レッスン 4: 子レポートのデータ接続とデータ テーブルを定義する

親レポートを設計した後は、子レポートのデータ接続とデータ テーブルを作成します。

この記事には AdventureWorks2022 サンプル データベースが必要です。このサンプル データベースは、Microsoft SQL Server サンプルとコミュニティ プロジェクトのホーム ページからダウンロードできます。

DataSet を追加してデータ接続と DataTable を定義する (子レポート用)

  1. [Web サイト] メニューの [新しい項目の追加] を選択します。

  2. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、 [DataSet] をクリックし、 [追加] を選択します。 メッセージが表示されたら、 [はい] を選択して App_Codeフォルダーに項目を追加します。

    このアクションにより、 DataSet2.xsd という新しい XSD ファイルがプロジェクトに追加され、データセット デザイナーが開きます。

  3. [ツールボックス] ウィンドウから TableAdapter コントロールをデザイン画面にドラッグします。 このアクションにより、 TableAdapter の構成ウィザードが起動します。

  4. [データ接続の選択] ページで、レッスン 2 で作成した接続を選択することができます。 接続済みの接続を選択した場合は、 [次へ] を選択し、手順 8 に進みます。 接続済みの接続を選択しなかった場合は、 [新しい接続] を選択します。

  5. [接続の追加] ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。

    1. [サーバー名] ボックスに、AdventureWorks2022 データベースが存在するサーバーを入力します。

      既定の SQL Server Express インスタンスは (local)\sqlexpressです。

    2. [サーバーへのログオン] セクションで、データへのアクセスを提供するオプションを選択します。 既定は [Windows 認証を使用する] です。

    3. [データベース名の選択または入力] ドロップダウン リストで、 [AdventureWorks2022] を選択します。

    4. [OK] を選択し、 [次へ] を選択します。

  6. 手順 5. (b) で [ SQL Server 認証を使用する ] を選択した場合は、機密データを文字列に含めるか、またはその情報をアプリケーション コードで設定するかどうかを指定するオプションを選択します。

  7. [接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存する] ページで、接続文字列の名前を入力するか、既定値の AdventureWorks2022ConnectionString をそのまま使用します。 [次へ] を選択します。

  8. [コマンドの種類を選択します] ページで、 [SQL ステートメントを使用する] を選択し、 [次へ] を選択します。

  9. [SQL ステートメントの入力] ページで、AdventureWorks2022 データベースからデータを取得するための次の Transact-SQL クエリを入力し、[次へ] を選択します。

    SELECT PurchaseOrderID, PurchaseOrderDetailID, OrderQty, ProductID, ReceivedQty, RejectedQty, StockedQty FROM Purchasing.PurchaseOrderDetail  
    

    また、 [クエリ ビルダー] を選択してクエリを作成し、 [クエリの実行] ボタンを選択してクエリを確認することもできます。

  10. [生成するメソッドの選択] ページで、 [更新を直接データベースに送信するためのメソッドを作成する (GenerateDBDirectMethods)] チェック ボックスをオフにし、 [完了] を選択します。

    警告

    [更新を直接データベースに送信するためのメソッドを作成する (GenerateDBDirectMethods)] は、必ずオフにしてください。

    これで、レポート用のデータ ソースとして ADO.NET DataTable を構成できました。 Visual Studio の [データセット デザイナー] ページに、追加した DataTable にクエリで指定した列が表示されます。 DataSet2 には、クエリに基づいて PurhcaseOrderDetail テーブルのデータが含まれています。

  11. ファイルを保存します。

  12. データをプレビューするには、 [データ] メニューの [データのプレビュー] を選択し、 [プレビュー] を選択します。

次のステップ

これで、子レポートのデータ接続とデータ テーブルを作成できました。 次は、レポート ウィザードを使用して子レポートを設計します。 「レッスン 5:レポート ウィザードを使用して子レポートを設計する」を参照してください。