マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-107 - 重要

Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3096448)

公開日:2015 年 10 月 14 日 | 最終更新日: 2015 年 10 月 19 日

バージョン: 1.1

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Edge の脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Microsoft Edge を使用して表示すると、情報漏えいが起こる可能性があります。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者により現在のユーザーと同じ権限が取得される可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows 10 上の Microsoft Edge について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Edge がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を変更することにより、これらの脆弱性を排除します。

脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、サポート技術情報 3096448 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

**オペレーティング システム** **コンポーネント** **最も深刻な脆弱性の影響** **総合的な深刻度** **置き換えられる更新プログラム**
**Microsoft Edge**
[Windows 10 for 32-bit Systems](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3097617)[1] (3097617) Microsoft Edge 情報漏えい 重要 [3081455](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3081455)
[Windows 10 for x64-based Systems](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3097617)[1] (3097617) Microsoft Edge 情報漏えい 重要 [3081455](https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3081455)

[1]Windows 10 の更新プログラムは累積的です。セキュリティ関連以外の更新プログラムが含まれるだけでなく、当月のセキュリティ リリースに付随する、Windows 10 に影響するすべての脆弱性に対するすべてのセキュリティ修正も含まれます。詳細とダウンロード リンクについては、サポート技術情報 3097617 を参照してください。

注: Windows Server Technical Preview 3 が影響を受けます。このオペレーティング システムを実行しているお客様は、Windows Update から入手できる更新プログラムを適用することをお勧めします。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、10 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。

深刻度の評価および影響の表で、「緊急」、「重要」、および「警告」という値が明記されている場合、それらは深刻度の評価を示します。詳細については、セキュリティ情報の深刻度評価システムを参照してください。表内で使用される次のキーで示される省略形は、最も大きな影響があることを示しています。

省略形 最も大きな影響
RCE リモートでコードが実行される
EoP 特権の昇格
ID 情報漏えい
SFB セキュリティ機能のバイパス

 

**脆弱性の深刻度の評価および影響**
**CVE 番号** **脆弱性のタイトル** **Microsoft Edge**
[CVE-2015-6057](https://www.cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2015-6057) Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性 Windows クライアント: **重要/ID** Windows サーバー: **低/ID**
[CVE-2015-6058](https://www.cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2015-6058) Microsoft Edge の XSS フィルター バイパス Windows クライアント: **重要/SFB** Windows サーバー: **低/SFB**

更新プログラムに関する FAQ

この更新プログラムには、機能に対する追加のセキュリティ関連の変更が含まれていますか?
このセキュリティ情報で説明されている脆弱性について記載されている変更のほか、この更新プログラムにはセキュリティ関連機能を改善する多層防御の変更が含まれています。

脆弱性の情報

Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2015-6057

Microsoft Edge に情報漏えいの脆弱性が存在します。この脆弱性により、Microsoft Edge がメモリの内容を不適切に開示し、それによりユーザーのコンピューターをさらに侵害する情報を攻撃者に提供する可能性があります。

この更新プログラムは、特定の機能がメモリ内でオブジェクトを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。マイクロソフトは、協調的なバイパスの公開を通じてこのバイパスに関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、このバイパスが公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

Microsoft Edge の XSS フィルター バイパス - CVE-2015-6058

通常は適切にフィルター処理されるはずの HTTP 応答データ内の HTML 属性を Microsoft Edge が無効にする方法に、クロスサイト スクリプティング (XSS) フィルター バイパスが存在します。このバイパスにより、最初に無効にされたスクリプトが誤ったセキュリティ コンテキストで実行され、情報漏えいが起こる可能性があります。

攻撃者が、このバイパスを悪用するように設計された特別に細工されたコンテンツを Web サイトに投稿する可能性があります。攻撃者は、影響を受ける Web サイトのコンテンツを表示するようにユーザーを誘導する必要があります。その後で、ユーザーがこの Web サイトを参照すると、XSS フィルターが特別に細工されたコンテンツの HTML 属性を無効にし、悪意を持ったスクリプトが誤ったセキュリティ コンテキストで実行されて、その結果情報漏えいが起こる状況になります。

攻撃者がこのバイパスを悪用した場合、ユーザーのシステム上でサードパーティ Web サイトになりすましてスクリプトを実行する可能性があります。そのようなスクリプトは、サードパーティの Web サイトにアクセスしたときにブラウザーの内部で実行され、サードパーティの Web サイトが許可する任意の操作をユーザーのシステム上で実行する可能性があります。このバイパスが悪用されるのは、ユーザーが HTML メール内のハイパーテキスト リンクをクリックした場合か、ユーザーが攻撃者の Web サイトまたは攻撃者が管理しているコンテンツが含まれる Web サイトにアクセスした場合のみです。ワークステーションやターミナル サーバーなど、Microsoft Edge を頻繁に使用するコンピューターが、最もこのバイパスによる危険にさらされます。

この更新プログラムは、Microsoft Edge の XSS フィルターが HTML 属性を誤って無効にするのを防ぐことによってこのバイパスを解決します。マイクロソフトは、協調的なバイパスの公開を通じてこのバイパスに関する情報を得ました。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、このバイパスが公に悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受け取っていませんでした。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開の詳細については、ここで参照されているサポート技術情報の「概要」を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/10/14): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2015/10/19): このセキュリティ情報ページを更新し、Windows 10 用の累積的な更新プログラム 3097617 の検出の変更をお知らせしました。今回の更新は検出の変更のみです。既にシステムを正常に更新されたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。

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