マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-037 - 重要

Windows タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される (3046269)

公開日:2015 年 4 月 15 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムにより、Microsoft Windows の脆弱性が解決されます。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、攻撃者は、既知の無効なタスクを利用して、システム アカウントのコンテキストで特別に細工されたアプリケーションをタスク スケジューラに実行させる可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows 7 および Windows Server 2008 R2 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、既知の無効な Windows Defender タスクが存在しないことを確認するか、そのタスクを影響を受けるシステムから削除することによってこの脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3046269 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

**オペレーティング システム** **最も深刻な脆弱性の影響** **総合的な深刻度** **置き換えられる更新プログラム**
**Windows 7**
[Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=84d436c6-bfc3-480b-918d-8a30b4fe06f5) (3046269) 特権の昇格 重要 なし
[Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=c3ee540b-7f6c-499d-9863-9042b0bdb31d) (3046269) 特権の昇格 重要 なし
**Windows Server 2008 R2**
[Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=04c58237-9314-4b6e-a7b0-206587b9a78d) (3046269) 特権の昇格 重要 なし
[Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=cec8cd6a-32e1-4c4a-955c-700c58280328) (3046269) 特権の昇格 重要 なし
**Server Core インストール オプション**
[Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=04c58237-9314-4b6e-a7b0-206587b9a78d) (Server Core インストール) (3046269) 特権の昇格 重要 なし

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、4 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

**影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響**
**影響を受けるソフトウェア** [**タスク スケジューラの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0098**](https://www.cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2015-0098) **総合的な深刻度**
**Windows 7**
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1 (3046269) **重要**                                             特権の昇格 **重要**
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1 (3046269) **重要**                                             特権の昇格 **重要**
**Windows Server 2008 R2**
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (3046269) **重要**                                             特権の昇格 **重要**
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1 (3046269) **重要**                                             特権の昇格 **重要**
**Server Core インストール オプション**
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール) (3046269) **重要**                                             特権の昇格 **重要**

脆弱性の情報

タスク スケジューラの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-0098

特定のシステムに既知の無効なタスクが存在する場合に、タスク スケジューラに特権が昇格される脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、攻撃者は、システム アカウントのコンテキストで特別に細工されたアプリケーションをタスク スケジューラに実行させる可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

この脆弱性の悪用のためには、攻撃者が最初にターゲットのシステムにログオンし、既知の無効なタスクがシステム上に存在するかどうかを特定する必要があります。存在する場合、攻撃者が、システム アカウントのコンテキストで特別に細工されたアプリケーションを実行するようにタスクを設計し直す可能性があります。この更新プログラムは、既知の無効なタスクが存在しないことを確認するか、そのタスクを影響を受けるシステムから削除することによってこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/04/15): このセキュリティ情報ページを公開しました。

Page generated 2015-04-07 12:43Z-07:00.