マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-001 - 重要

Windows Application Compatibility Cache の脆弱性により、特権が昇格される (3023266)

公開日:2015 年 1 月 14 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは公開で報告された Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者がコンピューターにログオンし、特別な細工がされたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。認証された攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、Microsoft Windows Application Compatibility コンポーネントでのキャッシュ変更の間に実行される既存の権限チェックをバイパスし、昇格された特権で任意のコードを実行する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows RT、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1 について、深刻度が「重要」に評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows Application Compatibility Infrastructure が偽装トークンの使用を処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3023266 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-048 の 2839229

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-031 の 2813170

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-031 の 2813170

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-031 の 2813170

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-063 の 2859537

Windows 8 for x64-based Systems
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-046 の 2829361

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3023266)

特権の昇格

重要

MS13-046 の 2829361

Windows Server 2012 R2
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1] (3023266)

特権の昇格

重要

MS13-046 の 2829361

Windows RT 8.1[1] (3023266)

特権の昇格

重要

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3023266)

特権の昇格

重要

なし

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Microsoft Application Compatibility Infrastructure の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0002

総合的な深刻度

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 R2
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows RT 8.1
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3023266)

重要
特権の昇格

重要

脆弱性の情報

Microsoft Application Compatibility Infrastructure の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0002

Microsoft Windows Application Compatibility Infrastructure (AppCompat) による呼び出し元偽装トークンの承認の不適切な確認方法に、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこれを悪用して、特権を持つアプリケーションを実行する可能性があります。この更新プログラムは、偽装トークン使用の適切な承認チェックを実装することにより、この脆弱性を解決します。

この脆弱性は一般で公表されていました。この脆弱性には Common Vulnerability and Exposure の番号 CVE-2015-0002 が割り当てられています。このセキュリティ情報が発行された時点で、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認していませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、マイクロソフトが責任を負う脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/1/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。

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