Skype for Business Serverでネットワーク地域間ルートを作成する
ネットワークの地域間ルートを作成または変更します。これは、Skype for Business Serverの呼び出し受付制御エンタープライズ VoIP使用されます。
ネットワーク地域間ルートでは、ネットワーク地域のペア間のルートを定義します。 通話受付管理展開のネットワーク地域の各ペアには、ネットワーク地域間ルートが必要です。 これにより、展開内の各ネットワーク地域が他のすべての地域にアクセスできるようになります。
地域のリンクが地域間の接続に対する帯域幅制限を設定し、地域間ルートはある地域から別の地域へ接続が通過するリンクされたパスを決定します。
トポロジの例では、北アメリカ/EMEA、EMEA/APAC、および北アメリカ/APAC の 3 つの各地域ペアにネットワーク地域間ルートを定義する必要があります。
Skype for Business Server Management Shell を使用してネットワーク地域間ルートを作成するには
Skype for Business Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Skype for Business 2015]、[Skype for Business Server 管理シェル] の順にクリックします。
New-CsNetworkInterRegionRoute コマンドレットを実行して、必要なルートを定義します。 たとえば、以下を実行します。
New-CsNetworkInterRegionRoute -Identity NorthAmerica_EMEA_Route -NetworkRegionID1 NorthAmerica -NetworkRegionID2 EMEA -NetworkRegionLinkIDs "NA-EMEA-LINK"New-CsNetworkInterRegionRoute -Identity NorthAmerica_APAC_Route -NetworkRegionID1 NorthAmerica -NetworkRegionID2 APAC -NetworkRegionLinkIDs "NA-EMEA-LINK, EMEA-APAC-LINK"New-CsNetworkInterRegionRoute -Identity EMEA_APAC_Route -NetworkRegionID1 EMEA -NetworkRegionID2 APAC -NetworkRegionLinkIDs "EMEA-APAC-LINK"注意
北アメリカ/APAC 間には直接のネットワーク地域リンクがないため、このネットワーク地域間ルートには 2 つのネットワーク地域リンクが必要です。
Skype for Business Server コントロール パネルを使用してネットワーク地域間ルートを作成するには
Skype for Business Server コントロール パネルを開きます。
左側のナビゲーション バーで [ネットワーク構成] をクリックします。
[地域ルート] ナビゲーション ボタンをクリックします。
[新規] をクリックします。
[新しい地域ルート] ページで、[名前] をクリックし、ネットワーク地域間ルートの名前を入力します。
[ネットワーク地域 #1] をクリックし、一覧でネットワーク地域 #2 にルーティングするネットワーク地域をクリックします。
[ネットワーク地域 #2] をクリックし、一覧でネットワーク地域 #1 にルーティングするネットワーク地域をクリックします。
[ネットワーク地域リンク] フィールドの横の [追加] をクリックし、ネットワーク地域間ルートで使用するネットワーク地域リンクを追加します。
注意
2 つのネットワーク地域のルートを作成する場合、その間に直接のネットワーク地域リンクがなければ、必要なすべてのリンクを追加してルートを完成させる必要があります。 たとえば、北アメリカ/APAC 間には直接のネットワーク地域リンクがないため、このネットワーク地域間ルートには 2 つのネットワーク地域リンクが必要です。
[確定] をクリックします。
トポロジのネットワーク地域間ルートを作成するには、他のネットワーク地域間ルートについてステップ 4 ～ 9 を繰り返します。