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ActiveConnection プロパティ (ADO MD)

現在のセルセットまたはカタログが、現在どの ADO Connection オブジェクトに属しているかを示します。

設定と戻り値

接続を定義する文字列または Connection オブジェクトを含む Variant を設定するか返します。 既定値は空です。

注釈

このプロパティは、有効な ADO Connection オブジェクトまたは有効な接続文字列に設定できます。 このプロパティを接続文字列に設定すると、プロバイダーがこの定義を使用して新しい Connection オブジェクトを作成し、接続を開きます。

Open メソッドの ActiveConnection 引数を使用して Cellset オブジェクトを開くと、その引数の値が ActiveConnection プロパティに継承されます。

Catalog オブジェクトの ActiveConnection プロパティを Nothing に設定すると、CubeDefs コレクションおよび関連する DimensionHierarchyLevelMember の各オブジェクトのデータを含む、関連付けられたデータが解放されます。 Catalog を開くために使用された Connection オブジェクトを閉じることは、ActiveConnection プロパティを Nothing に設定するのと同じ効果があります。

Catalog オブジェクトの ActiveConnection プロパティで参照されている接続の既定のデータベースを変更すると、Catalog の内容が無効になります。

開いている Cellset オブジェクトの ActiveConnection プロパティを変更しようとすると、エラーが発生します。

注意

Visual Basic で ActiveConnection プロパティを Connection オブジェクトに設定するときは、必ず Set キーワードを使用してください。 Set キーワードを省略すると、実際には ActiveConnection プロパティを Connection オブジェクトの既定のプロパティである ConnectionString と同じに設定することになります。 このコードは機能しますが、データ ソースへの接続が追加で作成されるため、パフォーマンスに悪影響が生じる可能性があります。

MSOLAP データ プロバイダーを使用する場合は、接続文字列内のデータ ソースをサーバー名に設定し、初期カタログをデータ ソースのカタログの名前に設定します。 サーバーから切断されているキューブ ファイルに接続するには、場所をその .CUB ファイルのフル パスに設定します。 どちらの場合も、プロバイダーにはプロバイダー名を設定します。 たとえば、次の文字列では、MSOLAP プロバイダーを使用して Servername というサーバー上の Bobs Video Store というカタログに接続されます。

"Data Source=Servername;Initial Catalog=Bobs Video Store;Provider=msolap"  

次の文字列では、C:\MSDASDK\samples\oledb\olap\data\bobsvid.cub にあるローカル キューブ ファイルに接続されます。

"Location=C:\MSDASDK\samples\oledb\olap\data\bobsvid.cub;Provider=msolap"  

適用対象

参照

セルセットの例 (VB)
Connection オブジェクト (ADO)
Open メソッド (ADO MD)