Linux 上に SQL Server エージェントをインストールする

適用対象:SQL Server - Linux

この記事では、Linux 上での SQL Server エージェントの有効化またはインストールの方法について説明します。

SQL Server エージェントは、スケジュールされた SQL Server ジョブを実行します。 SQL Server 2017 CU4 以降、SQL Server エージェントは mssql-Server パッケージに含まれており、既定で無効になっています。 このリリースの SQL Server エージェントでサポートされている機能とバージョン情報については、Linux 上の SQL Server 2017 のリリース ノートを参照してください。

手順

Linux 上で SQL Server エージェントを使用する前に、次の手順に従って、有効化またはインストールを行います。

  1. /etc/hosts ファイルにホスト名を追加します (ドメインあり、およびドメインなし)。 次の各行は、このエントリの形式の例です。

    "IP Address" "hostname"
    "IP Address" "hostname.domain.com"
    
  2. SQL Server のバージョンに応じて、次のいずれかのセクションの手順に従います。

    バージョン 手順
    SQL Server 2017 CU4 以降
    SQL Server 2019
    SQL Server エージェントを有効にする
    SQL Server 2017 CU3 以前 SQL Server エージェントをインストールする

SQL Server エージェントを有効にする

SQL Server 2019 および SQL Server 2017 CU4 以降では、SQL Server エージェントの有効化のみが必要です。 別途パッケージをインストールする必要はありません。

SQL Server エージェントを有効にするには、次の手順に従います。

sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf set sqlagent.enabled true
sudo systemctl restart mssql-server

Note

エージェントがインストールされている 2017 CU3 以前からアップグレードすると、SQL Server エージェントが自動的に有効になり、前のエージェント パッケージはアンインストールされます。

Note

SQL Server Management Studio のオブジェクト エクスプローラーには、SQL Server エージェント サービスの状態にかかわらず、Agent XP の拡張ストアド プロシージャを有効にしない限り、SQL Server エージェントのノードのコンテンツは表示されません。 詳細については、「Agent XP (サーバー構成オプション)」を参照してください

SQL Server エージェントをインストールする

SQL Server 2017 CU3 以前では、SQL Server エージェント パッケージをインストールする必要があります。

Note

以下のインストール手順は SQL Server バージョン 2017 CU3 以前に適用されます。 SQL Server エージェントをインストールする前に、まず SQL Server をインストールしてください。 これにより mssql-server-agent パッケージをインストールするときに使用されるキーとリポジトリが構成されます。

お使いのプラットフォーム用の SQL Server エージェントをインストールします。

RHEL へのインストール

次の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux に mssql-server-agent をインストールします。

sudo yum install mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

既に mssql-server-agent がインストールされている場合は、次のコマンドを使用して最新バージョンに更新できます。

sudo yum check-update
sudo yum update mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

オフライン インストールが必要な場合は、Linux 上の SQL Server 2017 のリリース ノートの SQL Server エージェント パッケージのダウンロードを参照してください。 次に、SQL Server のインストールの記事で説明されているのと同じオフライン インストール手順を使用します。

Ubuntu にインストールする

次の手順を使用して、Ubuntu に mssql-server-agent をインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

既に mssql-server-agent がインストールされている場合は、次のコマンドを使用して最新バージョンに更新できます。

sudo apt-get update
sudo apt-get install mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

オフライン インストールが必要な場合は、Linux 上の SQL Server 2017 のリリース ノートの SQL Server エージェント パッケージのダウンロードを参照してください。 次に、SQL Server のインストールの記事で説明されているのと同じオフライン インストール手順を使用します。

SLES へのインストール

次の手順を使用して、SUSE Linux Enterprise Server に mssql-server-agent をインストールします。

mssql-server-agent をインストールします。

sudo zypper install mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

既に mssql-server-agent がインストールされている場合は、次のコマンドを使用して最新バージョンに更新できます。

sudo zypper refresh
sudo zypper update mssql-server-agent
sudo systemctl restart mssql-server

オフライン インストールが必要な場合は、Linux 上の SQL Server 2017 のリリース ノートの SQL Server エージェント パッケージのダウンロードを参照してください。 次に、SQL Server のインストールの記事で説明されているのと同じオフライン インストール手順を使用します。