マスター データ サービスのインストール作業

適用対象: SQL Server - Windows のみ Azure SQL Managed Instance

この記事では、インストール作業の概要と手順へのリンクを提供します。 インストールとマスター データ サービスの構成のチュートリアルは、「マスター データ サービスのイントールと構成」を参照してください。

  • インストール前の作業: マスター データ サービスをインストールする前に、システム要件を確認します。

  • インストールの操作: SQL Server セットアップまたはコマンド プロンプトを使用して、マスター データ サービスをインストールします。

  • インストール後の作業: マスター データ サービス構成マネージャーを開き、インストール後の操作を完了します。 マスター データ サービス データベース、マスター データ マネージャー Web アプリケーション、および Web サービスの作成と設定を行い、サンプル モデルをデプロイします。

インストール前の作業

アクション 詳細 関連項目
インストール要件を確認する SQL Server セットアップを実行するコンピューターは、次の最小要件を満たしている必要があります。

SQL Server セットアップ。

マスター データ マネージャー Web アプリケーションと Web サービス。

Web アプリケーションと同じコンピューター上でデータベースをホストする場合は、マスター データ サービス データベース。



Web サーバー コンピューターでのみセットアップを実行し、サポートされている SQL Server のバージョンおよびエディションを実行するリモート コンピューターでマスター データ サービス データベースを作成することで、Web サーバー コンピューターとデータベース サーバー コンピューターを分けることができます。
SQL Server 2016 の各エディションがサポートする機能

SQL Server 2016 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

Web アプリケーションの要件 (マスター データ サービス)

データベース要件 (マスター データ サービス)
必要なロール、ロール サービス、および機能を構成する セットアップを実行する前に、必要な Windows ロール、ロール サービス、および機能でコンピューターを構成します。

注: この手順はワークフローの後半で実行することもできますが、インストールに引き続いてすぐに Web 構成タスクを実行できるよう、セットアップを実行する前にこの構成を行うことをお勧めします。
Web アプリケーションの要件 (マスター データ サービス)
言語サポートの注意事項を確認する マスター データ サービスのインストールおよび実行の際の言語を決定します。 多言語配置とグローバル配置 (Master Data Services)

インストールの操作

アクション 詳細 関連項目
SQL Server セットアップの実行 マスター データ マネージャー Web アプリケーションおよび マスター データ サービス Web サービスがホストされるコンピューターで、SQL Server セットアップまたはコマンド プロンプトを使用して、マスター データ サービスをインストールします。 SQL Server セットアップを使用する場合、マスター データ サービスは [共有された機能] の下の [機能の選択] ページで使用できます。 コマンド プロンプトを使用する場合、マスター データ サービスは機能パラメーターとして使用できます。 コマンド ライン セットアップ プロセスによってマスター データ サービスのインストールはされますが、設定はされないことに注意してください。 マスター データ サービス構成マネージャーを使用して構成する必要があります。

インストール プロセス:

共有された機能用に指定する場所にマスター データ サービスのフォルダーおよびファイルをインストールし、これらのオブジェクトにアクセス許可を割り当てます。

グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) でマスター データ サービス アセンブリを登録します。

マスター データ サービス構成マネージャーをインストールします。
インストール ウィザード (セットアップ) から SQL Server 2016 をインストール

フォルダーとファイルのアクセス許可 (マスター データ サービス)

インストール後の作業

アクション 詳細 関連項目
マスター データ サービス構成マネージャーを開いてインストール後の操作を完了する セットアップが完了したら、マスター データ サービス構成マネージャーを開きます。 マスター データ サービス構成マネージャーでは、次に示すインストール後の操作がローカル コンピューターで実行されます。

アプリケーション プールのマスター データ サービス サービス アカウントを入れるために、Windows グループ、MDS_ServiceAccounts を作成します。

マスター データ サービスのインストール パスの下に MDSTempDir フォルダーを作成し、MDS_ServiceAccounts にアクセス許可を割り当てます。 このフォルダーは、一時的なコンパイル ファイルがマスター データ マネージャー Web アプリケーション用にコンパイルされる場所です。

マスター データ サービス Web.config ファイルでは、MDSTempDir フォルダーへのパスが付いて <compilation> 要素の tempDirectory 属性が構成されます。
フォルダーとファイルのアクセス許可 (マスター データ サービス)

Web 設定リファレンス (マスター データ サービス)
マスター データ サービス データベースの作成 マスター データ サービス構成マネージャーを使用して、マスター データのマスター データ サービス データベースを作成します。 マスター データ サービス データベースの作成
マスター データ マネージャー Web アプリケーションの作成 マスター データ マネージャーをホストする Web アプリケーションを作成および設定するには、マスター データ サービス構成マネージャーを使用します。 マスター データ マネージャー Web アプリケーションの作成 (マスター データ サービス)
マスター データ サービス データベースと Web アプリケーションの関連付け マスター データ サービス構成マネージャーを使用して、マスター データ マネージャー Web アプリケーションをマスター データ サービス データベースに関連付けます。 Master Data Services データベースと Web アプリケーションの関連付け
Internet Explorer セキュリティ強化を構成する Windows Server 2012 コンピューターにマスター データ サービスをインストールする場合、マスター データ マネージャーのアプリケーション サイトでスクリプトを許可するように Internet Explorer の強化されたセキュリティを設定しなければならない場合があります。 そうしないと、サーバー コンピューター上のマスター データ マネージャー アプリケーション サイトの参照ができません。 Internet Explorer: セキュリティ強化の構成
Excel 用マスター データ サービス アドインのインストール マスター データを使用するユーザーは、Excel 用アドインをインストールできます。 https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=398159
Data Quality Services (DQS) の統合の有効化 Excel 用マスター データ サービス アドインのユーザーに対しては、類似データの照合に使用できる DQS 機能との統合を有効にします。 マスター データ サービスを使用した Data Quality Services 統合の有効化
サンプル モデルを配置します。 サンプル モデル パッケージはマスター データ サービスと共にインストールされており、MDSModelDeploy.exe を使用して配置できます。 SQL Server 2012 の MDS サンプルの配置

インストール プロセスまたは初期構成時に問題が発生した場合は、「 インストールおよび構成の問題のトラブルシューティング 」を参照してください。

コンピューター上でマスター データ サービスが不要になった場合は、マスター データ サービスをアンインストールし、アンインストール プロセスの影響を受けないものを削除するかどうかを決定することができます。 詳細については、「 マスター データ サービスのアンインストールと削除」を参照してください。

参照

SQL Server 2016 のインストール