マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-121 - 重要

なりすましに対処する Schannel 用のセキュリティ更新プログラム (3081320)

公開日:2015 年 11 月 11 日 | 最終更新日: 2016 年 4 月 8 日

バージョン: 1.1

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者がクライアントと正規のサーバーの間で中間者 (MiTM) 攻撃を実行した場合に、なりすましが行われる可能性があります。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows 10 を除くすべてのサポートされているリリースの Microsoft Windows について、深刻度が「重要」と評価されています。詳細については、「影響を受けるソフトウェア」のセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているすべてのバージョンの TLS (Transport Layer Security) に拡張マスター シークレット バインドのサポートを追加することで、この脆弱性を解決します。脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」を参照してください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3081320 を参照してください。

影響を受けるソフトウェア

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフ サイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

オペレーティング システム 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム*
Windows Vista
Windows Vista Service Pack 2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows 7
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1[1] (3081320) なりすまし 重要 MS15-076 の 3067505
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1[1] (3081320) なりすまし 重要 MS15-076 の 3067505
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1[1] (3081320) なりすまし 重要 MS15-076 の 3067505
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1[1] (3081320) なりすまし 重要 MS15-076 の 3067505
Windows 8 および Windows 8.1
Windows 8 for 32-bit Systems[2] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows 8 for x64-based Systems[2] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows 8.1 for x64-based Systems
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012[2] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2012 R2
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows RT および Windows RT 8.1
Windows RT[3] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows RT 8.1[3] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)[1] (3081320) なりすまし 重要 MS15-076 の 3067505
Windows Server 2012 (Server Core インストール)[2] (3081320) なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518
Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3081320)
なりすまし 重要 MS15-055 の 3061518

[1]MS15-115 の更新プログラム 3101746 および MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-121 の更新プログラム 3081320 と共にリリースされます。Windows 7 Service Pack 1 または Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 上でこれら 3 つすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、3101246、3081320、3101746 の順で更新プログラムをインストールする必要があります (自動更新を有効にしている場合は、自動的にこの順序でインストールされます)。代わりに、お客様は更新プログラム 3101246 と 3081320 を含む、更新プログラム 3101746 のみをインストールすることができます。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

[2]MS15-115 の更新プログラム 3101746 および MS15-122 の更新プログラム 3101246 は、このセキュリティ情報 MS15-121 の更新プログラム 3081320 と共にリリースされます。Windows 8 または Windows Server 2012 上でこれら 3 つすべての更新プログラムを手動でインストールするお客様は、3101246、3101746、3081320 の順で更新プログラムをインストールする必要があります (自動更新を有効にしている場合は、自動的にこの順序でインストールされます)。代わりに、お客様は更新プログラム 3101246 と 3101746 を含む、更新プログラム 3081320 のみをインストールすることができます。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3105256 の既知の問題に関するセクションを参照してください。

[3] この更新プログラムは、Windows Update を介してのみ入手可能です。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、11 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア Schannel TLS のトリプル ハンドシェイクの脆弱性 - CVE-2015-6112 総合的な深刻度
Windows Vista
Windows Vista Service Pack 2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 7
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 8 および Windows 8.1
Windows 8 for 32-bit Systems
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 8 for x64-based Systems
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 8.1 for 32-bit Systems
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows 8.1 for x64-based Systems
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2012 R2
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows RT および Windows RT 8.1
Windows RT
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows RT 8.1
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2012 (Server Core インストール)
(3081320)
重要
なりすまし
重要
Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)
(3081320)
重要
なりすまし
重要

脆弱性の情報

Schannel TLS のトリプル ハンドシェイクの脆弱性 - CVE-2015-6112

Microsoft Windows に、サポートされているすべてのバージョンの TLS プロトコルの弱点が原因である、なりすましの脆弱性が存在します。この脆弱性を悪用した攻撃者は、クライアントと攻撃が開始されるサーバーの間で使用されるものと同じ資格情報を使用する他のサーバー上で、攻撃対象のユーザーに偽装する可能性があります。

この脆弱性を悪用するには、攻撃者はまずクライアントと正規のサーバーの間で中間者 (MiTM) 攻撃を実行する必要があります。この更新プログラムは、サポートされているすべてのバージョンの TLS に拡張マスター シークレット バインドのサポートを追加することで、この脆弱性を解決します。

この脆弱性は一般で公表されていました。これは Common Vulnerability and Exposure の CVE-2015-6112 にアサインされています。このセキュリティ情報が最初に公開された時点では、マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認していません。

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞を参照してください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2015/11/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2016/04/08): 「影響を受けるソフトウェア」セクションの脚注を更新し、MS15-115 の更新プログラム 3101746、MS15-121 の更新プログラム 3081320、MS15-122 の更新プログラム 3101246 のインストール順序を明記しました。これは情報のみの変更です。既に正常に更新プログラムをインストールされたお客様は、特別な措置を講じる必要はありません。

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