レッスン 1-3 - パッケージとその他のファイルの追加

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

このタスクでは、既存のパッケージ、個々のパッケージをサポートする補助ファイル、および Readme を、前のタスクで作成した Deployment Tutorial プロジェクトに追加します。 たとえば、パッケージのデータを含んでいる XML データ ファイルや、プロジェクトのすべてのパッケージに関する Readme 情報を提供するテキスト ファイルを追加します。

パッケージをテスト環境または運用環境に配置するとき、通常はデータ ファイルを配置に含めるのではなく、テスト バージョンまたは運用バージョンのデータ ファイルまたはデータベースにアクセスできるように、構成ファイルでデータ ソースへのパスを更新します。 このチュートリアルでは、手順を説明する目的で、データ ファイルをパッケージの配置に含めます。

SQL Server のサンプルをインストールすると、パッケージとパッケージで使用されるサンプル データがインストールされます。 Deployment Tutorial プロジェクトに次のパッケージを追加します。

  • DataTransfer。 フラット ファイルからデータを抽出し、列の値を評価して、条件に応じてデータセット内で行を維持し、データを AdventureWorks データベースのテーブルに読み込む基本パッケージです。

  • LoadXMLData。 XML データ ファイルからデータを抽出し、列の値を評価して集計し、AdventureWorks データベースのテーブルにデータを読み込むデータ転送パッケージです。

これらのパッケージの配置をサポートするために、次の付属ファイルを Deployment Tutorial プロジェクトに追加します。

パッケージ ファイル
DataTransfer NewCustomers.txt
LoadXMLData orders.xml および orders.xsd

また、Readme も追加します。これは、Deployment Tutorial プロジェクトに関する情報を提供するテキスト ファイルです。

次の手順で使用するパスでは、SQL Server のサンプルが既定の場所である C:\\Program Files\\Microsoft SQL Server\\120\\Samples\\Integration Services\\ にインストールされていることを前提としています。 サンプルを別の場所にインストールした場合は、手順でその場所を使用してください。

次のタスクでは、DataTransfer パッケージと LoadXMLData パッケージに構成を追加します。 構成はすべて XML ファイルで保存され、システム環境変数を使用して、これらのファイルの場所を指定します。 構成ファイルを作成して、プロジェクトに追加します。

Deployment Tutorial プロジェクトにパッケージを追加するには

  1. SQL Server Data Tools (SSDT) がまだ開いていない場合は、[ スタート] ボタンをクリックし、[ すべてのプログラム]、[ Microsoft SQL Server] の順にポイントして、[ SQL Server Data Tools] をクリックします。

  2. [ファイル] メニューの [開く]をクリックし、 [プロジェクト/ソリューション]をクリックします。次に、 [Deployment Tutorial] フォルダーをクリックして [開く]をクリックし、 Deployment Tutorial.slnをダブルクリックします。

  3. ソリューション エクスプローラーで、[Deployment Tutorial] を右クリックして [ 追加] をクリックし、[ 既存のパッケージ] をクリックします。

  4. [既存のパッケージのコピーを追加] ダイアログ ボックスの [パッケージの場所] で、 [ファイル システム] をクリックします。

  5. 参照ボタン ( [...] ) をクリックして、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration ServicesTutorial\Deploying Packages\Completed Packages に移動し、DataTransfer.dtsx をクリックして [開く] をクリックします。

  6. [OK] をクリックします。

  7. 手順 3. ~ 6. を繰り返して LoadXMLData.dtsx を追加します。このパッケージは C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deploying Packages\Completed Packages にあります。

Deployment Tutorial プロジェクトに付属ファイルを追加するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、[Deployment Tutorial] を右クリックして [ 追加] をクリックし、[ 既存の項目] をクリックします。

  2. [ 既存の項目の追加 - Deployment Tutorial ] ダイアログ ボックスで C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deployment Packages\Sample Data に移動し、orders.xml、orders.xsd、および NewCustomers.txt を選択して、[ 追加] をクリックします。

  3. [既存の項目の追加 - Deployment Tutorial] ダイアログ ボックスで C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Deployment Packages\ に移動し、Readme.txt を選択して、[追加] をクリックします。

  4. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

このレッスンの次の作業

手順 4:パッケージ構成の追加