可用性グループ リスナーのプロパティの表示 (SQL Server)

適用対象:SQL Server

このトピックでは、SQL Server Management Studio または SQL Server の Transact-SQL を使用し、AlwaysOn 可用性グループ リスナーのプロパティを表示する方法について説明します。

SQL Server Management Studio を使用する

リスナーのプロパティを表示するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、リスナーを表示する可用性グループの任意の可用性レプリカをホストするサーバー インスタンスに接続します。 サーバー名をクリックし、サーバー ツリーを展開します。

  2. [AlwaysOn 高可用性] ノードと [可用性グループ] ノードを展開します。

  3. 可用性グループのノード、 [可用性グループ リスナー] ノードの順に展開します。

  4. 表示するリスナーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

  5. これにより、 [可用性グループ リスナーのプロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。 詳細については、このトピックの「 [可用性グループ リスナーのプロパティ] (ダイアログ ボックス)」を参照してください。

[可用性グループ リスナーのプロパティ] (ダイアログ ボックス)

[リスナーの DNS 名]
可用性グループ リスナーのネットワーク名。

[ポート]
このリスナーで使用される TCP ポート。

注意

プライマリ レプリカに接続している場合は、このフィールドを使用してリスナーのポート番号を変更できます。 それには、可用性グループの ALTER AVAILABILITY GROUP 権限、CONTROL AVAILABILITY GROUP 権限、ALTER ANY AVAILABILITY GROUP 権限、または CONTROL SERVER 権限が必要です。

[ネットワーク モード]
リスナーで使用される TCP プロトコルを指定します。次のいずれかです。

[DHCP]
リスナーは、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を実行しているサーバーによって割り当てられる動的 IP アドレスを使用します。

[静的 IP]
リスナーは、1 つまたは複数の静的 IP アドレスを使用します。 別のサブネットにアクセスするには、可用性グループ リスナーは静的 IP アドレスを使用する必要があります。

グリッドには、リスナーがリッスンする各サブネットと、そのサブネットに関連付けられた IP アドレスが表示されます。

Transact-SQL の使用

リスナーのプロパティを表示するには

可用性グループ リスナーを監視するには、次のビューを使用します。

sys.availability_group_listener_ip_addresses
可用性グループ リスナーに対してオンラインになっている準拠仮想 IP アドレスごとに 1 行のデータを返します。

列名: listener_id、ip_address、ip_subnet_mask、is_dhcp、network_subnet_ip、network_subnet_prefix_length、network_subnet_ipv4_mask、state, state_desc

sys.availability_group_listeners
特定の可用性グループについて、可用性グループにネットワーク名が関連付けられていないことを示すゼロ行を返すか、WSFC クラスター内の可用性グループ リスナーの構成ごとに 1 行のデータを返します。

列名 : group_id、listener_id、dns_name、port、is_conformant、ip_configuration_string_from_cluster

sys.dm_tcp_listener_states
各 TCP リスナーの動的状態情報を含む行を返します。

列名 : listener_id、ip_address、is_ipv4、port、type、type_desc、state、state_desc、start_time

注意

Transact-SQL を使用した Always On 可用性グループ環境の監視の詳細については、「可用性グループの監視 (Transact-SQL)」を参照してください。

Related Tasks

参照

Always On 可用性グループの概要 (SQL Server)
可用性グループ リスナー、クライアント接続、およびアプリケーションのフェールオーバー (SQL Server)
可用性グループの監視 (Transact-SQL)