データ ソース

データ ソースは、単にデータのソースです。 ファイルであったり、DBMS 上の特定のデータベースであったり、さらにはライブ データ フィードであったりします。 データは、プログラムと同じコンピューターにあったり、ネットワーク上のどこか別のコンピューターにあったりします。 例えば、データ ソースは、OS/2® オペレーティング システム上で動作している Oracle DBMS で Novell® Netware にアクセスされたり、ゲートウェイを介してアクセスされる IBM DB2 DBMS であったり、サーバー ディレクトリ内の Xbase ファイルのコレクションであったり、ローカルの Microsoft Access データベース ファイルであったりします。

データ ソースの目的は、データにアクセスするために必要なすべての技術情報 (ドライバー名、ネットワーク アドレス、ネットワーク ソフトウェアなど) を 1 つの場所に収集し、ユーザーから見えなくすることです。 給与データがある場所や、アプリケーションがそれにどのようにアクセスするかを知らなくても、ユーザーが給与計算、在庫、人事を含む一覧を表示し、一覧から「給与」を選択し、アプリケーションでその給与データに接続できるようにする必要があります。

データ ソースという用語と同様の用語を混同しないでください。 このマニュアルでは、DBMS またはデータベースはデータベース プログラムまたはエンジンを指します。 さらなる区別としては、デスクトップ データベースはパーソナル コンピューター上で実行するように設計され、多くの場合完全な SQL とトランザクションのサポート が不足していて、サーバー データベースはクライアント/サーバーの環境で実行するように設計され、スタンドアロン データベース エンジンと豊富な SQL とトランザクションのサポートによって特徴付けられます。 データベースは、ディレクトリ内の Xbase ファイルのコレクションや SQL Server 上のデータベースなど、特定のデータのコレクションのことも指します。 これは通常、このマニュアルの他のところで使用されている用語「カタログ」、または以前のバージョンの ODBC での用語「修飾子」と同等です。

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