マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-089 - 重要

WebDAV の脆弱性により、情報漏えいが起こる (3076949)

公開日:2015 年 8 月 12 日

バージョン: 1.0

概要

このセキュリティ更新プログラムにより、Microsoft Windows の脆弱性が解決されます。この脆弱性により、攻撃者が Secure Socket Layer (SSL) 2.0 を有効にされた WebDAV サーバーとの間で暗号化された SSL 2.0 セッションを強制的に確立し、中間者 (MiTM) 攻撃を使用して暗号化されたトラフィックの一部を暗号化解除した場合、情報が漏えいする可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、Itanium サーバーと Windows 10 (この脆弱性の影響を受けません) を除くすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度を「重要」と評価しています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) クライアントが既定で使用するプロトコルを SSL 2.0 より安全なものにすることにより、この脆弱性に対処します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3076949 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム

最も深刻な脆弱性の影響

総合的な深刻度

置き換えられる更新プログラム

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2[1] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2[1] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 7 (x64 ベースのシステム) Service Pack 1
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1[1] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 8 (x64 ベースのシステム)
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows 8.1 (x64 ベースのシステム)
(3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012[1] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows Server 2012 R2[1] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT[2] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

Windows RT 8.1[2] (3076949)

情報漏えい

重要

なし

[1] サーバーは Desktop Experience がインストールされている場合にのみ影響を受けます。

[2] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、8 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響

影響を受けるソフトウェア

WebDAV クライアントの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2015-2476

総合的な深刻度

Windows Vista

Windows Vista Service Pack 2
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008

Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 7

Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 7 (x64 ベースのシステム) Service Pack 1
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2008 R2

Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8 および Windows 8.1

Windows 8 for 32-bit Systems
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8 (x64 ベースのシステム)
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows 8.1 (x64 ベースのシステム)
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2

Windows Server 2012
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows Server 2012 R2
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows RT および Windows RT 8.1

Windows RT
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

Windows RT 8.1
(3076949)

重要
情報漏えい

重要

脆弱性の情報

WebDAV クライアントの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2015-2476

Microsoft Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) クライアントには、Secure Socket Layer (SSL) 2.0 の使用を明示的に許可すると発生する情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、暗号化トラフィックの一部を解読する可能性があります。

この脆弱性を悪用するため、攻撃者は、SSL 2.0 が有効になっている WebDAV サーバーとの間で暗号化された SSL 2.0 セッションを強制的に確立し、man-in-the-middle (MiTM) 攻撃を使用して暗号化トラフィックの一部を解読します。このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft WebDAV クライアントが既定で使用するプロトコルを SSL 2.0 より安全なものにすることにより、この脆弱性に対処します。

マイクロソフトは、協調的な脆弱性の公開を通じてこの脆弱性に関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているサポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/08/12):このセキュリティ情報ページを公開しました。

Page generated 2015-08-05 12:48Z-07:00.