参照データを使用する DQS の構成

適用対象:SQL Server

このトピックでは、データのクレンジングに参照データを使用するように Data Quality Services (DQS) を構成する方法について説明します。 Azure Marketplace からの参照データ、またはダイレクトオンラインのサードパーティ参照データ プロバイダーからの参照データを使用できます。

重要

この記事では、以前は Azure DataMarket から利用できたサード パーティ参照データ サービスについて説明します。 DataMarket および Data Services (Melissa アドレス データなどを含む) は、2016 年 12 月 31 日以降廃止となりました。 その結果、DataMarket から指定されたサービスを使用して、この記事に示されている例を実行できなくなりました。 サード パーティ参照データ プロバイダーからオンラインで直接利用可能な参照データ サービスは引き続き使用できます。

始める前に

前提条件

Marketplace の参照データを使用するには、Marketplace の有効なアカウント キーを所有している必要があります。 Marketplace のアカウント キーの作成方法の詳細については、アカウントの作成に関するページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=212936) を参照してください。 Marketplace のアカウント キーは、Data Quality Client 内で作成することもできます。Data Quality Client のホーム画面で、[管理] の下の [構成] をクリックし、 [参照データ] タブの [DataMarket のアカウント ID を作成] をクリックします。

セキュリティ

アクセス許可

DQS で参照データ サービス設定を構成するには、DQS_MAIN データベースの dqs_administrator ロールが必要です。

Marketplace の参照データを使用する DQS の構成

  1. Data Quality クライアントを開始します。 これを行う方法の詳細については、「Data Quality Client アプリケーションの実行」を参照してください。

  2. Data Quality Client のホーム画面で、[管理]の下の [構成] をクリックします。

  3. 組織でインターネットへの接続にプロキシ サーバーを使用している場合には、 [参照データ] タブの [ネットワークの設定] の下の [プロキシ サーバー][ポート] ボックスに適切な値を入力します。

  4. [DataMarket のアカウント ID] ボックスに Marketplace のアカウント キーを指定し、 [DataMarket のアカウント ID を検証] アイコンをクリックしてアカウント キーを検証します。 指定した Marketplace アカウント キーが有効かどうかを示すメッセージが表示されます。

指定した Marketplace のアカウント キーによってサブスクライブされた Marketplace の参照データ サービスを、DQS で使用する準備が整いました。

ダイレクト オンライン サード パーティ参照データ プロバイダーの参照データを使用する DQS の構成

  1. Data Quality クライアントを開始します。 これを行う方法の詳細については、「Data Quality Client アプリケーションの実行」を参照してください。

  2. Data Quality Client のホーム画面で、[管理]の下の [構成] をクリックします。

  3. 組織でインターネットへの接続にプロキシ サーバーを使用している場合には、 [参照データ] タブの [ネットワークの設定] の下の [プロキシ サーバー][ポート] ボックスに適切な値を入力します。

  4. [ダイレクト オンライン サード パーティの参照データ サービス プロバイダーの設定] 領域の [新しい参照データ サービス プロバイダーの追加] アイコンをクリックします。

  5. [新しいダイレクト オンライン サード パーティの参照データ サービス プロバイダーを作成] ダイアログ ボックスで次の詳細情報を指定します。

    1. [名前] ボックスに、新しいダイレクト参照データ サービス プロバイダーの名前を入力します。

    2. (省略可) [説明] ボックスに、新しいダイレクト参照データ サービス プロバイダーの説明を入力します。

    3. [カテゴリ] ボックスに、新しいダイレクト参照データ サービス プロバイダーによって提供されるデータのカテゴリを入力します。

    4. [スキーマ] ボックスに、ダイレクト参照データ サービス プロバイダーが使用するフィールドの文字列 (列名) を定義するスキーマを指定します。 フィールド名にスペースを含めることはできず、フィールドはコンマで区切る必要があります。 (例: FirstName, LastName, City, State)。

    5. [URI] ボックスに、ダイレクト参照データ サービス プロバイダーの URI を入力します。 DQS ではセキュリティで保護された URI ("https://" で始まるアドレス) だけが使用できます。

    6. [最大バッチ サイズ] ボックスに、クレンジングのために参照データ サービス プロバイダーに送られるバッチごとのレコードの最大数を入力します。 クレンジング アクティビティ用に、最大で 100 のバッチごとのレコード数を指定できます。

    7. [アカウント ID] ボックスに、参照データ サービス プロバイダーのサブスクライバーのアカウント ID を入力します。

  6. [OK] をクリックしてデータを保存し、 [新しいダイレクト オンライン サード パーティの参照データ サービス プロバイダーを作成] ダイアログ ボックスを閉じます。 新しく追加されたダイレクト オンライン サード パーティの参照データ プロバイダーが DQS の [ダイレクト参照データ サービス プロバイダー グリッド] に表示されます。

新しく構成されたダイレクト オンライン サード パーティ参照データ サービス プロバイダーの参照データ サービスを DQS で使用する準備が整いました。

補足情報: 参照データを使用するように DQS を構成した後

必要なナレッジ ベース ドメインを、構成したデータ プロバイダーから提供される参照データにマップする必要があります。 方法については、「参照データにドメインまたは複合ドメインをアタッチする」をご覧ください。