WSUS コンソールにアクセスできない

WSUS コンソールの使用中またはアクセスしようとしたときにエラーが表示された場合は、以下の情報を使用して、問題のトラブルシューティングを行ってください。

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WSUS コンソールへのアクセス許可をユーザーに付与する

WSUS コンソールへの適切なアクセス許可がないユーザーは、WSUS コンソールにアクセスしようとすると、アクセスを拒否するメッセージが表示されます。WSUS コンソールを使用するには、WSUS がインストールされているサーバーで Administrators グループまたは WSUS Administrators グループのメンバであることが必要です。

注意

WSUS がドメイン コントローラにインストールされている場合は、Domain Administrator グループのメンバだけが WSUS コンソールを使用できます。

ユーザーを WSUS Administrators グループに追加するには

  1. WSUS サーバー上で、[スタート] ボタン、[管理ツール]、[コンピュータの管理] の順にクリックします。

  2. [コンピュータの管理] で、[ローカル ユーザーとグループ] を展開し、[グループ] をクリックして、[WSUS Administrators] をダブルクリックします。

  3. [WSUS Administrators のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。

  4. [選択するオブジェクト名を入力してください (例)] ボックスにオブジェクト名を入力し、[OK] をクリックします。

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WSUS がプロキシ サーバーを使用するよう構成されていると、IP アドレス で WSUS コンソールにアクセスできない

プロキシ サーバーを使用するよう WSUS を構成していると、IP アドレス を使用して WSUS コンソールにアクセスすることはできません。この問題を回避するには、WSUS コンソールでログインする画面が表示されたら、ドメイン名を使用して WSUS サーバーにアクセスします。たとえば、ユーザー名の場合は、<ドメイン名>\<ユーザー名> と入力します。

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WSUS コンソールにアクセスできず、タイムアウト エラー メッセージが表示される

WSUS コンソールにアクセスできず、タイムアウト エラー メッセージが表示される場合は、WSUS サーバーの CPU が最大限まで、あるいはほぼ最大限利用されているために、データベースがタイムアウトしている可能性があります。データベース ソフトウェアがタイムアウトすると、WSUS コンソールは表示されません。

WSUS サーバーが気づかずに使いすぎとなる場合の 1 つに、WSUS サーバーにウイルス対策ソフトウェアがインストールされていて、それが WSUS コンテンツ ディレクトリを監視している場合があります。同期時に、ウイルス対策ソフトウェアが CPU に負荷をかけすぎる可能性があります。 WSUS コンテンツの格納場所を無視するようにウイルス対策ソフトウェアを設定すると、この状態を回避できます。

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hisec server.inf セキュリティ テンプレートを適用すると、Windows 2000 サーバーで WSUS コンソールにアクセスできない

この問題は、Windows 2000 サーバーに対してのみ該当します。hisec server.inf セキュリティ テンプレートの適用後、WSUS 管理コンソールにアクセスできない場合、WSUS コンソールが機能するように、ASP.NET および IWAM ローカル マシン アカウントに対するセキュリティのアクセス許可を緩和する必要があります。

回避策としては、IWAM アカウントと ASP.NET アカウントに、次のレジストリ キーに対する読み取りアクセス権を付与します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\software\microsoft\update services

ドメイン コントローラとして構成されている Windows 2000 Server で、IWAM アカウントに読み取りアクセス権を付与するには

  1. [スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。

  2. [名前] ボックスに「regedit.exe」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. レジストリ エディタで、次のキーに移動します。

    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Microsoft\Update Services

  4. [編集] をポイントし、[アクセス許可] をクリックします。

  5. [Microsoft Windows Server Update Services のアクセス許可] プロパティ ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。

  6. [ユーザー、コンピュータまたはグループの選択] ボックスで、[場所] をクリックします。

  7. [場所] ダイアログ ボックスでローカル コンピュータを選択し、[OK] をクリックします。

  8. [ユーザー、コンピュータまたはグループの選択] ボックスに「<コンピュータ名>\ASPNET」と入力し、[選択するオブジェクト名を入力してください(例)] ボックスに「<コンピュータ名>\IWAM_<コンピュータ名>」と入力します。名前を区切るには、セミコロンを使用します。たとえば、「<コンピュータ名>\ASPNET; <コンピュータ名>\IWAM_<コンピュータ名>」と入力します。

    <コンピュータ名> は、コンピュータの名前です。

  9. <コンピュータ名>\ASPNET を選択し、[許可] 列の [読み取り] ボックスをクリックします。

  10. <コンピュータ名>\IWAM_<コンピュータ名> を選択し、[許可] 列の [読み取り] ボックス、[OK] の順にクリックします。

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WSUS サーバーをドメイン コントローラに昇格すると、WSUS コンソールにアクセスできなくなることがある

WSUS サーバーをドメイン コントローラに昇格して WSUS コンソールにアクセスしようとすると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。

'/' アプリケーションでサーバー エラーが発生しました。

Access to the path "C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v1.1.4322\Temporary ASP.NET Files\wsusadmin\8c91a6b5\649b28ba\global.asax.xml" is denied.

サーバーをドメイン コントローラに昇格する前に IIS 6.0 および ASP.NET をそのサーバーにインストールしていると、このエラーが発生します。これは、Network Service グループには、Temporary ASP.NET Files フォルダに対する十分なアクセス許可がないためです。この問題を回避するには、WSUS サーバーをドメイン コントローラに昇格した後で IIS 6.0 および ASP.NET を必ずインストールしてください。この問題を解決するには、次の手順に従って、Network Service グループに適切なアクセス許可を有効にします。

Network Service グループに適切なアクセス許可を有効にするには

  1. [スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。

  2. [名前] ボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  3. コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。

    drive:\windows\microsoft .net\framework\v1.1.4322\aspnet_regiis -i

    drive: は、Windows がインストールされているディスクのドライブ文字です。

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ドメイン コントローラとして構成されている Windows 2000 Server で WSUS コンソールにアクセスできない

WSUS 管理コンソールにアクセスできず、ドメイン コントローラとして構成されている Windows 2000 Server を使用している場合、WSUS コンソールが機能するように、ASP.NET に対するセキュリティのアクセス許可を緩和する必要があります。回避策としては、IWAM アカウントに %windir%\assembly に対する読み取りアクセス権を付与します。

ドメイン コントローラとして構成されている Windows 2000 Server で、IWAM アカウントに読み取りアクセス権を付与するには

  • コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。

    cacls %windir%\assembly /e /t /p IWAM_xxxx:R

    %windir% はそのコンピュータの Windows ディレクトリで、IWAM_xxxx は IWAM コンピュータのアカウントです。

詳細については、サポート技術情報の記事 (https://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;\[LN\];317012) を参照してください。

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