。
### 関連情報 #### Microsoft Active Protections Program (MAPP) お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、[Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナー](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=215201)に記載されている各社の Web サイトを参照してください。 #### サポート このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法 - 更新プログラムのインストールのヘルプ:[Microsoft Update のサポート](https://support.microsoft.com/ph/6527) - IT プロフェッショナル向けのセキュリティ ソリューション:[TechNet セキュリティに関するトラブルシューティングとサポート](https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bb980617.aspx) - Windows を実行しているコンピューターのウイルスおよびマルウェアからの保護のヘルプ:[ウイルスとセキュリティ サポート ページ](https://support.microsoft.com/contactus/cu_sc_virsec_master) - 国ごとのローカルサポート:[Microsoft サポート](https://support.microsoft.com/common/international.aspx) #### 免責 この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。 #### 更新履歴 - V1.0 (2013/08/14):このセキュリティ情報ページを公開しました。 - V2.0 (2013/08/15):このセキュリティ情報ページを再リリースし、AD FS のすべての更新プログラムを削除して、更新プログラムの問題に対応しました。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。 - V2.1 (2013/08/15):このセキュリティ情報ページを更新し、AD FS 1.x および AD FS 2.1 の更新プログラムのダウンロード リンクを復元すると共に、セキュリティ情報ページ V2.0 でお知らせした問題が AD FS 2.0 のみに適用されることを明示しました。 - V3.0 (2013/08/20):このセキュリティ情報ページを再リリースし、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 上の Active Directory フェデレーション サービス 2.0 用の更新プログラム 2843638 の再提供をお知らせしました。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。 *Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00*