マイクロソフト セキュリティ情報 MS16-015 - 緊急

リモートでのコード実行に対処する Microsoft Office 用のセキュリティ更新プログラム (3134226)

公開日:2016 年 2 月 10 日 | 最終更新日:2016 年 2 月 17 日

バージョン: 2.0

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。これらの脆弱性では、特別に細工された Microsoft Office ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

詳細については、「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」のセクションをご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次の方法で脆弱性を解決します。

  • Office でメモリ内オブジェクトを処理する方法を修正する
  • 有効な署名がされたバイナリを提供する
  • SharePoint Server で Web 要求を適切にサニタイズできるようにする

脆弱性の詳細については、「脆弱性の情報」をご覧ください。

この更新プログラムの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 3134226 をご覧ください。

影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度

次のソフトウェア バージョンまたはエディションが影響を受けます。一覧にないバージョンまたはエディションは、サポート ライフサイクルが終了しているか、この脆弱性の影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、Microsoft サポート ライフサイクル の Web サイトをご覧ください。

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日以内にこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、2 月のセキュリティ情報の概要 の Exploitability Index (悪用可能性指標) をご覧ください。

Microsoft Office ソフトウェア

影響を受けるソフトウェア Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0022 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0052 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0053 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0054 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0055 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0056 置き換えられる更新プログラム*
Microsoft Office 2007
Microsoft Office 2007 Service Pack 3
(3114742)
対象外 対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 MS16-004 の 3114541
Microsoft Excel 2007 Service Pack 3
(3114741)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114540
Microsoft Word 2007 Service Pack 3
(3114748)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114549
Microsoft Office 2010
Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3114752)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114554
Microsoft Office 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3114752)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114554
Microsoft Excel 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3114759)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114564
Microsoft Excel 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3114759)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114564
Microsoft Word 2010 Service Pack 2 (32 ビット版)
(3114755)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114557
Microsoft Word 2010 Service Pack 2 (64 ビット版)
(3114755)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114557
Microsoft Office 2013
Microsoft Excel 2013 Service Pack 1 (32 ビット版)
(3114734)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114504
Microsoft Excel 2013 Service Pack 1 (64 ビット版)
(3114734)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114504
Microsoft Word 2013 Service Pack 1 (32 ビット版)
(3114724)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114494
Microsoft Word 2013 Service Pack 1 (64 ビット版)
(3114724)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114494
Microsoft Office 2013 RT
Microsoft Excel 2013 RT Service Pack 1
(3114734)[1]
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114504
Microsoft Word 2013 RT Service Pack 1
(3114724)[1]
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114494
Microsoft Office 2016
Microsoft Excel 2016 (32 ビット版)
(3114698)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114520
Microsoft Excel 2016 (64 ビット版)
(3114698)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114520
Microsoft Word 2016 (32 ビット版)
(3114702)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114526
Microsoft Word 2016 (64 ビット版)
(3114702)
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS16-004 の 3114526
Microsoft Office for Mac 2011
Microsoft Excel for Mac 2011
(3137721)[2]
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-0043133699
Microsoft Word for Mac 2011
(3137721)[2]
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 対象外 対象外 MS16-0043133699
Microsoft Office 2016 for Mac
Microsoft Excel 2016 for Mac
(3134241)[2]
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3133711
Microsoft Word 2016 for Mac
(3134241)[2]
緊急
リモートでコードが実行される
緊急
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 対象外 対象外 MS16-004 の 3133711
その他の Office ソフトウェア
Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 3
(3114548)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-131 の 3114457
Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 3
(3114745)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114546
Microsoft Excel Viewer
(3114747)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 MS16-004 の 3114547
Microsoft Word Viewer
(3114773)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 対象外 MS15-131 の 3114479

[1]この更新プログラムは、Windows Update を介して利用可能です。

[2]2016 年 2 月 16 日現在、Microsoft Office 2016 for Mac 用の更新プログラム 3134241 および Microsoft Office for Mac 2011 用の更新プログラム 3137721 が利用可能になりました。詳細は、サポート技術情報 3134241 およびサポート技術情報 3137721 を参照してください。

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft Office Services および Web Apps

影響を受けるソフトウェア Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0022 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0052 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0053 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0054 置き換えられる更新プログラム*
Microsoft SharePoint Server 2007
Microsoft SharePoint Server 2007 Service Pack 3 上の Microsoft Excel Services (32 ビット版)
(3114432)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-116 の 3101559
Microsoft SharePoint Server 2007 Service Pack 3 上の Microsoft Excel Services (64 ビット版)
(3114432)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-116 の 3101559
Microsoft SharePoint Server 2010
Microsoft SharePoint Server 2010 Service Pack 2 上の Excel Services
(3114401)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-116 の 3101525
Microsoft SharePoint Server 2013
Microsoft SharePoint Server 2013 Service Pack 1 上の Excel Services
(3114335)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-116 の 3101364
Microsoft SharePoint Server 2013 Service Pack 1 上の Word Automation Services
(3114481)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 MS15-116 の 3085477
Microsoft Office Web Apps 2010
Microsoft Office Web Apps 2010 Service Pack 2
(3114407)
対象外 対象外 対象外 重要
リモートでコードが実行される
MS15-116 の 3101533
Microsoft Office Web Apps 2013
Microsoft Office Web Apps Server 2013 Service Pack 1
(3114338)
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 MS15-116 の 3101367

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

Microsoft サーバー ソフトウェア

影響を受けるソフトウェア Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0022 Microsoft SharePoint XSS の脆弱性 - CVE-2016-0039 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0052 Microsoft Office のメモリの破損の脆弱性 - CVE-2016-0053 置き換えられる更新プログラム*
Microsoft SharePoint Server 2013
Microsoft SharePoint Server 2013 Service Pack 1
(3039768)
重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
MS15-022 の 2760361
Microsoft SharePoint Foundation 2013
Microsoft SharePoint Foundation 2013 Service Pack 1
(3114733)
対象外 重要
特権の昇格
対象外 対象外 MS16-004 の 3114503

* "置き換えられる更新プログラム" 列には、置き換えられる一連の更新プログラムの中で、最新の更新プログラムのみが表示されています。置き換えられる更新プログラムの完全な一覧については、Microsoft Update カタログにアクセスし、更新プログラムのサポート技術情報番号を検索してから、更新プログラムの詳細を表示します (置き換えられる更新プログラムの情報は [パッケージの詳細] タブにあります)。

更新プログラムに関する FAQ

Microsoft Word 2010 をインストールしています。なぜ、3114752 更新プログラムが提供されないのですか?
更新プログラム 3114752 は、特定の構成の Microsoft Office 2010 を実行しているシステムにのみ適用されます。一部の構成にはこの更新プログラムは提供されません。

「影響を受けるソフトウェアと脅威の深刻度」の表に影響を受けるとして特に記載されていないソフトウェアに対して、この更新プログラムが提供されます。なぜ、この更新プログラムが提供されるのですか?
更新プログラムが、複数の Microsoft Office 製品間で共有されているか同じ Microsoft Office 製品の複数のバージョン間で共有されているコンポーネントに存在する、脆弱性の影響を受けるコードに対応する場合、その更新プログラムは、脆弱性の影響を受けるコンポーネントが含まれるすべてのサポートされる製品およびバージョンに適用可能であると見なされます。

たとえば、更新プログラムが Microsoft Office 2007 製品にのみ適用される場合は、Microsoft Office 2007 が「影響を受けるソフトウェア」の表に明示されている可能性があります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2007、Microsoft Excel 2007、Microsoft Visio 2007、Microsoft 互換機能パック、Microsoft Excel Viewer、その他の Microsoft Office 2007 製品に適用される可能性があります。

たとえば、更新プログラムが Microsoft Office 2010 製品にのみ適用される場合は、Microsoft Office 2010 が「影響を受けるソフトウェア」の表に明示されている可能性があります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2010、Microsoft Excel 2010、Microsoft Visio 2010、Microsoft Visio Viewer、その他の Microsoft Office 2010 製品に適用される可能性があります。

たとえば、更新プログラムが Microsoft Office 2013 製品にのみ適用される場合は、Microsoft Office 2013 が「影響を受けるソフトウェア」の表に明示されている可能性があります。しかしその更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェア」の表に特に記載されていない Microsoft Word 2013、Microsoft Excel 2013、Microsoft Visio 2013、その他の Microsoft Office 2013 製品に適用される可能性があります。

脆弱性の情報

複数の Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性

Microsoft Office ソフトウェアでメモリ内のオブジェクトが適切に処理されない場合に、複数のリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが Microsoft Office ソフトウェアの影響を受けるバージョンで、特別に細工されたファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。影響を受けるソフトウェアと脆弱性深刻度評価の表で深刻度は緊急と評価され、プレビュー ウィンドウは CVE-2016-0022CVE-2016-0052CVE-2016-0053 の脆弱性による攻撃対象になります。メールの攻撃シナリオでは、攻撃者は特別に細工したファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者は、この脆弱性の悪用を意図したファイルを含む Web サイトをホストする (またはユーザーが提供するコンテンツを受け入れるかホストする侵害された Web サイト利用する) 可能性があります。しかし、いかなるケースでも、攻撃者はユーザーに Web サイトを見るよう強制することはできません。その代わり、通常は電子メールまたはインスタント メッセンジャーのメッセージの誘導により、ユーザーにリンクをクリックさせ、特別に細工されたファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。

この更新プログラムは、Office がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル CVE 番号 一般に公開 悪用
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0022 なし なし
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0052 なし なし
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0053 なし なし
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0054 なし なし
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0055 なし なし
Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性 CVE-2016-0056 なし なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素 を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、これらの脆弱性の回避策 を確認していません。

Microsoft SharePoint XSS の脆弱性 - CVE-2016-0039

特権の昇格は、SharePoint Server が、影響を受ける SharePoint サーバーを対象とする特別に細工された Web 要求を正しくサニタイズしない際に発生します。認証された攻撃者が、影響を受ける SharePoint Server に対して特別に細工された要求を送信することによって、脆弱性を悪用する可能性があります。攻撃者が脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステム上でクロスサイト スクリプティング攻撃を実行し、現在のユーザーのセキュリティ コンテキストでスクリプトを実行する可能性があります。これらの攻撃により攻撃者は、許可されていないコンテンツを読んだり、被害者の ID を利用して被害者になりすまして、権限の変更、コンテンツの削除、被害者のブラウザーへの悪意あるコンテンツの挿入などの SharePoint サイトの操作を実行できる可能性があります。

この更新プログラムは、SharePoint Server に Web 要求を正しくサニタイズさせることにより、この脆弱性を解決します。

次の表には、Common Vulnerabilities and Exposures リストの各脆弱性の標準のエントリへのリンクが含まれています。

脆弱性のタイトル CVE 番号 一般に公開 悪用
Microsoft SharePoint XSS の脆弱性 CVE-2016-0039 あり なし

問題を緩和する要素

マイクロソフトは、この脆弱性の問題を緩和する要素 を確認していません。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策 を確認していません。

セキュリティ更新プログラムの展開

セキュリティ更新プログラムの展開については、「概要」のこちらで言及されているマイクロソフト サポート技術情報をご覧ください。

謝辞

マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、謝辞 をご覧ください。

免責

マイクロソフト サポート技術情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation およびその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation およびその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用および使用結果につき、正確性、真実性など、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社およびこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含むすべての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2016/02/10): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V2.0 (2016/02/17): このセキュリティ情報ページを更新し、Microsoft Office 2016 for Mac 用の更新プログラム 3134241、および Microsoft Office for Mac 2011 用の更新プログラム 3137721 が利用可能になったことをお知らせしました。詳細は、サポート技術情報 3134241 およびサポート技術情報 3137721 を参照してください。

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