マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-055 - 重要

Schannel の脆弱性により、情報漏えいが起こる (3061518)

公開日:2015 年 5 月 13 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Windows オペレーティング システムに限らず業界規模で影響を与える問題として一般に公開されている Logjam という手法を悪用した 1 件の Microsoft Windows の脆弱性を解決します。この脆弱性により、Secure Channel (Schannel) が、暗号化された TLS セッションで、512 ビットの弱い Diffie-Hellman Ephemeral (DHE) キー長の使用を許可している場合、情報漏えいが起こる可能性があります。512 ビットの DHE キーを許可すると、DHE キーの交換が弱くなり、さまざまな攻撃に対して脆弱性が生じます。攻撃が成功するためには、サーバーが 512 ビットの DHE キー長をサポートしていることが必要です。Windows サーバーの既定の構成で許可される最小の DHE キー長は 1024 ビットです。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、許可される最小の DHE キー長を 1024 ビットに大きくすることで、脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3061518 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049,
MS15-052 の 3050514[1]

Windows 8 for x64-based Systems
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049,
MS15-052 の 3050514[1]

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049,
MS15-052 の 3050514[1]

Windows Server 2012 R2
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[1] (3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows RT 8.1[1] (3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049,
MS15-052 の 3050514[1]

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3061518)

情報漏えい

重要

MS15-031 の 3046049

[1]MS15-052 の 3050514 は、MS15-055 の 3061518 と共にリリースされます。Windows 8 または Windows Server 2012 上で両方の更新プログラムを手動でインストールするお客様は、MS15-055 の 3061518 をインストールする前に MS15-052 の 3050514 をインストールする必要があります (自動更新を有効にしている場合は、自動的にこの順序でインストールされます)。詳細は、サポート技術情報 3061518 の既知の情報を参照してください。

[2] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

更新プログラムに関する FAQ

この更新プログラムには、機能に対する他のセキュリティ関連の変更が含まれていますか。
はい。この更新プログラムは、Windows 8 システム上の次の 2 つの暗号に関する暗号ネゴシエーション中に False Start 最適化を削除することで、Windows 8 および Windows 8.1 での TLS False Start 暗号を標準化します。

  • TLS_RSA_WITH_RC4_128_SHA
  • TLS_RSA_WITH_RC4_128_MD5

また、RC4 暗号スイートのネゴシエーションで False Start を禁止するためのプロビジョンも実装します。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、5 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

Schannel の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2015-1716

総合的な深刻度

Windows Server 2003

Windows Server 2003 Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8 for x64-based Systems
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8.1 for x64-based Systems
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 R2
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows RT 8.1
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Server Core インストール オプション

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3061518)

重要
情報漏えい

重要

脆弱性の情報

Schannel の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2015-1716

Secure Channel (Schannel) に情報漏えいの脆弱性が存在します。この脆弱性は、Schannel が、暗号化された TLS セッションで 512 ビットの弱い Diffie-Hellman Ephemeral (DHE) キー長の使用を許可している場合に発生します。512 ビットの DHE キーを許可すると、DHE キーの交換が弱くなり、さまざまな攻撃に対して脆弱性が生じます。

このセキュリティ更新プログラムは、許可される最小の DHE キー長を 1024 ビットに大きくすることで、脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • 攻撃が成功するためには、サーバーが 512 ビットの DHE キー長をサポートしていることが必要です。Windows サーバーの既定の構成で許可される最小の DHE キー長は 1024 ビットです。

回避策

お客様の状況で、次の回避策が役立つ場合があります。

  • DHE 暗号スイートを無効にする

    警告 もしレジストリエディタを誤って使った場合、OSの再インストールが必要となるかもしれない深刻な問題を引き起こす可能性があります。Microsoftはレジストリエディタを誤った使用した結果、その問題が解決できるかは保証できません。レジストリエディタの使用はご自身の判断で行ってください。 .

    1. レジストリエディタを開きます。
    2. 次のレジストリロケーションに移動し、キー交換アルゴリズム設定にアクセスします。:

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\KeyExchangeAlgorithms

    3. Diffie-Hellman サブキーを選択します。 (もしないようでしたら、作成します)

    4. Enabled DWORD のレジストリの値を0に設定します。 0 (もしないようでしたら、作成します)
    5. レジストリエディタを終了します。

    回避策を元に戻すには

    1. レジストリエディタを開きます。
    2. 次のレジストリロケーションに移動し、キー交換アルゴリズム設定にアクセスします。:

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\KeyExchangeAlgorithms

    3. Diffie-Hellman サブキーを選択します。

    4. Enabled DWORD のレジストリの値を 1に設定します。
    5. レジストリエディタを終了します。

    回避策の影響: フェールオーバーオプションが適用されない限り、DHEキーの暗号化された TLS セッションは機能しなくなります。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/05/13):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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