マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-028 - 重要

Windows タスク スケジューラの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (3030377)

公開日: 2015 年 3 月 11 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、影響を受けるシステムで特権が制限されているユーザーがタスク スケジューラを使用して、実行するアクセス許可のないファイルを実行できる可能性があります。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、アクセス制御リスト (ACL) のチェックをバイパスして特権実行可能ファイルを実行できるようになります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows RT、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows RT 8.1 について、深刻度が「重要」に評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、タスク スケジューラが偽装レベルを検証する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3030377 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8 for x64-based Systems
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1] (3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows RT 8.1[1] (3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3030377)

セキュリティ機能のバイパス

重要

なし

[1] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、3 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

タスク スケジューラのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-0084

総合的な深刻度

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows RT 8.1
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3030377)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

脆弱性の情報

タスク スケジューラのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-0084

Windows タスク スケジューラが偽装レベルの適切な検証と適用に失敗した場合にセキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。この脆弱性により、影響を受けるシステムで特権が制限されているユーザーがタスク スケジューラを使用して、実行するアクセス許可のないファイルを実行できる可能性があります。

この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、ACL のチェックをバイパスして特権実行可能ファイルを実行できるようになります。この更新プログラムは、タスク スケジューラが偽装レベルを検証する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

お客様の状況で、次の回避策が役立つ場合があります。

  • タスク スケジューラ サービスをオフにする

    : レジストリを正確に変更しないと、深刻な問題となり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる可能性があります。マイクロソフトはレジストリの誤った変更により発生した問題に関しては一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。

    1. レジストリ エディターを開き、HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Schedule に移動します。
    2. Start キーの値を 2 から 4 (無効) に変更します。
    3. コンピューターを再起動します。

    回避策の影響: スケジュールされたタスクが実行されなくなります。

    回避策の解除方法:

    1. レジストリ エディターを開き、 HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Schedule に移動します。
    2. Start キーの値を 4 から 2 (有効) に変更します。
    3. コンピューターを再起動します。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のここで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/3/11): このセキュリティ情報ページを公開しました。

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