sys.dm_exec_distributed_requests (Transact-SQL)

適用対象: SQL Server 2016 (13.x) 以降のバージョン

PolyBase クエリで現在または最近アクティブになっているすべての要求に関する情報を保持します。 要求/クエリごとに 1 行が一覧表示されます。

セッションと要求 ID に基づいて、ユーザーは、実行するために生成された実際の分散要求を sys.dm_exec_distributed_requests 経由で取得できます。 たとえば、通常の SQL テーブルと外部 SQL テーブルを含むクエリは、さまざまなコンピューティング ノードで実行されるさまざまなステートメント/要求に分解されます。 すべてのコンピューティング ノードの分散ステップを追跡するために、"グローバル" 実行 ID を導入します。これは、それぞれ 1 つの特定の要求と演算子に関連付けられているコンピューティング ノード上のすべての操作を追跡するために使用できます。

列名 データ型 説明 Range
sql_handle varbinary(64) このビューのキー。 要求に関連付けられている一意の数値 ID。 システム内のすべての要求で一意です。
execution_id nvarchar(32 このクエリが実行されたセッションに関連付けられている一意の数値 ID。
status nvarchar(32 要求の現在の状態。 'Pending'、'Authorizing'、'AcquireSystemResources'、'Initializing'、'Plan'、'Parsing'、'AcquireResources'、'Running'、'Cancelling'、'Complete'、'Failed'、'Cancelled'。
error_id nvarchar(36) 要求に関連付けられているエラーの一意の ID (存在する場合)。 エラーが発生しなかった場合は NULL に設定します。
start_time datetime 要求の実行が開始された時刻。 キューに入った要求の場合は 0。それ以外の場合は、有効な datetime が現在の時刻より小さいか等しくなります。
end_time datetime エンジンが要求のコンパイルを完了した時刻。 キューに入った要求またはアクティブな要求の場合は NULL。それ以外の場合は、現在の時刻より小さいか等しい有効な datetime。
total_elapsed_time int 要求が開始されてからの実行経過時間 (ミリ秒単位)。 0 とstart_timeとend_timeの差。total_elapsed_timeが整数の最大値を超えた場合、total_elapsed_timeは引き続き最大値になります。 この条件により、"最大値を超えました" という警告が生成されます。最大値 (ミリ秒) は 24.8 日に相当します。

参照

動的管理ビューを使用した PolyBase のトラブルシューティング
動的管理ビューと動的管理関数 (Transact-SQL)
データベース関連の動的管理ビュー (Transact-SQL)