SPO 提供の移行 Azure コンテナーとキュー
Microsoft の移行 API では、Azure コンテナーを一時ストレージとして使用する必要があります。 このプロセスを簡素化するために、移行 API を使用する際に既定のコンテナーが提供されるようになりました。 指定されたコンテナーを使用するには、調整を回避するために トラフィックを正しく装飾 する必要があります。 選択する場合は、独自の Azure コンテナーを引き続き提供することもできます。
暗号化は必須
移行 API が SPO 提供の Azure コンテナーからの移行ジョブを受け入れるようにするには、保存データを暗号化する必要があります。 暗号化を使用しない場合、お客様は、独自の Azure アカウントを引き続き提供することもできます。
メリット
メリット | 説明 |
---|---|
Azure コンテナーのコストは SPO に含まれます | コンテナーが提供されることにより、コンテナーは SharePoint Online の基本プランに含まれるようになりました。 SharePoint Online にサインアップするすべてのテナントは、このコンテナーを無料で入手できます。 |
コンテナーとキューは要求ごとに固有であり、再使用されません | コンテナーの取得後に、このコンテナーが再使用または共有されることはありません。 |
コンテナーとキューは自動的に削除されます | コンテナーは、標準の SharePoint Online コンプライアンスにより、30 日から 90 日以内に自動的に破棄されます。 |
コンテナーとキューは、お客様のデータセンターの場所に存在します | コンテナーは、お客様の SharePoint Online テナントと同じ物理的な場所に確実にプロビジョニングされます。 |
コンテナーとキューは、プログラムによって取得できます | ユーザーが選択しない限り、Azure と対話する必要はありません。 |
使用方法
コンテナーの取得
public SPProvisionedMigrationContainersInfo ProvisionMigrationContainers()
この呼び出しは、2 つの必須コンテナーにアクセスするための 2 つの SAS トークンと、AES256CBC 暗号化のためのバイト配列を格納している 2 つの文字列を含む 1 つのオブジェクトを返します。
このキーは、データを暗号化するときに使用する必要があります。 キーの提供後、その記録はシステムに残されないので、ユーザーはこのキーを保存しておき、移行ジョブの呼び出しで再度渡す必要があります。
Uri DataContainerUri
Uri MetadataContainer Uri
byte[] EncryptionKey
キューの取得
public SPProvisionedMigrationQueueInfo ProvisionMigrationQueue()
このメソッドは、Azure キューにアクセスするための SAS トークンを格納している文字列を返します。
キューは複数の移行ジョブで再利用できるため、この呼び出しは SPProvisionedMigrationContainersInfo()
の呼び出しほど頻繁に行う必要はありません。
Uri JobQueueUri
コンテナーとキューの取得後:
これらの呼び出しが行われた後、残りのフローは移行 API を使用する場合と同じになります。
Government クラウドに必要なエンドポイント
テナントが Government Cloud (GCC) でホストされている場合は、API を呼び出すときに適切なエンドポイントを設定する必要があります。 (例: usgovcloudapi.net
)。
必須エンドポイント | 理由 |
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https://*.blob.core.usgovcloudapi.net |
移行 API Azure Government の要件 |
https://*.queue.core.usgovcloudapi.net |
移行 API Azure Government の要件 |