sys.dm_tcp_listener_states (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

各 TCP リスナーの動的状態情報を含む行を返します。

注意

可用性グループ リスナーは、SQL Serverのインスタンスのリスナーと同じポートをリッスンできます。 この場合、リスナーは Service Broker リスナーの場合と同じように、個別に一覧表示されます。

列名 データ型 説明
listener_id int リスナーの内部 ID。 NULL 値は許可されません。

主キー
ip_address nvarchar(48) オンラインであり、現在リッスンしているリスナーの IP アドレス。 IPv4 と IPv6 のどちらかを使用できます。 リスナーが両方の種類のアドレスを持っている場合は、個別に一覧表示されます。 IPv4 ワイルドカードは、"0.0.0.0" として表示されます。 IPv6 ワイルドカードは、"::" と表示されます。

NULL 値は許可されません。
is_ipv4 bit IP アドレスの種類

1 = IPv4

0 = IPv6
port int リスナーがリッスンしているポート番号。 NULL 値は許可されません。
type tinyint リスナーの種類。次のいずれかになります。

0 = Transact-SQL

1 = Service Broker

2 = データベース ミラーリング

NULL 値は許可されません。
type_desc nvarchar(20) の説明。次のいずれかです。

TSQL

SERVICE_BROKER

DATABASE_MIRRORING

NULL 値は許可されません。
状態 tinyint 可用性グループのリスナーの状態。次のいずれかになります。

1 = オンライン。 リスナーが要求のリスニングおよび処理中です。

2 = 再起動の保留中。 リスナーはオフラインであり、再起動が保留されています。

可用性グループ リスナーがサーバー インスタンスと同じポートをリッスンしている場合、これら 2 つのリスナーは常に同じ状態になります。

NULL 値は許可されません。

注: この列の値は、TSD_listener オブジェクトから取得されます。 TDS_listener がオフラインの場合は状態をクエリできないため、この列ではオフライン状態はサポートされていません。
state_desc nvarchar(16) 状態の説明。次のいずれかです。

ONLINE

PENDING_RESTART

NULL 値は許可されません。
start_time datetime リスナーがいつ開始されたかを示すタイムスタンプ。 NULL 値は許可されません。

アクセス許可

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

SQL Server 2022 以降のアクセス許可

サーバーに対する VIEW SERVER SECURITY STATE 権限が必要です。

関連項目

SQL Server システム カタログに対するクエリに関してよく寄せられる質問
Always On 可用性グループ カタログ ビュー (Transact-SQL)
AlwaysOn 可用性グループの動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)