DAC パッケージのアンパック
適用対象:SQL Server (サポートされているすべてのバージョン)
Azure SQL Database
Azure SQL Managed Instance
[データ層アプリケーションのアンパック] ダイアログ ボックスでは、データ層アプリケーション (DAC) パッケージからスクリプトおよびファイルを解凍できます。 解凍されたスクリプトおよびファイルが配置されるフォルダーは、パッケージを使用して DAC を実稼働システムに配置する前に確認できます。 また、DAC の内容は、別のフォルダーにアンパックされた別のパッケージの内容と比較することもできます。
作業を開始する準備:セキュリティ
DAC のアンパック:[データ層アプリケーションのアンパック] ダイアログの使用、 DAC パッケージの内容の確認
セキュリティ
ソースが不明または信頼されていない DAC パッケージは配置しないことをお勧めします。 このような DAC には、意図しない Transact-SQL コードを実行したり、スキーマを変更してエラーを発生させたりする悪意のあるコードが含まれている可能性があります。 DAC のソースが不明または信頼されていない場合は、使用する前に、 データベース エンジンの隔離されたテスト インスタンスに DAC を配置し、DAC をアンパックして、ストアド プロシージャやその他のユーザー定義コードなどのコードを確認してください。
[データ層アプリケーションのアンパック] ダイアログの使用
DAC パッケージ ファイルをアンパックするには
Windows エクスプローラーで、DAC パッケージ (.dacpac) ファイルの場所に移動します。
[データ層アプリケーションのアンパック] ダイアログ ボックスを開くには、次の 2 つの方法のいずれかを使用します。
DAC パッケージ (.dacpac) ファイルを右クリックして、 [アンパック]をクリックします。
DAC パッケージ ファイルをダブルクリックします。
次のダイアログで必要な設定を行います。
[Microsoft SQL Server DAC パッケージ ファイルのアンパック]
このページでは、アンパックされたファイルの配置先となるフォルダーを指定し、アンパック操作を実行します。
[ファイルがアンパックされるフォルダー]: アンパックされたファイルのフォルダーへの完全パスを指定します。 フォルダーが存在し、完全パスがわかっている場合は、このボックスにパスを入力します。 それ以外の場合は、 [参照] をクリックしてフォルダーに移動するか、新しいフォルダーを作成します。
[参照] : [フォルダーの参照] ページを開きます。このページでは、ファイル階層を移動してフォルダーを選択したり、新しいフォルダーを作成することができます。
[アンパック] : アンパック操作を開始します。
[キャンセル] : DAC パッケージをアンパックすることなく、ダイアログ ボックスを終了します。
[フォルダーの参照]
このページでは、アンパック操作の対象となるフォルダーを選択します。 また、必要に応じて、新しいフォルダーを作成することもできます。
[フォルダー一覧] : コンピューターのファイル階層を表示します。 ノードを展開し、DAC パッケージをアンパックするフォルダーに移動します。 フォルダーをクリックし、 [OK]をクリックします。
[新しいフォルダーの作成] : フォルダー階層で現在選択しているフォルダー内に作成する新しいフォルダーの名前を指定するダイアログ ボックスを開きます。
[OK] : [DAC パッケージ ファイルのアンパック] ページの [ファイルがアンパックされるフォルダー] ボックスで選択したフォルダーへのパスを配置して、そのページに戻ります。
[キャンセル] : フォルダーを選択することなく、ダイアログ ボックスを終了します。
DAC パッケージの内容の確認
パッケージをアンパックすると、 [データ層アプリケーションのアンパック] ダイアログ ボックスで作成されたファイルを確認することができます。 このダイアログ ボックスによって、選択した対象フォルダーに次のファイルが作成されます。
DAC で定義されたオブジェクトを作成するためのステートメントを含む Transact-SQL スクリプト。 ファイル名は DACName.sql です。この場合、 DACName は DAC の名前になります。
パッケージのすべての XML ファイル。
DAC の配置前ファイルまたは配置後ファイルなど、DAC の Extra Files セクションにあるすべてのファイル。
詳細については、「 Validate a DAC Package」をご覧ください。