Reporting Services のログ ファイルとソース

レポート サーバーおよびレポート サーバー環境では、サーバーの操作および状態に関する情報を記録するために、さまざまなログの保存先が使用されます。 ログ記録には、実行のログ記録とトレースのログ記録という 2 つの基本的なカテゴリがあります。 実行のログ記録には、レポート実行統計、監査、パフォーマンスの診断、および最適化に関する情報が含まれます。 トレースのログ記録は、エラー メッセージおよび一般的な診断に関する情報です。

適用対象: Reporting Services SharePoint モード | Reporting Services ネイティブ モード

次の表に、ログの場所やログの内容を表示する方法を含む、各ログに関する追加情報へのリンクを示します。

ログ 説明
レポート サーバー ExecutionLog と ExecutionLog3 ビュー 実行ログは、レポート サーバー データベースに格納されている SQL Server のビューです。

レポート サーバーの実行ログには、特定のレポートに関するデータが含まれています。 そのデータには、レポートが実行された日時、実行したユーザー、レポートの配信先、使用された表示形式などが含まれています。
SharePoint トレース ログ SharePoint で実行されているレポート サーバーの SharePoint トレース ログには、Reporting Services の情報が含まれています。 SharePoint 統合ログ サービスに対して SSRS 固有の情報を構成することもできます。 詳細については、「SharePoint トレース ログの Reporting Services イベントをオンにする (ULS)」を参照してください
レポート サーバー サービスのトレース ログ サービスのトレース ログには、アプリケーションのデバッグまたは問題やイベントの調査を行う場合に役立つ詳細情報が含まれます。 トレース ログ ファイルは ReportServerService_\<timestamp>.log であり、以下のフォルダーにあります。

SQL Server Reporting Services 2016 以前の場合: C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSRS13.MSSQLSERVER\Reporting Services\LogFiles

SQL Server Reporting Services 2017 の場合: C:\Program Files\Microsoft SQL Server Reporting Services\SSRS\LogFiles
レポート サーバーの HTTP ログ HTTP ログ ファイルには、レポート サーバー Web サービスによって処理された HTTP 要求および HTTP 応答がすべて記録されます。
Windows アプリケーション ログ Microsoft Windows アプリケーション ログには、レポート サーバーのイベントに関する情報が含まれます。
Windows パフォーマンス ログ Windows パフォーマンス ログには、レポート サーバーのパフォーマンス データが含まれます。 パフォーマンス ログを作成してから、収集するデータを決定するカウンターを選択できます。 詳細については、「レポート サーバーのパフォーマンスの監視」を参照してください。
SQL Server セットアップ ログ ファイル ログ ファイルはセットアップ中にも作成されます。 セットアップに失敗または成功した際に警告メッセージや他のメッセージが表示された場合、ログ ファイルを検証して問題のトラブルシューティングを行うことができます。 詳細については、「SQL Server セットアップ ログ ファイルの表示と読み取り」を参照してください。
IIS ログ Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) によって作成されたログ ファイル。 詳細については、インターネット インフォメーション サービス (IIS) のログ記録を有効にする方法 (https://support.microsoft.com/kb/313437) に関する記事を参照してください。

Reporting Services のレポート サーバー (ネイティブ モード)
エラーとイベントのリファレンス (Reporting Services)