マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-086 - 重要

System Center Operations Manager の脆弱性により、特権が昇格される (3075158)

公開日:2015 年 8 月 12 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft System Center Operations Manager の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された URL を使用して影響を受ける Web サイトを訪問した場合、特権が昇格される可能性があります。攻撃者は、このような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、影響を受ける Web サイトにユーザーを訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムは、影響を受けるバージョンの Microsoft System Center 2012 Operations Manager および Microsoft System Center 2012 Operations Manager R2 について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、System Center Operations Manager による入力の受け入れ方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3075158 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

**影響を受けるソフトウェア** **最も深刻な脆弱性の影響** **総合的な深刻度** **置き換えられる更新プログラム**
**Microsoft System Center 2012 Operations Manager**
[Microsoft System Center 2012 Operations Manager](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3071089) (更新プログラムのロールアップ 8 をインストール) (3071089) 特権の昇格 重要 なし
[Microsoft System Center 2012 Operations Manager Service Pack 1](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3071088) (更新プログラムのロールアップ 10 をインストール) (3071088) 特権の昇格 重要 なし
**Microsoft System Center 2012 Operations Manager R2**
[Microsoft System Center 2012 Operations Manager R2](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3064919) (更新プログラムのロールアップ 7 をインストール) (3064919) 特権の昇格 重要 なし

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、8 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。

**影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響**
**影響を受けるソフトウェア** [**System Center Operations Manager Web コンソールの XSS の脆弱性 - CVE-2015-2420**](https://www.cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2015-2420) **総合的な深刻度**
**Microsoft System Center 2012 Operations Manager**
Microsoft System Center 2012 Operations Manager (3071089) **重要**  特権の昇格 **重要**
Microsoft System Center 2012 Operations Manager Service Pack 1 (3071088) **重要**  特権の昇格 **重要**
**Microsoft System Center 2012 Operations Manager R2**
Microsoft System Center 2012 Operations Manager R2 (3064919) **重要**  特権の昇格 **重要**

脆弱性の情報

System Center Operations Manager Web コンソールの XSS の脆弱性 - CVE-2015-2420

Microsoft System Center Operations Manager に、入力の不適切な検証が原因である、特権の昇格の脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者はユーザーのブラウザーにクライアント側のスクリプトを挿入する可能性があります。スクリプトは影響を受ける Web サイトでコンテンツのなりすまし、情報の漏えい、または標的となるユーザーに代わって任意の操作を行う可能性があります。

攻撃者は、特別に細工した URL を使用して、影響を受ける Web サイトをユーザーに訪問させるよう誘導し、この脆弱性を悪用する可能性があります。これは、攻撃者が制御している URL の Web のリンク先が含まれていれば、どのような方法 (例: 電子メールのリンク先、Web サイトのリンク先、または Web サイトのリダイレクト) でも実行可能です。さらに、影響を受けた Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合、攻撃者がこのような Web サイトにユーザーを強制的に訪問させる方法はないと考えられます。その代わり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、特別に細工された URL を使用してユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

主に、System Center Operations Manager の Web コンソールへのアクセス権があるユーザーがこの脆弱性による危険にさらされます。この更新プログラムは、System Center Operations Manager による入力の受け入れ方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/08/12):このセキュリティ情報ページを公開しました。

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