カスタム データ フロー コンポーネントの開発

適用対象:SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

データ フロー タスクは、さまざまなデータ ソースに接続し、そのデータを高速で変換およびルーティングするコンポーネントで構成されています。 Microsoft SQL Server Integration Services では、拡張可能なオブジェクト モデルが用意されており、開発者はそのオブジェクト モデルを使用して、SQL Server Data Tools (SSDT) や配置されたパッケージで使用できるカスタム変換元、カスタム変換、およびカスタム変換先を作成できます。 ここでは、カスタム データ フロー コンポーネントの開発に役立つトピックを紹介します。

このセクションの内容

カスタム データ フロー コンポーネントの作成
カスタム データ フロー コンポーネントを作成するための初期手順について説明します。

データ フロー コンポーネントのデザイン時のメソッド
カスタム データ フロー コンポーネントに実装する、デザイン時のメソッドについて説明します。

データ フロー コンポーネントの実行時のメソッド
カスタム データ フロー コンポーネントに実装する、実行時のメソッドについて説明します。

実行プランおよびバッファーの割り当て
データ フローの実行プラン、およびデータ バッファーの割り当てについて説明します。

データ フロー内のデータ型の処理
データ フローが Integration Services データ型をどのように .NET Framework マネージド データ型にマップするかについて説明します。

データ フロー コンポーネントの検証
コンポーネントの構成の検証、およびコンポーネントのメタデータの再構成に使用するメソッドについて説明します。

外部メタデータの実装
データ検証用の外部メタデータ列の使用方法について説明します。

データ フロー コンポーネントのイベントの発生と定義
定義済みのイベントおよびカスタム イベントの起動方法について説明します。

データ フロー コンポーネントのログ エントリの記録と定義
カスタム ログ エントリの作成方法およびカスタム ログ エントリへの書き込み方法について説明します。

データ フロー コンポーネントでのエラー出力の使用
エラー行を別の出力にリダイレクトする方法について説明します。

データ フロー コンポーネントのバージョンのアップグレード
新しいバージョンのコンポーネントが最初に使用されるときに、保存されたコンポーネント メタデータを更新する方法について説明します。

データ フロー コンポーネント用ユーザー インターフェイスの開発
コンポーネント用のカスタム エディターの実装方法について説明します。

特定の種類のデータ フロー コンポーネントの開発
変換元、変換、および変換先の、3 種類のデータ フロー コンポーネントの開発に関する情報が含まれています。

リファレンス

Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline
カスタム データ フロー コンポーネントを作成するために使用するクラスやインターフェイスが含まれています。

Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Wrapper
データ フロー タスクのオブジェクト モデルを構成するクラスおよびインターフェイスが含まれており、これを使用するとカスタム データ フロー コンポーネントを作成したり、データ フロー タスクを構築できます。

Microsoft.SqlServer.Dts.Pipeline.Design
データ フロー コンポーネント用のユーザー インターフェイスの作成に使用する、クラスおよびインターフェイスが含まれています。

Integration Services のエラーおよびメッセージのリファレンス
事前に定義されている Integration Services エラー コードと、そのシンボル名および説明の一覧を示します。

すべてのカスタム オブジェクトに共通の情報

Integration Services で作成可能なカスタム オブジェクトのすべての種類に共通の情報については、次のトピックを参照してください。

Integration Services 用のカスタム オブジェクトの開発
Integration Services のすべての型のカスタム オブジェクトを実装する基本手順について説明します。

カスタム オブジェクトの永続化
カスタムの永続性と、それが必要な場合について説明します。

カスタム オブジェクトのビルド、配置、デバッグ
カスタム オブジェクトをビルド、署名、配置、およびデバッグする方法について説明します。

その他のカスタム オブジェクトに関する情報

Integration Services で作成可能なその他の種類のカスタム オブジェクトについては、次のトピックを参照してください。

カスタム タスクの開発
カスタム タスクのプログラム方法について説明します。

カスタム接続マネージャーの開発
カスタム接続マネージャーのプログラム方法について説明します。

カスタム ログ プロバイダーの開発
カスタム ログ プロバイダーのプログラム方法について説明します。

カスタム ForEach 列挙子の開発
カスタム列挙子のプログラム方法について説明します。

参照

スクリプト コンポーネントによるデータ フローの拡張
スクリプティング ソリューションとカスタム オブジェクトとの比較