マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-005 - 重要

Network Location Awareness Service の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (3022777)

公開日:2015 年 1 月 14 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、被害者と同じネットワーク上にいる攻撃者が被害者によって開始される DNS および LDAP トラフィックへの応答に成りすましたとき、意図せずファイアウォール ポリシーが緩和されたり、特定のサービスが構成されることにより、セキュリティ機能がバイパスされる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows 8.1、および Windows Server 2012 R2 について、深刻度が「重要」に評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Kerberos による相互認証を強制することによって脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3022777 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2[1]

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2[1]

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems[1]

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8 for x64-based Systems
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3022777)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

[1]Windows Server 2003 は影響を受けますが、そのための更新プログラムは公開されていません。詳細については、「更新プログラムに関するFAQ」を参照してください。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

NLA セキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-0006

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3022777)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

更新プログラムに関する FAQ

影響を受ける製品の一覧に Windows Server 2003 がありますが、なぜマイクロソフトはその更新プログラムを公開しないのですか?
更新プログラムで提供される修正を適切にサポートするためのアーキテクチャが Windows Server 2003 システムに存在しないため、Windows Server 2003 用の修正プログラムを作成することは実現不可能です。このためには、影響を受けるコンポーネントだけでなく、Windows Server 2003 オペレーティング システムの大部分のアーキテクチャを変更する必要があります。そのようなアーキテクチャ変更を行った製品は Windows Server 2003 と互換性がなくなる可能性が高く、Windows Server 2003 上で実行されるように設計されたアプリケーションが更新されたシステムで引き続き動作することを保証できなくなります。

この脆弱性を悪用するには、ユーザーが喫茶店の WiFi ホットスポットのような信頼できないネットワークに Windows Server 2003 コンピューターを接続する必要があります。したがって、この脆弱性による危険性が最も高いのはワークステーションです。

脆弱性の情報

NLA セキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-0006

Network Location Awareness (NLA) サービスにセキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。この脆弱性により、意図せずファイアウォール ポリシーが緩和されたり、特定のサービスが構成される可能性があります。これにより攻撃者に曝される範囲が拡大します。この脆弱性の原因は、ドメインに接続するコンピューターがドメインまたは信頼できないネットワークのどちらに接続されているのかを、NLA サービスが適切に検証できないことです。この更新プログラムは、Kerberos による相互認証を強制することによって脆弱性を解決します。

この脆弱性を悪用するには、攻撃者が被害者のコンピューターと同じネットワークに接続されていること、および被害者によって開始された DNS および LDAP トラフィックへの応答に攻撃者が成りすますことが必要です。脆弱性を悪用することで、攻撃者は信頼できないネットワークに接続されているコンピューターにドメイン プロファイルを適用できます。この脆弱性による危険性が高いのは、主として信頼できないネットワークに接続されているクライアント コンピューターです。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、マイクロソフトが責任を負う脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/1/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。

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