レポート サーバーの構成 (Reporting Services ネイティブ モード)

インストール中に選択したオプションによっては、レポート サーバーを使用する前に追加の構成が必要になる場合があります。 少なくともレポート サーバーの構成には以下の項目が必要です。

  • レポート サーバー サービス アカウント (インストール中に設定される)

  • レポート サーバーへのアクセスを提供する Web サービス URL

  • アプリケーション データ、レポート、およびその他のアイテムを格納するレポート サーバー データベース

ネイティブ モードの既定の構成または SharePoint 統合モードの既定の構成のいずれかのインストール オプションを選択した場合は、セットアップによって最小の設定が構成されます。 レポート サーバーをファイルのみのモードでインストールした場合 (インストール ウィザードで [サーバーを構成せずにインストールする] オプションを選択した場合) は、サービス アカウントのみ構成されます。 Web サービス URL とレポート サーバー データベースは、セットアップの完了後に構成する必要があります。

レポート サーバーへのアクセスをユーザーに付与し、レポート サーバーのコンテンツを管理できるように Web ポータルを構成する必要があります。 SharePoint 統合モードでレポート サーバーを配置した場合、SharePoint サーバーの Web フロントエンドを使用してアクセス権を付与します。

レポート サーバーの電子メールや自動実行アカウントなどの追加の機能は、必要に応じて構成できます。 詳細については、「Reporting Services ネイティブ モードのレポート サーバーの管理」を参照してください。

レポート サーバーを構成するには、Reporting Services 構成ツールを使用します。

レポート サーバー インストールの最小構成を行う

  1. Reporting Services 構成ツールを起動して、レポート サーバー インスタンスに接続します。 手順については、「レポート サーバーの構成マネージャー (ネイティブ モード)」を参照してください。

  2. [Web サービス URL] を選択して、レポート サーバーの URL を構成するページを開きます。 URL を定義する方法の手順については、「URL の構成 (レポート サーバー構成マネージャー)」を参照してください。

  3. [データベース] を選択して、レポート サーバー データベースを作成します。 手順については、「ネイティブ モードのレポート サーバー データベースの作成 (レポート サーバー構成マネージャー)」を参照してください。

  4. [Web サービス URL] ページに戻り、URL を選択して機能するかどうかを検証します。

  5. 次のセクションの指示に従って配置を完了します。

配置の完了

配置を完了するには、Web ポータルまたは SharePoint 統合を構成する必要があります。 詳細については、「Web ポータルの構成」をご覧ください。

Windows ファイアウォールが有効になっている場合、レポート サーバーで使用するように構成されているポートは閉じられる可能性が高くなります。 ポートが閉じられている場合は、たとえばリモート クライアント コンピューターから Web ポータルを開こうとすると、空のページが返されます。 ファイアウォールの構成の詳細については、「レポート サーバー アクセスに対するファイアウォールの構成」を参照してください。

Windows Vista または Windows Server 2008 を使用している場合は、Web ポータルをローカルで開く前に追加の手順が必要になります。 詳細については、「ローカル管理用のネイティブ モードのレポート サーバー (SSRS) の構成」を参照してください。

フォルダーを作成し、アイテムをアップロードし、レポートを実行してインストール状況を確認します。 インストール状況を確認するには、「Reporting Services のインストール状態の検証」の手順に従います。

Reporting Services ネイティブ モードのレポート サーバーの管理
レポート サーバー アクセスに対するファイアウォールの構成
ローカル管理用のネイティブ モードのレポート サーバー (SSRS) の構成
リモート管理用のレポート サーバーの構成
レポート サーバー構成マネージャー (ネイティブ モード)