SetToArray (MDX)

ユーザー定義関数で使用するために、1 つ以上のセットを配列に変換します。

構文

  
SetToArray(Set_Expression1 [ ,Set_Expression2,...n ][ ,Numeric_Expression ] )  

引数

Set_Expression1
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式。

Set_Expression2
セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式。

Numeric_Expression
通常、数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式である有効な数値式。

解説

SetToArray 関数は、ユーザー定義関数で使用するために、1 つ以上のセットを配列に変換します。 結果の配列内のディメンションの数は、指定されたセットの数と同一になります。

省略可能な数値式では、配列セルの値を指定できます。 数値式が指定されていない場合、セットのクロス結合は現在のコンテキストで評価されます。

この結果作成される配列では、セルの座標がセットの並び順に対応します。 たとえば、SA、SB、SC という 3 つのセットがあるとします。 それぞれのセットには 2 つの要素があります。 MDX ステートメント は、 SetToArray(SA, SB, SC)次の 3 次元配列を作成します。

(SA1, SB1, SC1) (SA2, SB1, SC1) (SA1, SB2, SC1) (SA2, SB2, SC1)   
(SA1, SB1, SC2) (SA2, SB1, SC2) (SA1, SB2, SC2) (SA2, SB2, SC2)   

Note

SetToArray 関数の戻り値の型は VARIANT 型VT_ARRAY。 したがって、 SetToArray 関数の出力は、ユーザー定義関数への入力としてのみ使用する必要があります。

例

次の例では、配列を返します。

SetToArray([Geography].[Geography].Members, [Measures].[Internet Sales Amount])  

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)