マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-007 - 重要

ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装の脆弱性により、サービス拒否が起こる (3014029)

公開日:2015 年 1 月 14 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性があると、攻撃者がインターネット認証サービス (IAS) またはネットワーク ポリシー サーバー (NPS) に対して特別に細工されたユーザー名文字列を送信した場合、IAS または NPS でサービス拒否が起こる可能性があります。サービス拒否の脆弱性が悪用されても、攻撃者によりコードが実行されたり、ユーザーの権限が昇格されることはないと思われます。ただし、IAS または NPS において RADIUS 認証が阻害される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows Server 2003、Windows Server 2008 (Itanium を除く)、Windows Server 2008 R2 (Itanium を除く)、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 について、深刻度が「重要」に評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、RADIUS が実装されたネットワーク ポリシー サーバーでのユーザー名クエリの解析方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3014029 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

Windows Server 2012 R2
(3014029)

サービス拒否

重要

なし

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、1 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装でのサービス拒否の脆弱性 - CVE-2015-0015

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

Windows Server 2012 R2
(3014029)

重要
サービス拒否

重要

脆弱性の情報

ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装でのサービス拒否の脆弱性 - CVE-2015-0015

これは、サービス拒否の脆弱性です。認証されていない攻撃者にこの脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたユーザー名文字列をインターネット認証サービス (IAS) またはネットワーク ポリシー サーバー (NPS) に送信して、IAS または NPS の RADIUS 認証に対してサービス拒否状態を発生させる可能性があります。サービス拒否の脆弱性が悪用されても、攻撃者によりコードが実行されたり、ユーザーの権限が昇格されることはないと思われます。ただし、IAS または NPS において RADIUS 認証が阻害される可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ターゲット システムが応答しなくなる可能性があります。信頼できないリモート ユーザーの認証を許可するネットワーク ポリシー サーバーには、特にこの脆弱性に対する危険があります。この更新プログラムは、RADIUS が実装されたネットワーク ポリシー サーバーでのユーザー名クエリの解析方法を変更することにより、このサービス拒否の脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、マイクロソフトが責任を負う脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

関連情報

免責

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更新履歴

  • V1.0 (2015/1/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。

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