マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-011 - 緊急

グループ ポリシーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3000483)

公開日:2015 年 2 月 11 日 | 最終更新日: 2015 年 3 月 12 日

バージョン: 1.1

概要

このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ドメインで構成されているシステムを使用しているユーザーを、攻撃者が制御しているネットワークに接続するように攻撃者が誘導した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者はこの脆弱性を悪用し、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows RT、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、および Windows RT 8.1 について、深刻度が「深刻」に評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、グループ ポリシーで構成データを受け入れる前に、ドメインで構成されたシステムがドメイン コントローラーに接続する方法を改善することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

このセキュリティ情報で説明している脆弱性から保護するには、このセキュリティ更新プログラムの展開に加えて、システム管理者による追加の構成作業が必要です。この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3000483 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2[1]

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2[1]

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems[1]

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-048 の 2839229

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-031 の 2813170

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-048 の 2839229

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-031 の 2813170

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-031 の 2813170

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS15-001 の 3023266

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS15-001 の 3023266

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS15-001 の 3023266

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS15-001 の 3023266

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-001 の 3023266

Windows 8 for x64-based Systems
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-001 の 3023266

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-001 の 3023266

Windows Server 2012 R2
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[2] (3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-001 の 3023266

Windows RT 8.1[2] (3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-048 の 2839229

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS13-031 の 2813170

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS11-043 の 2536276 および MS15-001 の 3023266

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

MS15-001 の 3023266

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3000483)

リモートでコードが実行される

緊急

なし

[1]Windows Server 2003 は影響を受けますが、そのための更新プログラムは公開されていません。詳細については、「更新プログラムに関する FAQ」を参照してください。

[2] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

更新プログラムに関する FAQ

この更新プログラムにより追加の機能がインストールされますか?
はい。自動更新を有効にしているお客様の場合、この更新プログラムでは、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 3004375 で展開される新機能もインストールされます。この新機能は、Windows コマンド ラインのプロセス作成の監査ポリシーに関連するものですが、このセキュリティ情報で説明している脆弱性とは関係ありません。インストールが完了すると、更新プログラム 3000483 および 3004375 がインストールされている更新プログラムとして表示されます。

重要 手動でダウンロードしてインストールするお客様は、更新プログラム 3000483 と 3004375 の両方をインストールする必要があります。これらは任意の順序でインストールできます。

影響を受ける製品の一覧に Windows Server 2003 がありますが、なぜマイクロソフトはその更新プログラムを公開しないのですか?
Windows Server 2003 は影響を受ける製品ですが、広範囲にわたるアーキテクチャの変更が必要であり、そのためにシステムの安定性が損なわれ、アプリケーションの互換性の問題が発生するので、マイクロソフトではこの製品の更新プログラムを提供していません。セキュリティを重視するお客様には、変化するセキュリティ上の脅威に常に対応し、新しいオペレーティング システムが提供するより強固な保護を利用するために、より新しいオペレーティング システムにアップグレードすることをお勧めします。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、2 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

グループ ポリシーのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2015-0008

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 8 for x64-based Systems
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2012 R2
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows RT 8.1
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3000483)

緊急
リモートでコードが実行される

緊急

脆弱性の情報

グループ ポリシーのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2015-0008

ドメインに参加しているシステムがドメイン コントローラーに接続する際に、グループ ポリシーでポリシー データを受信および適用する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性を悪用するには、ドメインで構成されているシステムを使用している標的となるユーザーを、攻撃者が制御しているネットワークに接続するように誘導することが、攻撃者にとっての必要条件となります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、対象のシステムが完全に制御され、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントの作成が行われる可能性があります。このセキュリティ更新プログラムは、グループ ポリシーで構成データを受け入れる前に、ドメインで構成されたシステムがドメイン コントローラーに接続する方法を改善することにより、この脆弱性を解決します。

この脆弱性は一般には公表されていませんでした。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/02/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2015/03/12): このセキュリティ情報ページを更新し、すべてのサポートされているエディションの Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 について、「置き換えられる更新プログラム」を修正しました。今回の更新は情報のみの変更です。更新プログラムのファイルへの変更はありません。システムを正常に更新済みのお客様は、措置を講じる必要はありません。

Page generated 2015-03-20 14:36Z-07:00.