チュートリアル:OData ソースの使用

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

このチュートリアルでは、サンプルの Northwind OData サービス (https://services.odata.org/V3/Northwind/Northwind.svc/) から Employees (従業員) コレクションを抽出し、フラット ファイルに読み込むプロセスについて説明します。

1.Integration Services プロジェクトの作成

  1. SQL Server Data Tools または Visual Studio を起動します。

  2. [ファイル] をクリックし、 [新規作成] をポイントして、 [プロジェクト] をクリックします。

  3. [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで [インストール済み][テンプレート][ビジネス インテリジェンス]の順に展開し、 [Integration Services]をクリックします。

  4. プロジェクトの種類として、 [Integration Services プロジェクト] をクリックします。

  5. プロジェクトの [名前] を入力し、 [場所] を選択して、 [OK]をクリックします。

2.OData ソースの追加と構成

  1. [SSIS ツールボックス][データ フロー タスク] を、SSIS パッケージの制御フロー デザイン画面にドラッグ アンド ドロップします。

  2. [データ フロー] タブをクリックするか、[データ フロー タスク] をダブルクリックして、[データ フロー] デザイン画面を開きます。

  3. [SSIS ツールボックス][共通] から [OData ソース]をドラッグ アンド ドロップします。

  4. OData ソース コンポーネントをダブルクリックして、[OData ソース エディター] ダイアログ ボックスを起動します。

  5. [新規] をクリックし、新しい OData 接続マネージャーを追加します。

  6. [サービス ドキュメントの場所]に対応する OData サービスの URL を入力します。 この URL には、サービス ドキュメントに対応する URL、または特定のフィードかエンティティに対応する URL を指定できます。 このチュートリアルでは、サービス ドキュメントへの URL (https://services.odata.org/V3/Northwind/Northwind.svc/) を入力します。

  7. OData サービスにアクセスするために、 [認証][Windows 認証] が選択されていることを確認します。 既定では、[Windows 認証] が選択されています。

  8. [接続テスト] をクリックして接続をテストし、[OK] をクリックして OData 接続マネージャーのインスタンスの作成を完了します。

  9. [OData ソース エディター] ダイアログ ボックスの [リソースのパスでコレクションを使用する] オプションで [コレクション] が選択されていること確認します。

  10. [コレクション] ドロップダウン リストで、[Employees] を選択します。

  11. [クエリ オプション]で、追加の OData クエリ オプションまたはフィルターを入力します。 たとえば、「 $orderby=CompanyName&$top=100 」のように入力します。 このチュートリアルでは、「$top=5」と入力します。

  12. [プレビュー] をクリックして、データをプレビューします。

  13. 左側のナビゲーション ウィンドウで [列] をクリックし、 [列] ページに切り替えます。

  14. [使用できる外部列][EmployeeID][FirstName][LastName] の各チェック ボックスをオンにし、これらを選択します。

  15. [OK] をクリックし、 [OData ソース エディター] ダイアログ ボックスを閉じます。

3.フラット ファイル変換先の追加と構成

  1. 今度は、 [SSIS ツールボックス][フラット ファイル変換先] を、 [OData ソース] コンポーネントの下にある [データ フロー] デザイン画面にドラッグ アンド ドロップします。

  2. 青い矢印を使用して、 [OData ソース] コンポーネントを [フラット ファイル変換先] コンポーネントに接続します。

  3. [フラット ファイル変換先]をダブルクリックします。 [フラット ファイル変換先エディター] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [フラット ファイル変換先エディター] ダイアログ ボックスで [新規] をクリックし、新しいフラット ファイル接続マネージャーを作成します。

  5. [フラット ファイル形式] ダイアログ ボックスで、 [区切り記号]を選択します。 その後、[フラット ファイル接続マネージャー エディター] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. [フラット ファイル接続マネージャー エディター] ダイアログ ボックスの [ファイル名]で、「c:\Employees.txt」と入力します。

  7. 左側のナビゲーション ウィンドウで、 [列]をクリックします。 このページで、データをプレビューできます。

  8. [OK] をクリックして、[ファイル接続マネージャー エディター] ダイアログ ボックスを閉じます。

  9. [フラット ファイル変換先エディター] ダイアログ ボックスにある左側のナビゲーション ウィンドウで [マッピング] をクリックします。 マッピングを確認します。

  10. [OK] をクリックして、 [フラット ファイル変換先エディター] ダイアログ ボックスを閉じます。

4.パッケージの実行

SSIS パッケージを実行します。 OData フィードから得られた 5 人の従業員の ID、名、姓を使用して出力ファイルが作成されたことを確認します。