sp_syscollector_set_cache_directory (Transact-SQL)

適用対象:SQL Server

収集されたデータが管理データ ウェアハウスにアップロードされる前に格納されるディレクトリを指定します。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_syscollector_set_cache_directory [ [ @cache_directory = ] N'cache_directory' ]
[ ; ]

収集した情報が一時的に格納されるファイル システム内のディレクトリを指定します。 @cache_directoryは nvarchar(255) で、既定値は空の文字列です。 値が指定されていない場合は、既定の一時 SQL Server ディレクトリが使用されます。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)。

解説

キャッシュ ディレクトリの構成を変更する前に、データ コレクターを無効にする必要があります。 データ コレクターが有効になっている場合、このストアド プロシージャは失敗します。 詳細については、「データ収集の有効化または無効化」および「データ収集管理」を参照してください。

指定したディレクトリは、実行時に存在 sp_syscollector_set_cache_directory する必要はありません。ただし、ディレクトリが作成されるまで、データを正常にキャッシュおよびアップロードすることはできません。 このストアド プロシージャを実行する前に、ディレクトリを作成することをお勧めします。

アクセス許可

このプロシージャを実行するには、(EXECUTE 権限を持つ) dc_admin固定データベース ロールのメンバーシップが必要です。

次の例では、データ コレクターを無効にし、データ コレクターのキャッシュ ディレクトリを D:\tempdata設定して、データ コレクターを有効にします。

USE msdb;
GO
EXECUTE dbo.sp_syscollector_disable_collector;
GO
EXEC dbo.sp_syscollector_set_cache_directory
    @cache_directory = N'D:\tempdata';
GO
EXECUTE dbo.sp_syscollector_enable_collector;
GO