max text repl size (サーバー構成オプション) の構成

適用対象:SQL ServerAzure SQL Managed Instance

このトピックでは、SQL Server で SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して max text repl size サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 max text repl size オプションは、単一の INSERT、UPDATE、WRITETEXT、または UPDATETEXT の各ステートメント内のレプリケート対象列またはキャプチャ対象列に追加できる text型、 ntext型、 varchar(max) 型、 nvarchar(max) 型、 varbinary(max) 型、 xml型、 image 型のデータの最大サイズ (バイト単位) を指定します。 既定値は 65536 バイトです。 値 -1 は、データ型で許容されるサイズの範囲内であれば、サイズ制限がないことを示します。

このトピックの内容

はじめに

制限事項と制約事項

  • このオプションは、トランザクション レプリケーションと変更データ キャプチャに適用されます。 サーバーでトランザクション レプリケーションと変更データ キャプチャの両方が構成されている場合、指定された値が両方の機能に適用されます。 スナップショット レプリケーションおよびマージ レプリケーションでは、このオプションは無視されます。

セキュリティ

アクセス許可

パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、 sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。

SQL Server Management Studio を使用する

max text repl size オプションを構成するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

  2. [詳細設定] ノードをクリックします。

  3. [その他][テキスト レプリケーションの最大サイズ] オプションを目的の値に変更します。

Transact-SQL の使用

max text repl size オプションを構成するには

  1. データベース エンジンに接続します。

  2. [標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。

  3. 次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、 sp_configure を使用して、 max text repl size オプションを -1に設定する方法を示します。

USE AdventureWorks2022;  
GO  
EXEC sp_configure 'show advanced options', 1 ;   
RECONFIGURE ;   
GO  
EXEC sp_configure 'max text repl size', -1 ;   
GO  
RECONFIGURE;   
GO  
  

詳細については、「サーバー構成オプション (SQL Server)」を参照してください。

補足情報: max text repl size オプションを構成した後

新しい設定は、サーバーを再起動しなくてもすぐに有効になります。

参照

SQL Server レプリケーション
INSERT (Transact-SQL)
RECONFIGURE (Transact-SQL)
サーバー構成オプション (SQL Server)
sp_configure (Transact-SQL)
UPDATE (Transact-SQL)
UPDATETEXT (Transact-SQL)
WRITETEXT (Transact-SQL)