単純復旧モデルでのデータベース バックアップの復元 (Transact-SQL)

適用対象: はいSQL Server (サポートされているすべてのバージョン)

このトピックでは、データベースの完全バックアップを復元する方法について説明します。

重要

データベースの完全バックアップの復元中は、復元作業を実行するシステム管理者以外は、復元中のデータベースを使用しないでください。

前提条件と推奨事項

  • 暗号化されたデータベースを復元するには、データベースの暗号化に使用された証明書または非対称キーにアクセスできることが必要です。 証明書または非対称キーがないと、データベースは復元できません。 このため、バックアップが必要である間は、データベース暗号化キーの暗号化に使用する証明書を保持しておく必要があります。 詳細については、「 SQL Server Certificates and Asymmetric Keys」をご覧ください。

  • セキュリティを確保するため、不明なソースや信頼されていないソースからのデータベースは、アタッチまたは復元しないことをお勧めします。 こうしたデータベースには、意図しない Transact-SQL コードを実行したり、スキーマまたは物理データベース構造を変更してエラーを発生させるような、悪意のあるコードが含まれている可能性があります。 不明または信頼できないソースのデータベースを使用する前に、運用サーバー以外のサーバーでそのデータベースに対し DBCC CHECKDB を実行し、さらに、そのデータベースのストアド プロシージャやその他のユーザー定義コードなどのコードを調べます。

アップグレード後のデータベース互換性レベル

tempdbmodelmsdb 、および Resource データベースの互換性レベルは、アップグレード後に SQL Server 2019 (15.x) の互換性レベルに設定されます。 master システム データベースは、互換性レベルが 100 を下回っている場合を除いて、アップグレード前の互換性レベルを保持します。 アップグレード前の master の互換性レベルが 100 を下回っている場合は、アップグレード後、100 に設定されます。

アップグレード前のユーザー データベースの互換性レベルが 100 以上の場合は、アップグレード後も互換性レベルは変わりません。 アップグレード前の互換性レベルが 90 の場合、アップグレードされたデータベースの互換性レベルは 100 に設定されます。これは、 SQL Server 2019 (15.x)でサポートされている下限の互換性レベルです。

注意

新しいユーザー データベースには、 model データベースの互換性レベルが継承されます。

手順

データベースの完全バックアップを復元するには

  1. 次の項目を指定した RESTORE DATABASE ステートメントを実行し、データベースの完全バックアップを復元します。

    • 復元するデータベースの名前。

    • データベースの完全バックアップの復元元バックアップ デバイス。

    • NORECOVERY 句。データベースの完全バックアップを復元した後に適用するトランザクション ログまたはデータベースの差分バックアップがある場合に指定します。

    重要

    暗号化されたデータベースを復元するには、データベースの暗号化に使用された証明書または非対称キーにアクセスできることが必要です。 証明書または非対称キーがないと、データベースは復元できません。 このため、バックアップが必要である間は、データベース暗号化キーの暗号化に使用する証明書を保持しておく必要があります。 詳細については、「 SQL Server Certificates and Asymmetric Keys」をご覧ください。

  2. 必要に応じて、以下も指定します。

    • FILE 句。バックアップ デバイス上の復元するバックアップ セットを識別するとき指定します。

注意

以前のバージョンのデータベースを SQL Server 2019 (15.x)に復元すると、データベースが自動的にアップグレードされます。 通常、データベースは直ちに使用可能になります。 ただし、 SQL Server 2005 (9.x) データベースにフルテキスト インデックスがある場合、アップグレード プロセスでは、 upgrade_option サーバー プロパティの設定に応じて、インポート、リセット、または再構築が行われます。 アップグレード オプションがインポート (upgrade_option = 2) または再構築 (upgrade_option = 0) に設定されている場合、アップグレード中はフルテキスト インデックスを使用できなくなります。 インデックスを作成するデータ量によって、インポートには数時間、再構築には最大でその 10 倍の時間がかかることがあります。 また、アップグレード オプションがインポートに設定されており、フルテキスト カタログが使用できない場合は、関連付けられたフルテキスト インデックスが再構築されます。 upgrade_option サーバー プロパティの設定を変更するには、 sp_fulltext_serviceを使用します。

説明

この例では、テープから AdventureWorks2012 の完全データベース バックアップを復元します。

USE master;  
GO  
RESTORE DATABASE AdventureWorks2012  
   FROM TAPE = '\\.\Tape0';  
GO  

参照

データベースの全体復元 (完全復旧モデル)
データベースの全体復元 (単純復旧モデル)
データベースの完全バックアップ (SQL Server)
RESTORE (Transact-SQL)
バックアップの履歴とヘッダーの情報 (SQL Server)
システム データベースの再構築