CLR 統合アセンブリの管理

適用対象:SQL Server

マネージド コードは、コンパイルされた後、アセンブリと呼ばれる単位で配置されます。 アセンブリは DLL ファイルまたは実行可能 (.exe) ファイルとしてパッケージ化されます。 実行可能ファイルが単独で実行できるのに対し、DLL は既存のアプリケーションでホストする必要があります。 マネージド DLL アセンブリは、Microsoft SQL Serverに読み込んでホストできます。 SQL Serverでは、CREATE ASSEMBLY ステートメントを使用してアセンブリをSQL Server データベースに登録してから、そのアセンブリをプロセスに読み込んで使用する必要があります。 アセンブリは、ALTER ASSEMBLY ステートメントを使用して新しいバージョンから更新することも、DROP ASSEMBLY ステートメントを使用してSQL Serverから削除することもできます。

アセンブリ情報は、アセンブリがインストールされているデータベースの sys.assembly_files テーブルに格納されます。 sys.assembly_files テーブルには、次の列が含まれています。

Column 説明
assembly_id アセンブリに定義される ID。 この番号は、同じアセンブリに関連するすべてのオブジェクトに割り当てられます。
name オブジェクトの名前。
file_id 指定したassembly_idに関連付けられた最初のオブジェクトが 1 の値を 指定した、 各オブジェクトを識別する数値。 複数のオブジェクトが同じ assembly_idに関連付けられている場合、後続の 各file_id 値は 1 ずつインクリメントされます。
コンテンツ アセンブリまたはファイルの 16 進数表記。

このセクションの内容

アセンブリの作成
SQL Serverでの SAFE、EXTERNAL_ACCESS、UNSAFE CLR アセンブリの作成について説明します。

アセンブリの変更
SQL Serverでの CLR アセンブリの更新について説明します。

アセンブリの削除
SQL Serverから CLR アセンブリを削除する方法について説明します。

参照

CLR 統合のセキュリティ
CLR 統合のコード アクセス セキュリティ