照合順序と CLR 統合データ型

適用対象:SQL Server

.NET Frameworkでは、CompareInfo オブジェクトは照合順序を処理します。 .NET Framework文字列アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) は、現在のスレッドの CultureInfo オブジェクトに関連付けられている CompareInfo プロパティを使用して、文字列比較を実行します。 CultureInfo オブジェクトの既定の設定は、Microsoft SQL Serverが実行されているコンピューターの Microsoft Windows ロケール設定に基づいています。 これにより、System.String 値を比較するための既定の比較セマンティクス (明示的な CultureInfo が指定されていない場合) が決定されます。 SQL Serverは、CompareInfo プロパティをデータベースまたはサーバーの照合順序に明示的に変更しません。 必要に応じて、ユーザーはルーチンで適切な CompareInfo プロパティを設定する必要があります。

パラメーターの照合順序

共通言語ランタイム (CLR) ルーチンを作成し、ルーチンにバインドされた CLR メソッドのパラメーターが SQLString 型の場合、SQL Serverは呼び出し元ルーチンを含むデータベースの既定の照合順序を使用して、 パラメーターのインスタンスを作成します。 パラメーターが SqlType ではない場合 (SQLString ではなく String など)、データベースの照合順序情報は パラメーターに関連付けされません。

参照

.NET Framework での SQL Server データ型