双方向トランザクション レプリケーション

適用対象: SQL ServerAzure SQL Managed Instance

双方向トランザクション レプリケーションとは、トランザクション レプリケーションの中でも特に、2 台のサーバーが互いに変更内容を交換し合うことのできるトポロジのことです。各サーバーはデータをパブリッシュすると共に、同じデータを含んだパブリケーションをもう一方のサーバーからサブスクライブします。 変更が確実にサブスクライバーに対してのみ送信され、サブスクライバーからパブリッシャーには送信されないようにするには、sp_addsubscription (Transact-SQL)@loopback_detection パラメーターを TRUE に設定します。

SQL Server 2005 (9.x) 以降では、ピア ツー ピア トランザクション レプリケーションでもこのトポロジがサポートされますが、双方向レプリケーションを使用するとパフォーマンスが向上します。

完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して、双方向のパブリケーションにサブスクリプションを追加する場合は、サブスクライバーのサーバー名 (@@SERVERNAME) から FQDN が返されることを確認します。 サブスクライバーのサーバー名から FQDN が返されない場合、そのサブスクライバーから発生した変更によって主キー違反が発生する可能性があります。

参照

ピア ツー ピア トランザクション レプリケーション