マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-052 - 重要

Windows カーネルの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (3050514)

公開日:2015 年 5 月 13 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムにより、Microsoft Windows の脆弱性が解決されます。この脆弱性により、攻撃者が影響を受けるシステムにログオンし、特別な細工がされたアプリケーションを実行した場合、セキュリティ機能のバイパスが起こる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているエディションの Windows 8、Windows Server 2012、Windows 8.1、および Windows Server 2012 R2 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows カーネルが要求の発信元を検証する方法を修正することで、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3050514 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems[1] (3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows 8 for x64-based Systems[1] (3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012[1] (3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows Server 2012 R2
(3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[2] (3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows RT 8.1[2] (3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Server Core インストール オプション

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3050514)

セキュリティ機能のバイパス

重要

MS15-010 の 3023562

[1] セキュリティ更新プログラム 3050514 は 今回同時にリリースされる MS15-055 の 3061518 に置き換えられます。Windows 8 または Windows Server 2012 に両方の更新プログラムを手動でインストールされたいお客さまは、MS15-055 の 3061518 をインストールする前に MS15-052 の 3050514 をインストールしてください。(これは自動更新を有効にしているお客様には自動で適用されます)

詳細は、サポート技術情報 3050514 の既知の情報を参照してください。

[2] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、5 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Windows カーネルのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-1674

総合的な深刻度

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows RT 8.1
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3050514)

重要
セキュリティ機能のバイパス

重要

脆弱性の情報

Windows カーネルのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 - CVE-2015-1674

Windows カーネルがメモリ アドレスの適切な検証に失敗する場合に、セキュリティ機能のバイパスの脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者は、Kernel Address Space Layout Randomization (KASLR) のバイパスに至る可能性がある情報を取得する可能性があります。この脆弱性を悪用した攻撃者は、侵害されたプロセスから cng.sys のベース アドレスを取得する可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、攻撃者は影響を受けるシステムにログオンして、特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。このセキュリティ更新プログラムは、Windows カーネルがメモリ アドレスを検証する方法を修正することによりこの脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/05/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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