マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-023 - 重要

カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (3034344)

公開日:2015 年 3 月 11 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムにより、Microsoft Windows の脆弱性が解決されます。最も深刻な脆弱性では、攻撃者がシステムにログオンし、特権を昇格させるように設計された特別に細工されたアプリケーションを実行した場合、特権の昇格が起こる可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全な管理者権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、カーネルモード ドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更し、カーネルモード ドライバーが呼び出し元スレッドのトークンを検証する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3034344 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 8 for x64-based Systems
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2012 R2
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1] (3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows RT 8.1[1] (3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3034344)

情報漏えい

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3034344)

特権の昇格

重要

MS15-010 の 3013455

注: この更新プログラムは、Windows Technical Preview および Windows Server Technical Preview で使用できます。これらのオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0077

Win32k の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0078

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0094

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0095

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows Server 2012 R2
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows RT 8.1
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3034344)

重要
情報漏えい

対象外

重要
情報漏えい

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3034344)

重要
情報漏えい

重要
特権の昇格

重要
情報漏えい

警告
サービス拒否

重要

脆弱性の情報

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0077

Windows カーネルモード ドライバーに情報漏えいの脆弱性が存在し、カーネル メモリの内容が攻撃者に漏えいする可能性があります。この脆弱性が生じるのは、Windows カーネルモード ドライバーが、以前の関数呼び出しの結果を削除する方法で関数のバッファーを初期化しない場合です。

この情報漏えいの脆弱性が攻撃者によって悪用された場合、システムに関する情報が取得され、他の攻撃との組み合わせによってシステムが侵害される可能性があります。この情報漏えいの脆弱性自体によって、任意のコードの実行が可能になることはありません。ただし、攻撃者はこの脆弱性を他の脆弱性と組み合わせることで、Address Space Layout Randomization (ASLR) などのセキュリティ機能を回避する可能性があります。この更新プログラムは、カーネルモード ドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することによりこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Win32k の特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0078

Windows カーネルモード ドライバーには、カーネルモード ドライバーが呼び出し元スレッドのトークンを適切に検証しない場合に発生する、特権の昇格の脆弱性があります。

認証された攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、管理者の資格情報を取得および使用して特権を昇格させる可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全な管理者権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。この脆弱性の悪用には、攻撃者はまずシステムにログオンする必要があります。そして、特権を昇格させるために作られた特別な細工がされたアプリケーションを実行する可能性があります。この更新プログラムは、カーネルモード ドライバーが呼び出し元スレッドのトークンを検証する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0094

Windows カーネルモード ドライバーに情報漏えいの脆弱性が存在し、カーネル メモリの内容が攻撃者に漏えいする可能性があります。この脆弱性は、Windows カーネルモード ドライバーが関数呼び出し時にプライベート アドレス情報をリークする場合に生じます。

この情報漏えいの脆弱性が攻撃者によって悪用された場合、システムに関する情報が取得され、他の攻撃との組み合わせによってシステムが侵害される可能性があります。この情報漏えいの脆弱性自体によって、任意のコードの実行が可能になることはありません。ただし、攻撃者はこの脆弱性を他の脆弱性と組み合わせることで、Address Space Layout Randomization (ASLR) などのセキュリティ機能を回避する可能性があります。この更新プログラムは、カーネルモード ドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することによりこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft Windows カーネル メモリの漏えいの脆弱性 - CVE-2015-0095

Windows カーネルモード ドライバーに情報漏えいの脆弱性が存在し、カーネル メモリの内容が攻撃者に漏えいする可能性があります。この脆弱性は、Windows カーネル モード ドライバーが NULL ポインターを逆参照する場合に生じます。NULL ページは、一般的には、マッピングまたは割り当てられないため、カーネルが NULL ポインターを逆参照すると、通常はブルースクリーン状態になります。しかし、NULL ページがマッピングされている場合は、ブルースクリーン状態を回避することができ、さらに、NULL ページがユーザーモードのメモリ アドレス空間内に存在するため、攻撃者がカーネル情報を NULL ページにコピーしてその内容を読み取ることができます。NULL ページのマッピングが無効になっている場合、この攻撃の経路は使用できません。Windows 8 以降のオペレーティング システムではこれが既定の状態です。

この情報漏えいの脆弱性が攻撃者によって悪用された場合、システムに関する情報が取得され、他の攻撃との組み合わせによってシステムが侵害される可能性があります。この情報漏えいの脆弱性自体によって、任意のコードの実行が可能になることはありません。ただし、攻撃者はこの脆弱性を他の脆弱性と組み合わせることで、Address Space Layout Randomization (ASLR) などのセキュリティ機能を回避する可能性があります。この更新プログラムは、カーネルモード ドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することによりこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/03/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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