Mtd (MDX)

時間ディメンションの年 (Year) レベルという制約の中で、指定されたメンバーと同じレベルにある兄弟メンバーのセットを返します。先頭は最初の兄弟、末尾は指定されたメンバーになります。

構文

  
Mtd( [ Member_Expression ] )  

引数

Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

解説

メンバー式が指定されていない場合、既定値は、メジャー グループの Time 型の最初のディメンションに Months 型のレベルを持つ最初の 階層の現在 のメンバーです。

Mtd 関数は、レベルの基になる属性階層の Type プロパティが Months に設定されている場合の PeriodsToDate 関数のショートカット関数です。 つまり、 Mtd(Member_Expression) は と PeriodsToDate(Month_Level_Expression,Member_Expression)同じです。

次の例では、2002 年 7 月から 7 月 20 日までのインターネット販売の運賃コストまでの月の合計を返します。

WITH MEMBER Measures.x AS SUM   
   (  
      MTD([Date].[Calendar].[Date].[July 20, 2002])  
     , [Measures].[Internet Freight Cost]  
     )  
SELECT Measures.x ON 0  
FROM [Adventure Works]  

参照

Sum (MDX)
MDX 関数リファレンス (MDX)