マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-050 - 重要

サービス コントロール マネージャーの脆弱性により、特権が昇格される (3055642)

公開日:2015 年 5 月 13 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Windows サービス コントロール マネージャー (SCM) の脆弱性を解決します。この脆弱性は、SCM が偽装レベルを不適切に検証する場合に発生します。この脆弱性により、攻撃者が最初にコンピューターにログオンし、特権を昇格させることを目的に特別に細工されたアプリケーションを実行できる場合、特権が昇格される可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、SCM が偽装レベルを検証する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3055642 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2[1]

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2[1]

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems[1]

特権の昇格

重要

なし

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 8 for x64-based Systems
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 R2
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[2] (3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows RT 8.1[2] (3055642)

特権の昇格

重要

なし

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3055642)

特権の昇格

重要

なし

[1]Windows Server 2003 は影響を受けますが、そのための更新プログラムは公開されていません。詳細については、「更新プログラムに関するFAQ」を参照してください。

[2] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

更新プログラムに関する FAQ

影響を受ける製品の一覧に Windows Server 2003 がありますが、なぜマイクロソフトはその更新プログラムを公開しないのですか?
Windows Server 2003 は影響を受ける製品ですが、広範囲にわたるアーキテクチャの変更が必要であり、そのためにシステムの安定性が損なわれ、アプリケーションの互換性の問題が発生するので、マイクロソフトではこの製品の更新プログラムを提供していません。セキュリティを重視するお客様には、変化するセキュリティ上の脅威に常に対応し、新しいオペレーティング システムが提供するより強固な保護を利用するために、より新しいオペレーティング システムにアップグレードすることをお勧めします。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、5 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

サービス コントロール マネージャーの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-1702

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems

重要
特権の昇格

重要

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 R2
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1] (3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows RT 8.1[1] (3055642)

重要
特権の昇格

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3055642)

重要
特権の昇格

重要

脆弱性の情報

サービス コントロール マネージャーの特権の昇格の脆弱性 - CVE-2015-1702

Windows サービス コントロール マネージャー (SCM) に特権の昇格の脆弱性が存在します。この脆弱性は、SCM が偽装レベルを不適切に検証する場合に発生します。この脆弱性を攻撃者が悪用した場合、攻撃者の特権が昇格され、十分な権限が存在しない SCM への呼び出しを行う可能性があります。この更新プログラムは、SCM が偽装レベルを検証する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

この脆弱性の悪用には、攻撃者はまずシステムにログオンする必要があります。そして、特権を昇格させるために作られた特別な細工がされたアプリケーションを実行する可能性があります。主に、ワークステーションおよびターミナル サーバーが、この脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/05/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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