SQLXML 4.0 の .NET Framework サポート - マネージド クラス

適用対象:SQL ServerAzure SQL Database

Microsoft SQLXML 4.0 では、アプリケーションを記述して、SQL Serverのインスタンスから XML データにアクセスし、データを Microsoft .NET Framework環境に取り込み、データを処理し、更新プログラムをSQL Serverに送り返す機能がサポートされています。

Microsoft SQLXML マネージド クラスは、Microsoft .NET Framework内の SQLXML 4.0 の機能を公開します。 SQLXML マネージド クラスを使用すると、SQL Serverのインスタンスから XML データにアクセスし、データを.NET Framework環境に取り込み、データを処理し、更新プログラムを DiffGram としてSQL Serverに送信して更新プログラムを適用する C# アプリケーションを作成できます。 SQLXML マネージド クラスを使用してSQL Server データベースに更新を適用する場合は、マッピング スキーマを使用する必要があります。 実際のサンプルについては、「 .NET 環境での SQLXML 機能へのアクセス」を参照してください。

SQLXML 4.0 で SQLXML マネージド クラスを使用するには、Microsoft Visual Studio をインストールする必要があります。

注意

.NET Frameworkには、SQL Server .NET データ プロバイダーが含まれています。 このプロバイダーは、.NET 環境からSQL Serverにアクセスするために使用できますが、従来の SQL クエリ (つまり、FOR XML クエリを除くリレーショナル データベース クエリ) のみを処理できます。 SQL Serverで XML テンプレートまたはサーバー側の XPath クエリを実行することはできません。

Microsoft .NET Framework内のSQL Server内のデータへのアクセスと変更、および DiffGrams を使用してSQL Serverテーブル内のデータを更新する方法については、「.NET 環境での SQLXML 機能へのアクセス」を参照してください。

注意

また、XML 一括読み込みを使用して XML ドキュメントを一括読み込みする Microsoft Visual Studio アプリケーションを作成することもできます。 詳細については、「 XML データの一括読み込みの実行 (SQLXML 4.0)」を参照してください。 作成するアプリケーションには、XML 一括読み込みの DLL (Xblkld4.dll) への参照を追加する必要があります。 これは COM DLL で、Visual Studio .NET ではこのラッパー ライブラリが自動的に作成されます。

このセクションでは、Microsoft SQLXML マネージド クラスの使用方法を示すサンプル アプリケーションについて説明します。
SQL クエリの実行 (SQLXML マネージド クラス)
ExecuteXMLReader メソッドを使用した、SQL クエリの実行
クライアント側での XML の処理 (SQLXML マネージド クラス)
XPath クエリの実行 (SQLXML マネージド クラス)
名前空間を使用した XPath クエリの実行 (SQLXML マネージド クラス)
CommandText プロパティを使用した、テンプレート ファイルの実行
CommandStream プロパティを使用した、テンプレート ファイルの実行
XSL 変換の適用 (SQLXML マネージド クラス)